0041仏説ぶっせつ0287りょう寿じゅきょう かん

そう天竺てんじくの三蔵さんぞう康僧鎧こうそうがいのやく

二 Ⅱ ⅱ 摂衆生【衆生往生因】
        摂凡夫
          (一)住正定聚益【第11願成就】

【22】^ぶつ*なんげたまはく、 「それしゅじょうありて、 かのくにうま生ず るものは、 みなことごとくしょうじょうじゅじゅう。 ゆゑはいかん。 かの仏国ぶっこくのなか└  中  ┘にはもろもろの邪聚じゃじゅおよびじょうじゅなければなり。

0043ゲタマハク↢阿難↡、リテ↢衆生↡生↢彼↡者、皆悉↢於正定之聚↡。所以者何。彼仏国ニハケレバナリ↢諸邪聚及定聚↡。

二 Ⅱ ⅱ c イ (二)念仏往生益
            (Ⅰ)諸仏讃嘆【第17願成就】

^十方じっぽう恒沙ごうじゃ諸仏しょぶつ如来にょらい--、 みなともにりょう寿じゅぶつじんどく--不可ふか思議しぎなるを讃歎さんだんしたまふ。

十方恒沙諸仏如来、皆共讃↢歎シタマフ無量寿仏威神功徳不可思議ナルヲ↡。

二 Ⅱ ⅱ c イ (二)(Ⅱ)願成就【第18願成就】

^あらゆるしゅじょうそのみょうごうきて信心しんじんかんせんこし  ない*一念いちねんせん *しん--こうしたまへり。 かのくにうま生ぜ んとがんずれば、 すなはちおうじょう退たいてんじゅうせんす  。 ただぎゃくほうしょうぼうとをばのぞ」 と--

諸有衆生キテ↢其名号↡、信心歓喜シテルマデ一念。至廻向ズレバ↠生ムト↢彼↡、得↢往生↡、住↢不退転↡。唯除クト↢五逆誹謗正法トヲ↡。

二 Ⅱ ⅱ c イ (三)諸行往生益【三輩往生】〔第19願成就〕
            (Ⅰ)総標

【23】^ぶつなんげたまはく、 「十方じっぽうかい諸天しょてん人民にんみん、 それこころしむ いたしてかのくにうま生ぜ んとがんずることあらん。 おほよそ三輩さんぱいあり。

仏告ゲタマハク↢阿難↡、十方世界諸天・人民、其ルニ↢至シテ↠心ズルコト↟生ムト↢彼↢三輩↡。

二 Ⅱ ⅱ c イ (三)(Ⅱ)別説
              (ⅰ)上輩
                (a)正説

^それじょうはいといふは、 いえよく 捨家棄欲し  沙門しゃもんとなり、 だいしんおこして一向いっこうにもつぱらりょう寿じゅぶつねんじたてまつり----------、 もろもろのどくしゅしてかのくにうま生ぜ んとがんぜんず 

上輩トイフ者、↠家テテ↠欲而作↢沙門↡、シテ↢菩提心↡、一向ジタテマツリ↢無量寿仏↡、シテ↢諸功徳↡、↠生ムト↢彼↡。

^これらのしゅじょう寿いのち0042おわらんとき臨寿終時に のぞんでりょう寿じゅぶつ--、 も0288ろもろの大衆だいしゅとともに------そのひとまえあらわれたまふ^すなはちかのぶつしたがひてそのくにおうじょうす。 すなはち七宝しっぽう--はなのなか└  中  ┘よりねんしょうして退たいてんじゅうせんす  智慧ちえゆうみょうにして------神通じんずうざいならんり 

此等衆生ミテ↢寿終↡、無量寿仏↢諸大衆↡現タマフ↢其↡。ヒテ↢彼往↢生↡。便↢七宝中↡自然化生シテ↢不退転↡。智慧勇猛ニシテ神通自在

二 Ⅱ ⅱ c イ (三)(Ⅱ)(ⅰ)(b)結勧

^このゆゑになん、 それしゅじょうありて、 こんにおいてりょう寿じゅぶつたてまつらんとおもはば、 じょうだいしんおこどくしゅぎょうしてかのくにうま生ぜ んとがんずべし」 と--

阿難、其リテ↢衆生↡、欲↧於↢今世↡見タテマツルラムト↦無量寿仏↥、応シト↧発0044↢無上菩提之心↡修↢行シテ功徳↡、願↞生ムト↢彼↡。

二 Ⅱ ⅱ c イ (三)(Ⅱ)(ⅱ)中輩
                (a)上輩に簡ぶ

【24】^ぶつなんかたりたまはく、 「それちゅうはいといふは、 十方じっぽうかい諸天しょてん人民にんみん、 それこころしむ いたしてかのくにうま生ぜ んとがんずることありて、 ぎょうじて沙門しゃもんとなりておおきにどくしゅすることあたはずといへど.

リタマハク↢阿難↡、其中輩トイフ者、十方世界諸天・人民、其リテ↢至シテ↠心ズルコト↟生ムト↢彼↡、↠不↠能↧行ジテリテ↢沙門↡大スルコト↦功徳↥、

二 Ⅱ ⅱ c イ (三)(Ⅱ)(ⅱ)(b)正説

^まさにじょうだいしんおこして一向いっこうにもつぱらりょう寿じゅぶつねんじたてまず  つるべし。

シテ↢無上菩提之心↡、一向ジタテマツル↦無量寿仏↥。

^しょうぜんしゅして、 *斎戒さいかい奉持ぶじ塔像とうぞうりゅうし、 沙門しゃもん飯食ぼんじきせしめ、 *ぞうとう懸繒燃灯ともさんこう 散華焼香し  て、 これをもつてこうしてかのくにうま生ぜ んとがんぜんず 

多少修シテ↠善奉↢持斎戒↡、起↢立塔像↡、飯↢食セシメ沙門↡、↠繒トモ↠灯、散↠華キテ↠香↠此廻向シテゼム↠生ムト↢彼↡。

^そのひとおわりにのぞみて、 りょう寿じゅぶつ--そのしんげんしたます  こうみょう相好そうごう--つぶさに*真仏しんぶつのごとし。 もろもろの大衆だいしゅとともに------そのひとまえあらわれた現ず まふ すなはちぶつしたがひてそのくにおうじょうして退たいてんじゅうせんす  どく智慧ちえ--いでじょうはいのもののごとくならし  」 と--

ミテ↠終、無量寿仏化↢現シタマフ↡。光明相好クシテ↢真仏↢諸大衆↡現タマフ↢其↡。即ヒテ↢化仏↡往↢生シテ↡住↢不退転↡。功徳・智慧、次イデ↢上輩↡也。

二 Ⅱ ⅱ c イ (三)(Ⅱ)(ⅲ)下輩
                (a)中輩に簡ぶ

【25】^ぶつなんげたまはく、 「それはいといふは、 十方じっぽうかい諸天しょてん人民にんみん、 そ0043こころしむ いた0289してかのくにうま生ぜ んとほっすることありて、 たとひもろもろのどくをなす つくる ことあたはざれども、

ゲタマハク↢阿難↡、其下輩トイフ者、十方世界諸天・人民、其リテ↢至シテ↠心スルコト↟生ムト↢彼↡、仮使 タトヒ レドモ↠能↠作スコト↢諸功徳↡、

二 Ⅱ ⅱ c イ (三)(Ⅱ)(ⅲ)(b)正説

^まさにじょうだいしんおこして一向いっこうこころをもつぱらにして、 ないじゅうねんりょう寿じゅぶつねんじたてまつりて、 そのくにうま生ぜ んとがんずべし。

↧発シテ↢無上菩提之心↡、一向ニシテ↠意ルマデ十念ジタテマツリテ↢無量寿仏↡、願↞生ムト↢其↡。

^もし深法じんぼうきてかんしんぎょうわくしょうぜずして、 ない一念いちねん、 かのぶつねんじたてまつりて、 じょうしんをもつてそのくにうま生ぜ んとがんぜんず 

キテ↢深↡歓喜信楽、不シテ↠生↢疑惑↡、ルマデ一念ジタテマツリテ↢於彼↡、↢至誠心↡願ゼム↠生ムト↢其↡。

^このひとおわりにのぞんで、 ゆめのごとくにかのぶつたてまつりて、 またおうじょうどく智慧ちえ--いでちゅうはいのもののごとくならし  」 と--

ミテ↠終、夢ノゴトクニタテマツリテ↢彼↡、亦得↢往生↡。功徳・智慧、次イデ↢中輩↡也。

二 Ⅱ ⅱ c 摂聖人
          (一)摂他土
            (Ⅰ)長行
              (ⅰ)諸仏勧讃〔第17願成就〕

【26】^ぶつなんげたまはく、 「りょう寿じゅぶつじんきわまりな无極なり 十方じっぽうかい--りょうへん不可ふか思議しぎ諸仏しょぶつ如来にょらい、 かれを------*しょうたんしたませ  ざることは  なし。

仏告ゲタマハク↢阿難↡、無量寿仏威神無↠極。十方世界無量無辺不可思議諸仏如来、莫↠不↢称歎シタマハ

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅰ)(ⅱ)聖衆往詣

^かの東方とうぼう恒沙ごうじゃ仏国ぶっこくよりりょうしゅしょさつしゅ、 みなことごとくりょう寿じゅぶつみもと往詣おうげいして、 *ぎょう--ようしたてますることつり、 もろもろのさつしょうもん--大衆だいしゅおよぼさん。して、  *きょうぼうちょうじゅし、 *どうせんす。 南西なんざい北方ほっぽうゆいじょう ˆのさつしゅˇ、 またまたかくのごとし」 と--

東方恒沙仏国無量無数菩薩衆、皆悉0045↢詣シテ無量寿仏↡、恭敬供養シタテマツリ、及ボサム↢諸菩薩・声聞大衆↡。聴↢受経法↡、宣↢布道化↡。西北方・四維・上下亦復如シト↠是クノ

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)偈頌【往覲偈
              (ⅰ)

【27】^そのときに、 そん、 しかもじゅきてのたまはく、

世尊、而キテ↠頌

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)正偈頌
                (a)菩薩往覲

^東方とうぼう諸仏しょぶつ--くに、 そのかず恒沙ごうじゃのごとし。

東方諸仏数如↢恒沙

^かのさつしゅいて*りょうかくたてまつる。

 彼菩薩衆タテマツル↢無量覚

0044^南西なんざいほくゆいじょう ˆの仏国ぶっこくˇ、 またまたしかなり。

0290南西北・四維・上下亦復然ナリ

^かのさつしゅいてりょうかくたてまつる。

 彼菩薩衆タテマツル↢無量覚

^一切いっさいもろもろのさつ、 おのおのてんみょう

一切菩薩↢天妙華・

^宝香ほうこう*無価むげ--ころもつてりょうかくようしたてまつる。

 宝香・無価供↢養シタテマツル無量覚

^*咸然げんねんとしててんがくそうし、 和雅わげこえ*ちょうほつして、

咸然トシテ↢天暢↢発和雅

^*さいしょうそん*たんして、 りょうかくようしたてまつる、

 歌↢歎シテ最勝供↢養シタテマツル無量覚

^ª神通じんずうとを*だつして、 *じん法門ぼうもんにゅうし、

究↢達神通トヲ遊↢入深法門

^どくぞうそくして、 みょう*等倫とうりんなし。

 具↢足シテ功徳蔵妙智無↢等倫↡

^*にちけんらして、 しょうくもしょうじょしたます  º と--

慧日シテ↢世間消↢除生死

^ぎょうしてめぐること*三帀さんぞうして、 じょうそん稽首けいしゅしたてまつる。

 恭敬シテルコト三帀シテ稽↢首シタテマツル無上尊

^かのごんじょう--の、 みょうにして------しがた 難思議なる  て、

↣彼厳浄微妙ニシテキヲ↢思議

^よりてちなんで *じょうしんおこしてす。 ねがはくはわがくにもまたしからんとがん----

 因リテシテ↢無上心↢我亦然ラムト

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(b)弥陀授記説法を頌す相
                  (イ)現相

^ときおうじてりょうそんみかおうごかしごんしょうおこしたます。ひ、

ジテ↠時無量尊ミカオシタマヒ↢欣笑

^くちよりしゅひかりいだして、 あまねく十方じっぽうこくしたます 

 口ヨリシテ↢無数シタマフ↢十方国

^ひかりめぐ 廻光  してしんにょうすること、 三帀さんぞうして*いただきよりる。

ラシテ囲↢繞スルコト三帀シテ↠頂入

0045^一切いっさい0291--てん人衆にんしゅやくしてみなかんす。

 一切天人衆踊躍シテ皆歓喜

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(b)(ロ)上首請問

^*だいかんおんぶくととの稽首けいしゅしてうて、

大士観世音↠服稽首シテ

^ぶつにまうさく、 ªなんのえんありてかみたまふや--。 やや、 しかなり。 ねがはくはこころきたまへº と。

 白サク↠仏アリテカミタマフ唯然ナリクハキタマヘト↠意

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(b)(ハ)授記説法

^ˆぶつのˇ*ぼんしょうはなほ------いかずちふる 雷震の ふがごとく、 八音はっとん--たえなる妙響ひびぶ、

梵声↢雷フガ八音↢妙ナル

^ªまさにさつさずくべし。 いまかん。 なんぢあきらかにけ。

 当↠授↢菩薩今説カムナンヂ

^十方じっぽうよりきた来のれる*しょう、 われことごとくかのがんれりる 

十方ヨリレル正士吾悉↢彼

^ごんじょう--志求しぐ*じゅけつ決をうけ てまさにぶつとな 作仏す べし。

 志↢求厳浄受決シテ↠作↠仏

^一切いっさいほうは、 なほ*ゆめまぼろし ぐゑん ひびかう--のごとしとかくりょうすれども、

0046覚↣了一切猶如シト↢夢・幻・響

^もろもろのたえなる 妙願 ねがい満足まんぞくして、 かならずかくのごときの*くにせちじょうぜんず 

 満↢足シテナルゼム↢如↠是クノ

^ほうでんようのごとしとれども、 さつどうきょうし、

↣法シト↢電・影究↢竟菩薩

^もろもろのどくもとほんして、 受決じゅけつ決をうけ てまさにぶつとな 作仏す べし。

 具シテ↢諸功徳受決シテ↠作↠仏

^*諸法しょほうしょうは、 一切いっさいくう無我むがなり通達つうだつすれども、

通↢達諸法一切空・無我ナリト

^もつぱらきよ--ぶつもとめて、 かならずかくのごときのくにせちじょうぜんず  º と--

 専メテ↢浄仏土ゼムト↢如↠是クノ

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(c)諸仏勧讃
                  (イ)讃徳発遣

^諸仏しょぶつさつげて、 *あんにょうぶつせしむ、

諸仏ゲテ↢菩薩↠覲↢安養仏

0046^ªほう0292きてねがひて*じゅぎょうして、 *清浄しょうじょう--ところよ。

 聞キテ↠法ヒテ受行シテ↢清浄

^かの*ごんじょう--くにいたらばりて 、 すなはちすみやかに神通じんずう

ラバ↢彼厳浄便得↢神通

^かならずりょうそんにおいて、 けて等覚とうがくらんる 

↢無量尊ケテ↠記↢等覚

・破地獄文〔願17成就〕

^そのぶつ本願ほんがんりきみなきておうじょうせんとおもへば、

本願力キテ↠名スレ↢往生セムト

^みなことごとくかのくにいたりて、 おのづから退たいてんいたる。

皆悉リテ↢彼↢不退転

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(c)(ロ)命を受け往詣す〔第9願成就〕

^さつ*がんおこしてす。 ねがはくはおのれがくにことなること--------なから└ け ┘んとねが----

菩薩興シテ至願↢己カラムト↟異ナルコト

^あまねく一切いっさいせんとことをねんじ、ず。 あらわれて十方じっぽうたっせん。

 普↠度セムト↢一切名顕レテセム↢十方

^おく如来にょらい奉事ぶじするに、 飛化ひけしてもろもろのくにせちへんし、

奉↢事スルニ如来飛化シテ↢諸

^ぎょう--かんしてかえりてあんにょうこくいたる。

 恭敬歓喜シテリテラム↢安養国

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(d)釈迦勧讃
                  (イ)難信の所以を明す
                    [一]能信の本縁を示す

^もしひと善本ぜんぽんなけれきは 、 このきょうくことをず。

人無ケレバ↢善本↡不↠得↠聞クコトヲ↢此

^清浄しょうじょうかいたもてるもの、 いまししょうぼうくことを

 清浄タモテル↠戒獲↠聞クコトヲ↢正法

^曽更むかし*そんたてまつりしる  ものは--、 すなはちよく*このしんず。

曽更 ムカシ タテマツレバ↢世尊↢此

^*けんきょう--ヘリヰウヤマフして*きてぎょうし、 やくしておおきにかんす。

 謙敬シテキテ奉行踊躍シテ歓喜

^きょうまん*へいだいとは、 もつて*このほうしんずることかたし。

憍慢懈怠トハ↣以ズルコト↢此

^*宿しゅく諸仏しょぶつたてまつりしる  ものは--このんでねがひて かくのごときのきょうかんく 

宿世タテマツレバ↢諸仏↡ コノ↢如↠是クノ

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(d)(イ)[二]所信の深広を讃ず

0047^しょうもん0293あるいはさつ、 よく*しょうしんきわむることなし。

声聞或イハ菩薩↣能ムルコト↢聖心

^*たとへばうまれてよりめしひたるものの、 いてひと*開導かいどうせんとおも欲せ んがごとし。

 譬ヘバ↤従↠生レテタルモノノスル↣行開↢導セムト

^如来にょらい智慧ちえかいは、 深広じんこうにして涯底がいたいなし。

如来智慧海深広ニシテ涯底↡

^*じょうはかるところにあらず。 ただぶつのみひとあきらかにさと明了なり たまへり

 二乗↠所↠測唯仏ノミカニサトリタマヘリ

^たとひ一切いっさい--ひとそくしてみなどう

仮使 タトヒ 一切具足シテ皆得↠道

^じょう*本空ほんくう億劫おくこうぶっおも

 浄慧ヲモテ↢本空億劫↢仏智

^ちからきわ*こうせつきわ極講説し て、 寿いのちつくすとも、 なほらじ。

0047↠力メテ講説ストモ↠寿猶不↠知

^ぶっ辺際へんざいなくして、 かくのごとく清浄しょうじょういたる。

 仏慧シテ↢辺際↡↠是クノ↢清浄

二 Ⅱ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(d)(ロ)徳を挙げ結勧す

^寿じゅみょうはなはだがたく*ぶっまたもうあひがたし。

寿命甚↠得仏世亦難↠値

^ひと*しんあることかたし。 もし ˆほうをˇ かばしょうじんして└ に ┘もとめよ。

人有ルコト↢信慧↡難カバ精進シテメヨ

^ほうきてよくわすれず、 *うやまおおきによろこばばぶは 

キテ↠法不↠忘ババ

^すなはちわがしんなり。 このゆゑにまさに*こころおこすべし。

 則親友ナリ↠発↠意

^たとひかいてらんをも、 かならずぎてもとめてかならず ほうかばけ。

↢世界↡火アルギテモトメテ↠法

^かならずまさに仏道ぶつどうじょうじて、 ひろ*しょうながれる すく度す べしº」 と--

 会シト↧成ジテ↢仏道↦生死

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)摂自国【衆生往生果】
            (Ⅰ)広く諸徳を嘆ず
              (ⅰ)総じて内外の徳を嘆ず
                (a)其の位を明す〔第22願成就〕

004828】^0294ぶつなんげたまはく、 「かのくにさつ--、 みなまさにいっしょうしょきょうすべし。 その本願ほんがんしゅじょうのためのゆゑに、 ぜいどくをもつてみづからしょうごんして、 あまねく一切いっさいしゅじょう*だつせんとおもふをばのぞく。

仏告ゲタマハク↢阿難↡、彼菩薩、皆当↣究↢竟一生補処↡。除↫其本願アリテ、為↢衆生↡故、以↢弘誓功徳↡而自荘厳シテ、普スル↪度↩脱セムト一切衆生↨。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅰ)(b)其の身光を明す
                  (イ)通明

^なん、 かの仏国ぶっこくのなか└  中  ┘のもろもろのしょうもんしゅ身光しんこう--*一尋いちじんなり。 さつこうみょうひゃくじゅんらす。

阿難、彼仏国声聞衆身光一尋ナリ。菩薩光明↢百由旬↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅰ)(b)(ロ)別して上首を明す
                    [一]略標

^ふたり二  さつありて最尊さいそん第一だいいちなり。 じんこうみょう--あまねく三千大千さんぜんだいせんかいらす」 と--

リテ↢二菩薩↡最尊第一ナリ。威神光明スト↢三千大千世界↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅰ)(b)(ロ)[二]問答して本因を示す

^なんぶつにまうさく、 「かのふたり二  さつ、 そのいかん」 と--

阿難白サク↠仏、彼菩薩、其云何

^ぶつのたまはく、 「ひとり└  一  ┘をばかんおんづけ、 ふたり└  二  ┘をばだいせいづく。 このふたり二  さつ--このこくにおいし  さつぎょうしゅして、 いのちおわ 命終  *てんしてかの仏国ぶっこくうまれたま生ず へり

仏言、一↢観世音↡、二↢大勢至↡。菩薩国土↡修シテ↢菩薩↡、命終転化シテタマヘリ↢彼仏国↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅰ)(c)其の具相を明す〔第21願成就〕

^なん、 それしゅじょうありて、 かのくにうま生ず るものは、 みなことごとくさんじゅうそうそくす。

阿難、其リテ↢衆生↡生↢彼↡者、皆悉具↢足三十二相↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅰ)(d)其の功徳を明す〔第41願成就〕

^智慧ちえじょうまんしてふか----諸法しょほう 深入し *ようみょうちょうし、 神通じんずう無礙むげにして*諸根しょこんみょうなり。

智慧成満シテ↢諸法↡、究↢暢要妙↡、神通無礙ニシテ諸根明利ナリ

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅰ)(e)得忍の不同を判ず

^その鈍根どんこんのものは*にんじょうじゅし、 そのこんのものは不可ふかしょう法忍ぼうにん

鈍根成↢就二忍↡、其利根得↢不可計無生法忍↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅰ)(f)不更悪趣を明す〔第2・5願成就〕

^またかのさつないじょうぶつまで悪趣あくしゅかえらず。 神通じんずうざいにしてつねに宿命しゅくみょうさとる。 ほうじょくあくしょうじて、 げんして*かれにどうずること、 *わがくにのごとくなるをばのぞく」 と--

又彼菩薩、乃ルマデ成仏不↠カヘ↢悪趣↡。神通自在ニシテサト↢宿命↡。除クト↧生↢他方五濁悪世↡、示現シテズルコト↠彼クナルヲ↦我↥也。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)別して供仏聞法の徳を嘆ず
                (a)供養他方相
                  (イ)往詣速疾を嘆ず〔第23願成就〕

 ^ぶつなんげたまはく、 「かのくにさつ--ぶつじん ˆりきˇけて、 いちじき0049のあひだに十方じっぽうりょうかい往詣おうげいして、 諸仏しょぶつそんぎょう--ようしたてまつらん。

ゲタマハク↢阿難↡、彼菩薩↢仏威神↡、一食之往↢詣シテ十方無量世界↡、恭↢敬0048↣養シタテマツ諸仏世尊↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(ロ)供具如意を嘆ず〔第24願成就〕
                    [一]正明

^こころしむ 所念しょねんしたが0295ひて、 こうがく繒蓋ぞうがい幢幡どうばんしゅりょうようねん--しょうしてねんおうじてすなはちいたらんる 

ヒテ↢心所念↡、華香・伎楽・繒蓋・幢旛、無数無量供養之具、自然化生シテ、応ジテ↠念

^ちんみょう殊特しゅどくにして、 しょにあらず。 すなはちもつてもろもろのぶつさつしょうもん--大衆だいしゅ*さんせんす 

珍妙殊特ニシテ、非↢世所有↡。スナハ奉↢散スルニ仏・菩薩・声聞大衆

^ˆさんぜしはなはˇ くうのなかにありて、 して*がいとなる。 光色こうしき*いくしゃくして--こうあまねく 普熏す くん。 そのはな--しゅうえんにしてひゃくなるものあり。 かくのごとく*うたたばいしてすなはち三千さんぜん大千だいせんかいおおへり。 その*ぜんしたがひて、 いでをもつてもつす。

リテ↢虚空↡化シテ↢華蓋↡。光色シテ、香気普。其周円、四百里ナルアリ。如↠是クノシテヘリ↢三千大千世界↡。随ヒテ↢其前後↡、以↠次デヲ化没

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(ロ)[二]聞法歓喜を明す

^そのもろもろのさつ*僉然せんねんとして欣悦ごんえつす。 くうのなかにおいし  てともにてんがくそうし、 みょうこえをもつて仏徳ぶっとくたんす。 きょうぼうちょうじゅしてかんすること--------りょうなり。

菩薩、僉然トシテ欣悦。於↢虚空↡共↢天↡、以↢微妙↡歌↢歎仏徳聴↢受シテ経法歓喜スルコト無量ナリ

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(ハ)還来速疾を嘆ず

^ぶつようしたてまつる----------こと----おわりていまだじきせざるの--さきに、 *忽然こつねんとして*きょうしてその*本国ほんごくかえる」 と--

供↢養シタテマツルコト↡已リテ↠食之前、忽然トシテ軽挙シテルト↢其本国↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(b)自土法楽相
                  (イ)弥陀説法相

【29】^ぶつなんかたりたまはく、 「りょう寿じゅぶつ、 もろもろのしょうもんさつ--大衆だいしゅのためにほう*はんせんしたまふとき、 すべてことごとく七宝しっぽう講堂こうどうしゅうして、 ひろ*どうきょうみょうほう*えんちょうしたます。ふに、 ˆくものˇ かんせざることなしこころさとり、 どう心解得道す。 ざること--------なし----

仏語リタマハク↢阿難↡、無量寿仏為↢諸声聞・菩薩大衆班↢宣シタマフ↡時、都集↢会シテ七宝講堂↡、広↢道教↡演↢暢シタマフニ妙法↡、莫↠不↢歓喜得↟道

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(b)(ロ)聖衆供養相

^ そく すなはちのときほうよりねんかぜおこりて└ たち ┘、 あまねく宝樹ほうじゅくにいて *いつつのおんじょう0050いだし、 りょうみょうあめふらす ふる  ┘かぜしたがひてしゅうへんしてねんようすること、 かくのごとくしてえず。

即時四方ヨリ自然風起リテクニ↢宝樹↡、出音声↡、ラス↢無量妙華↡。随ヒテ↠風周徧シテ自然供養スルコトクシテ↠是クノ不↠絶

^一切いっさい諸天しょてん、 みなてんじょうひゃくせんこう万種まんじゅがくつて、 そのぶつおよびもろもろのさつしょうもん--大衆だいしゅようしたてます  つる。 あまねくこうさんじ、 もろもろの音楽おんがくそうし、 す。 ぜん0296来往らいおうして、 かはるが さらに はるあひ*かいす。 このときあたりて ˆ大衆だいしゅのˇ *熙怡きいらくすること--------げていふべからず」 と--

一切諸天、皆↢天上百千華香・万種伎楽↡、供↢養シタテマツル仏及菩薩・声聞大衆↡。普↢華香↡、奏↢諸音楽↡、前後来往シテカハルガハ相開避。当リテ↢斯之時怡快楽スルコト↠可カラゲテ↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)一切智徳を説く
                  (イ)総標〔第25願成就〕

【30】^ぶつなんかたりたまはく、 「かの仏国ぶっこくうま生ず もろもろのさつとう--*講説こうせつすべきところにはつねにしょうぼうべ、 智慧ちえずいじゅんしてなくしつなし。

リタマハク↢阿難↡、生↢彼仏国↡諸菩薩等、所ニハ↠可↢講説↡、常↢正法↡、随↢順シテ智慧↡無↠違無↠失。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)正明
                    [一]先づ其の内徳を嘆ず
                      [Ⅰ]法に約して別して嘆ず
                        [ⅰ]其の心念を嘆ず
                          [a]不着万物〔第10願成就〕

^そのこくあらゆ 諸有の 万物まんもつにおいてしょしんなく、 ぜんじゃくしんなし。 くもかえるも、 すす  去来進止に  とどまるもじょうくるところなくし。こころしたが随意 ひてざいにして*ちゃくまくするところなしなくなく、 きょうなくじゅなし。

↢其国土所有万物↡無↢我所心↡、無↢染著心↡。クモカヘルモムモルモ、情↠所0049↠係クル、随ヒテ↠意自在ニシテ↠所↢適莫スル↡。無↠彼無↠我、無↠競無↠訟。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅰ][ⅰ][b]悲済衆生

^もろもろのしゅじょうにおいてだい慈悲じひ*にょうやくしんたり。 ^*にゅうなん調じょうぶくにして忿恨ふんごんしんなく、 し。  *がい清浄しょうじょうにして厭怠えんだいしんなし。 *とうしん*しょうしん*深心じんしん*じょうしん*愛法あいほうぎょうほうほうしんのみ----なり。 もろもろの煩悩ぼんのうめっして--悪趣あくしゅしんはなる。

↢諸衆生↡得タリ↢大慈悲饒益之心↡。柔軟調伏ニシテ↢忿恨心↡、離蓋清浄ニシテ↢厭怠心↡。等心・勝心・深心・定心、愛法・楽法・喜法之心ノミナリ。滅シテ↢諸煩悩↡離↢悪趣↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅰ][ⅱ]其の具徳を嘆ず
                          [a]総標〔第36願成就?〕

^一切いっさいさつしょぎょうきょうして、 りょうどくそくじょうじゅせりす 

究↢竟シテ一切菩薩所行↡、具↢足成↣就無量功徳↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅰ][ⅱ][b]別嘆
                            [イ]定慧兼備〔第6~9願成就〕

^ふか--ぜんじょうもろもろの*つうみょうて、

↢深禅定通明慧↡、

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅰ][ⅱ][b][ロ]具足道品

^こころざし*七覚しちかくあそばしめ、 こころしむ 仏法ぶっぽうしゅす。

バシメ↢志七覚↡、修↢心仏法↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅰ][ⅱ][b][ハ]具足五眼〔第6願成就〕

^*肉眼にくげんしょうてつにしてふんりょうならせ  ざることなし。 天眼てんげん通達つうだつして0051りょうげんなり。 法眼ほうげん観察かんざつして諸道しょどうきょうす。 し、 げんしんてよくがんす。 仏眼ぶつげんそくしてほっしょうかくりょうす。

肉眼清徹ニシテ↠不↢分了ナラ↡。天眼通達シテ無量無限ナリ。法眼観察シテ究↢竟諸道↡。慧眼↠真↢彼岸↡。仏眼具足シテ覚↢了法性↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅰ][ⅱ][b][ニ]智弁無礙〔第29・30願成就〕

^*無礙むげ--をもつてひとのために ˆほうをˇ 演説えんぜつす。 ^ひとしく三界さんがいくうしょなるをかんじて仏法ぶっぽう志求しぐし、 もろもろの弁才べんざいしてしゅじょう煩悩ぼんのううれへを除滅じょめつす。 *にょよりらいしょうしてほう如々にょにょさとり、 よく*じゅうめつおんじょう--方便ほうべん0297りて*世語せごねがはずねがしょうろんにあり。

↢無礙↡為↠人演説。等シクジテ↢三界空・無所有ナルヲ↡志↢求仏法↡、具シテ↢諸弁才↡除↢滅衆生煩悩之患↡。従↠如来生シテ↢法如如ナル↡、善リテ習滅音声方便↡不↠欣↢世語↡、楽↢正論↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅰ][ⅱ][b][ホ]真俗双融〔第44願成就?〕

^もろもろの善本ぜんぽんしゅして、 こころざし仏道ぶつどうあがむ。 一切いっさいほうはみなことごとくじゃくめつなりとりて、 *しょうじん煩悩ぼんのう*二余によともにつくせりす  ^甚深じんじんほうきてこころしむ 疑懼ぎくせず、 つねによくその大悲をしゅぎょうるものなり

シテ↢諸善本↡、志崇↢仏道↡。知リテ↢一切皆悉寂滅ナリト↡、生身煩悩トノ二余倶。聞キテ↢甚深↡心不↢疑懼↡、常修行

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅰ][ⅱ][b][ヘ]悲智双運

^その----だい------深遠じんのんみょうにして*さいせずといふことなし。 いちじょうきょうして ˆしゅじょうをˇ がんいたらしり、む。 もう決断けつだんして、 しんによりてづ。 *ぶつきょうぼうにおいてかいして----ほかなし無外なり 

大悲者深遠微妙ニシテ↠不ルハ↢覆載↡。究↢竟シテ一乗↡至ラシム↢于彼岸↡。決↢断シテ疑網↡、慧由リテ↠心。於↢仏教法↡該羅シテ↠外。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[一][Ⅱ]譬に約して総嘆す

^ˆじょうさつのˇ 智慧ちえ大海だいかいのごとくし。^三昧さんまい*山王せんのうのごとし。 ^こう明浄みょうじょうにして日月にちがつちょうせり。

智慧↢大海↡、三昧↢山王↡。慧光明浄ニシテ超↢日月

^*清白しょうびゃくほうそく円満えんまんするこ せり。と、 ^なほ雪山せっせんのごとし、 もろもろのどくらすこと等一とういつにしてきよきがゆゑに。

清白之法具足円満セリ猶如↢雪山↡、照スコト↢諸功徳↡等一ニシテキガ

^なほだいのごとし、 じょう好悪こうあく*しんなきがゆゑに。

猶如↢大地↡、浄穢・好悪無キガ↢異心↡故

^なほじょうすいのごとし、 *塵労じんろうもろもろの*ぜん洗除せんじょするがゆゑに。

猶如↢浄水↡、洗↢除スルガ塵労諸垢染↡故

^なほ*おうのごとし、 一切いっさい--煩悩ぼんのうたきぎしょうめつするがゆゑに。

猶如↢火王↡、焼↢滅スルガ一切煩悩↡故

^なほ大風だいふうのごとし、 もろもろのかいぎょうずるにしょうなき0052がゆゑに。

猶如↢大風↡、行↢諸0050↡無キガ↢障礙↡故

^なほくうのごとし、 *一切いっさいにおいてしょじゃくなきがゆゑに。

猶如↢虚空↡、於↢一切↡無キガ↢所著↡故

^なほれんのごとし、 もろもろのけんにおいてぜんなきがゆゑに。

猶如↢蓮華↡、於↢諸世間↡無キガ汚染↡故

^なほ*だいじょうのごとし、 群萌ぐんもう運載うんさいしてしょういだすがゆゑに。

猶如↢大乗↡、運↢載シテ群萌↡出スガ↢生死↡故

^なほじゅううんのごとし、 大法だいほういかずちらい ふるひてかくかくせしむるがゆゑに。

猶如↢重雲↡、ヒテ↢大法↡覚セシムルガ↢未覚↡故

^なほだいのごとし、 かんほうあめふふり しゅじょううるおすがゆゑに。

猶如↢大雨↡、雨ラシテ↢甘露↡潤スガ↢衆生↡故

^*金剛こんごうせんのごとし、 しゅ0298どううごかすことあたはざるがゆゑに。

↢金剛山↡、衆魔・外道ルガ↠能↠動スコト

^梵天ぼんてんのうのごとし、 もろもろの善法ぜんぼうにおいてさいじょうしゅなるがゆゑに。

↢梵天王↡、於↢諸善法↡最上首ナルガ

^*尼拘にくるいじゅのごとし、 あまねく一切いっさいおおふがゆゑに

↢尼類樹↡、普フガ↢一切↡故

^*どんのごとし、 希有けうにしてもうあひがたきがゆゑに。

↢優曇鉢華↡、希有ニシテキガ↠遇

^*こんちょうのごとし、 どうぶくするがゆゑに。

↢金翅鳥↡、威↢伏スルガ外道↡故

^もろもろのきんのごとし、 *ぞうしゃくするところなきがゆゑに。

↢衆遊禽↡、無キガ↠所↢蔵積スル↡故

^なほおうのごとし、 よくつものなきがゆゑに。

猶如↢牛王↡、無キガ↢能ルルモノ↡故

^なほ象王ぞうおうのごとし、 よく調じょうぶくするがゆゑに。

猶如↢象王↡、善調伏スルガ

^獅子ししおうのごとし、 おそるるところなきがゆゑに。

↢師子王↡、無キガ↠所↠畏ルル

^ひろきことくうのごとし、 だいひとしきがゆゑに。

キコト↢虚空↡、大慈等シキガ

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[二]正しく説法の徳を嘆ず

^ˆさつはˇ 嫉心しっしん摧滅さいめつす、 まさ すぐる るをそねまざるがゆゑに。 もつぱらほうねがもと 楽求し て、 しん*厭足えんそくなし。 つねに広説こうせつおもて、 こころざしけんなし。 ほうち、 法幢ほうどうて、 にちかがやかし、 *あんのぞく。 ろくきょうしゅしてつねにほうぎょうず。 ゆうしょうじんにしてしん退たいにゃくせず。

摧↢滅シテ嫉心↡、不ルガソネ↠勝ルル↢求メテ↡、心無↢厭足↡。常↢広カムト↡、志無↢疲倦↡。↢法鼓↡、建↢法幢↡、曜カシ↢慧日↡、除↢痴闇↢六和敬↡、常↢法施志勇精進ニシテ心不↢退弱↡。

^とうみょうとなりし  さいしょう*福田ふくでんなり。 つねにどう0053となりひとしくして憎愛ぞうあいなし。 ただしょうどうねがひて*ごんしゃくなし。 もろもろの*よく--とげいてもつてぐんじょうやすんず。 *功慧くえしゅしょうにしてそんきょうせられ----ざることなし。

↢世灯明↡、最勝福田ナリ。常導師↡、等シクシテ↢憎愛↡。唯楽ヒテ↢正道↡無↢余戚↡。抜↢諸↡以↢群生↡。功慧殊勝ニシテ↠不↢尊敬セラレ↡。

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[三]総じて威力を嘆ず(二十力

^さん--さわりしやうめっし、 もろもろの神通じんずうあそぶ。 *因力いんりき*縁力えんりき*りき*願力がんりき*方便ほうべんちからりき *じょうりき*善力ぜんりき*じょうりき*りき*もんちからりき *かい忍辱にんにくしょうじんぜんじょう智慧ちえちからりき *しょうねんしょうかんもろもろのつうみょう--ちからりき ほうのごとくもろもろのしゅ0299じょう如法調伏諸衆生力  調じょうぶくするちから、 かくのごときらのちからりき 一切いっさいそくせり。

↢三垢↡、遊↢諸神通↡。因力・縁力・意力・願力・方便之力・常力・善力・定力・慧力・多聞之力、施・戒・忍辱・精進・禅定・智慧之力、正念・正観・諸通明力、如↠法調↢伏スル衆生↡力、如↠是クノ力、一切具足セリ

二 Ⅱ ⅱ c ロ (二)(Ⅱ)結嘆〔第42願成就?〕

^身色しんじき相好そうごうどく弁才べんざい--そくしょうごんして、 ともにひとしきものなし。 りょう諸仏しょぶつぎょう--ようしたてまつりて、 つねに諸仏しょぶつのためにともにしょうたんせらる。 さつもろもろの波羅はらみつきょうし、 *くうそうがん三昧ざんまい--*しょうめつ ˆとうのˇ もろもろの三昧さんまいもんしゅして、 しょうもん縁覚えんがくおん

身色・相好・功徳・弁才具足荘厳シテ、無↢与シキ者↡。恭↢敬供↣養シタテマツリテ無量諸仏↡、常↢諸仏↡所↢共0051称歎↡。究↢竟菩薩波羅蜜↡、修シテ↢空・無相・無願三昧、不生不滅三昧↡、遠↢離声聞・縁覚之地↡。

二 Ⅱ 総結

^なん、 かのもろもろのさつ、 かくのごときのりょうどくじょうじゅせり。 われただなんぢがためにりゃくしてこれをまくのみ。 もしひろかば、 ひゃく千万せんまんごうにもじんすることあたはじ」 と--

阿難、彼菩薩成↢就↠是クノ無量功徳↡。我但為↠汝シテ↠之耳。若カバ者、百千万劫ニモ↠能↢窮尽スルコト↡。

世尊別して勧めて欣厭を生ぜしむるを明す【釈迦指勧】
    総じて浄穢相対し欣厭を勧む【浄穢欣厭】
      略して浄土を嘆じ欣求せしむ
        前を牒して後を起す

【31】^ぶつろくさつもろもろのてん--人等にんとうげたまはく、 「りょう寿じゅこくしょうもんさつどく智慧ちえ--しょうせつすべからず。 またそのこく--みょう安楽あんらくにして清浄しょうじょうなることかくのごとし。

仏告ゲタマハク↢弥勒菩薩天人等↡、無量寿国声聞・菩薩功徳・智慧不↠可カラ↢称説↡。又其国土、微妙安楽ニシテ清浄ナルコト↠此クノ

二 Ⅲ ⅰ a 正しく欣求を勧む
          (一)証果を勧む

^なんぞつとめてぜんをなして、 どうねんなるをねん0054じて、 *上下じょうげなく洞達どうだつして辺際へんざいなきことをあらわさざらん。

ラムツトメ↠善ジテ↢道之自然ナルヲ↡、↪於無↢上下↡洞達シテキコトヲ↩辺際↨。

二 Ⅲ ⅰ a ロ (二)往生を勧む
            (Ⅰ)正勧〔第11願成就〕

^よろしくおのおのつとめ勤  しょうじんして、 つとめてみづからこれをもとむべし。

シクシ ↢各精進努力 ツトメ ↟之

^かならず ˆまよひのかいをˇ ちょうぜつしてつることをあんにょうこくおうじょうして、 せよ。  *よこさまおう 悪趣あくしゅり、 悪趣あくしゅねんぢ、づ。 どうのぼるに窮極ぐうごくなからん└  し  ┘

超絶ツルコトヲ↡往↢生シテ養国↡、↢五悪↡、趣自然ルニ↠道↢窮極↡。

二 Ⅲ ⅰ a ロ (二)(Ⅱ)如来傷嘆

^ˆあんにょうこくはˇ *やすくしてひとなし。 *そのくにぎゃくせず、 ねんくところなり。

クシテ↠往而無↠人。其国不↢逆違↡、自然之所ナリ↠牽

二 Ⅲ ⅰ a ロ (三)結勧

^なんぞ世事せじててごんぎょうして*道徳どうとくもとめざらん。 ごくじょうしょうて、 寿いのちたの寿楽 しみきわまりあることなかるべし。

ラム↧棄テテ↢世事勤行シテ↦道徳↥。可↢極長↡、寿カル↞有ルコト↠極

二 Ⅲ ⅰ 広く穢苦を挙げ厭離せしむ
        総標

^しかるに0300--ひと薄俗はくぞくにしてともに*きゅうあらそふ。

ルニ人薄俗ニシテ↢不急之事↡。

二 Ⅲ ⅰ b 正明
          (一)貧富営務苦
            (Ⅰ)総挙

^この劇悪ぎゃくあくごっのなかにして、 ようつとめてもつてみづからきゅうさいす。 そん--なく--なく、 びん--なくなく、し。 少長しょうちょう男女なんにょともに銭財ぜんざいうれふ。 有無うむ同然どうねんにして、 憂思うしまさにひと適等なり *びょうようとして------しゅう*おもいかさね、 おもんぱか累念積慮す。りをみて、 ˆよくˇ しんのためにはし使つかはれて、 やすときあることなし。

↢此劇悪極苦之中↡、勤メテ↢身営務↡以給済。無↠尊↠卑、無↠貧↠富、少長・男女共↢銭財↡。有同然ニシテ、憂思スルコト屏営トシテ愁苦、累↠念↠慮リヲ、為↠心使ハレテ、無↠有ルコト↢安時↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (一)(Ⅱ)別明
              (ⅰ)富貴の苦を示す
                (a)有財苦

^あれば あるものは うれへ、 いえあれば あるものは いえうれふ。 牛馬ごめ六畜ろくちく奴婢ぬひ銭財ぜんざいじき*じゅうもつ、 またともにこれをうれふ。 かさそく 重思累息し みてねんしゅうす。

レバ↠田憂↠田、有レバ↠宅憂↠宅。牛馬六畜・奴婢・銭財・衣食・什物、復共↠之。重↠思ミテ↠息、憂念愁怖

二 Ⅲ ⅰ b ロ (一)(Ⅱ)(ⅰ)(b)失財苦

^よこさまじょうすい盗賊とうぞくおん債主さいしゅのためにかれ、 焚漂ながされ劫奪こうだつせられ└  し  ┘しょうさん--めつせば、らる。 どく*忪々しゅじゅとして をこた ときあることなし。 いきどおりをしんちゅうむすびて、 のうはなれず。 しんかたかた 心堅意固にして 、 まさに*じゅうしゃすることなし。

↢非常水火・盗賊・怨家・債主↡焚カレナガサレ劫奪セラレ消散磨滅セバ、憂毒忪忪トシテ↠有ルコトクル時↡。結ビテ↢憤心中↡、不↠離↢憂悩↡。心堅意固、適↢縦捨スルコト↡。

^あるい0055*摧砕さいさいによりてほろいのちおわ 身亡命終す。れば、 これをえんしてるに、 たれもしたがふものなし。

イハリテ↢摧0052↡身亡命終、棄↢捐シテ↡去ルニ、莫↢誰者↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (一)(Ⅱ)(ⅰ)(c)

^そんごう--またこのうれへあり。 *憂懼うく万端まんたんにして、 ごんすること--------かくのごとし。 もろもろの*寒熱かんねつむすびていたみとともにす。

尊貴・豪富亦有↢斯患↡。憂懼万端ニシテ勤苦スルコト↠此クノ。結ビテ↢衆寒熱↡与↠痛

二 Ⅲ ⅰ b ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)貧賎の苦を示す
                (a)無財苦

^びん--れつのもの にして 困乏こんぼうして----つねに常無なり たりなければ なきものは  、 またうれへてあらんことをおもふ。 いえなけ なきれば ものは  またうれへていえあらんことをおもふ。 牛馬ごめ六畜ろくちく奴婢ぬひ銭財ぜんざいじきじゅうもつなければ なきものは  またうれへてこれあらんことをおもふ。

貧窮・下劣ノモノハ、困乏シテ。無ケレバ↠田亦憂ヘテ↠有ラム↠田ケレバ↠宅亦憂ヘテ↠有ラム↠宅ケレバ↢牛馬六畜・奴婢・銭財・衣食・什物↡亦憂ヘテ↠有ラム↠之。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(b)求財苦

^たまたまひとつあればまたひと、 これあればこれを--く。 *斉等ざいとう0301あらんとおもふ。 たまたまつぶさ└ とも ┘にあらんとおも 欲すれ ば、 すなはちまた*さんす。 かくのごとく憂苦うくしてまさにまたしゃくすれども------ときることあたはず。 *そうするも------やくなく身心しんしんともにつか労し て、 坐起ざきやすからず、 ねんあひしたがひてごんすること--------かくのごとし。

レバ↠一復↠一、有レバ↠是↠是。思ルコト斉等ナラムト↢具ラムト↡、便復糜散。如↠是クノ憂苦シテ、当復求索スレドモ↢時ルコト↡。思想スルモ↠益、身心倶ツカレテ、坐起不↠安カラ、憂念相随ヒテ勤苦スルコト↠此クノ

二 Ⅲ ⅰ b ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)(c)

^またもろもろの寒熱かんねつむすびていたみとともにす。

亦結ビテ↢衆寒熱↡与↠痛

二 Ⅲ ⅰ b ロ (一)(Ⅲ)総じて無常に帰すを示す

^あるときはこれによつてへ、 いのちほろぼす。 あへてぜんをなし つくり どうぎょうじて--とくすすまず。 寿いのちおわり、 してまさにひととおるべし。 趣向しゅこうするところあれども、 *善悪ぜんあくどうみちよくるものなし。

↠之↠身ホロボ↠命。不↢肯↠善ジテ↠道↟徳。寿終身死シテ、当↢独↡。有レドモ↠所↢趣向スル↡、善悪之道莫↢能者↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (二)眷属別離苦
            (Ⅰ)正明
              (ⅰ)和睦の徳を挙ぐ

^けん人民にんみん父子ぶしきょうだいふう*しつ室家*ちゅう--親属しんぞく、 まさにあひきょうあいしてあひ憎嫉ぞうしつすることなかるべし。 *有無うむあひつうじてとんじゃくることなく、 *言色ごんしきつねにしてあひ*らいすることなか0056れ。

世間人民、父子・兄弟・夫婦、家室・中外親属、当↣相敬愛シテカル↢相憎嫉スルコト↡。有無相通ジテ、無↠得ルコト貪惜↡、言色常シテ↢相違戻スルコト↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (二)(Ⅰ)(ⅱ)不和の過を挙ぐ

^あるときこころしむ あらそひて恚怒いぬするところあり。 こんうらみのこころすこしきあひ憎嫉ぞうしつすれども、 後世ごせにはうたたはげしくしていたりておおきなるあだとなるにいた------。 ゆゑはいかんとなれば-------- けんたがひにあひ*患害げんがいす。 そくきゅうにあひすべからずといへども、 しかもどくふくいかりをたくわへていきどおりをしょうじんむすび、ぶ。 ねん*こくしてあひはなるることを。 みなまさに*たいしょうしてたがひにあひ報復ほうぶくすべし。

心諍ヒテ↠所↢恚怒スル↡。今世相憎嫉スレドモ、後世ニハシクシテ、至↠成ズル↢大キナル↡。所以者何トナレバ世間之事カハルガハ相患害↠不↣即時カラ↢急相破↡、然↠毒ヘテ↠怒↢憤精神↡、自然剋識シテ不↠得↢相離ルルコトヲ↡。皆当↢対生シテカハルガハ相報復↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (二)(Ⅰ)(ⅲ)生死変化の相を明す

^ひとけん愛欲あいよくのなかにありて、 ひとうま生じ ひとし、 ひとひときたる。 *ぎょうあたまさにゆいらく0302いた至趣おもむすべしみづからこれをくるに----かわるものあることなし。 善悪ぜんあくへんして----*殃福おうふくところこと異処にして 、 あらかじめきびしくちてまさにひとしゅにゅうすべし。 とおしょいたりぬれば*よくるものなし。

人在リテ↢世間愛欲之中↡、独、独キテ↢趣苦楽之地↡。身自リテ↠之、無↠有ルコト↢代者↡。善悪変化シテ、殃福異ニシ↠処宿予アラカジメシク↢独趣入↡。遠↢他所↡莫↢能者↡。

^善悪ぜんあくねんにしてぎょうゆくにしたがひ しょうずるところなり。 *窈々ようよう冥々みょうみょうとしてべつひさしくなが久長なり どうおなじから 不同に  してることなし。 はなはだかたく、 はなはだかた 甚難に ければ、 またあひふことをんやたり

善悪自然ニシテ↠行0053ナリ↠生ズル。窈窈冥冥トシテ別離久シク。道路不シテ↠同ジカラルコト↠期。甚ケレバ復得ムヤ↢相値フコトヲ↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (二)(Ⅱ)結勧

^なんぞしゅてざらん。 おのおの強健ごうごんときおよびて└ あへり ┘、 つとめてぜん勤修ごんしゅしょう勤精進して善を修しじん*度世どせねが 願ぜよ *ごくじょうしょうべし。 いかんぞどうもとめざらん。 いづくんぞすべからくつべきところある---- なん いづれ らくをかほっするや。

ラム↠棄↢衆事↡。各オヨビテ↢強健↡、努力 ツトメテ 勤↢↡精進シテ↢度世↡、可↠得↢極長↡。如何ラム↠求↠道。安クンゾラム↠須↠待。欲セム↢何ヲカ哉。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)五趣流転苦
            (Ⅰ)其の因を挙ぐ
              (ⅰ)不信の過を挙ぐ
                (a)総じて其の相を列ぬ

^かくのごときのにんぜんをな作善してぜんどうをな為道してどうることをしんぜず。 ひとしてさらに0057しょうじ、 恵施えせしてふくることをしんぜず。 善悪ぜんあくすべてこれをしんぜずして----、 これをしからずとおもうてつひにすることあることなし。

↠是クノ人、不↠信↢作シテ↠善得↠善シテ↠道ルコトヲ↟道。不↠信↢人死シテ恵施シテルコトヲ↟福。善悪之事都シテ↠信↠之、謂↢之↟然、終↠有ルコト↠是スルコト

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)(Ⅰ)(ⅰ)(b)其の所由を明す
                  (イ)総明

^ただ*これによるがゆゑに、 またみづからこれをる。 たがひにあひ*せんして*せんおなじく同然しかなり。 うたたあひ*じょうじゅするに----ちちのこせる--------*教令きょうりょうもつて のこす

ルガ↠此マタ↠之カハルガハ相瞻視シテ先後同ジクナリ。転相承受スルニノコセル教令ヲモテス

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)(Ⅰ)(ⅰ)(b)(ロ)別して先人の迷執を明す

^*先人せんにん祖父そぶもとよりぜんをなさず、 道徳どうとく さとら ず、 おろかにたましいくらく、 こころしむ ふさがりこころぢて、 しょうおもむき善悪ぜんあくどう、 みづからることあたはず、 かたるものあることなし。 きっきょうふくきおひておのおのこれをなすに--、 ひとりもあやしむものこと 0303し。

先人・祖父素ヨリ不↠為↠善、不↠識↢道徳↡、身愚タマシヒ、心塞意閉、死生之趣、善悪之道、自不↠能↠見ルコト、無↠有ルコト↢語者↡。吉凶・禍福、競ヒテスニ↠之、無↢一ムモノ↡也。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)(Ⅰ)(ⅰ)(b)(ハ)迷執を破す

^*しょうつねみち、 うたた*あひぎて--つ。 あるいはちちこくし、 あるいはちちこくす。 きょうだいふうたがひにあひこっきゅうす。 *てんどうじょうするこしてとはじょう根本こんぽんなり。 みなまさに 過去す べく、 つねにたもつべからず。 ˆどうをˇ きょう--開導かいどうすれども└ るに ┘、 これをしんずるものはすくなし。 ここをもつてしょうてん--休止くしすることあることなし。

生死道、転相嗣ギテ。或イハ父哭↠子、或イハ子哭↠父兄弟・夫婦カハルガハ相哭泣。顛倒上下スルコトハ無常根本ナリ。皆当↢過↡、不↠可カラ↢常↡。教語開導スレドモ、信ズル↠之。是生死流転、無↠有ルコト↢休止スルコト↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)(Ⅰ)(ⅱ)造業の相を明す
                (a)総じて傷嘆を挙ぐ

^かくのごときのひと*もうみょう抵突たいとつしてきょうぼうしんぜず、 こころしむ *とおおもんぱかりなくしし。て、 おのおのこころこころよくせんとおもへりふ  *愛欲あいよくわくせられて道徳どうとくさとらず、 しん迷没めいもつ*財色ざいしき貪狼とんろうす。 これによつてどうず、 まさに悪趣あくしゅかえり、るべし。しょうきわまりやむことなかるべ------し。 あわれなるかな、 はなはだいたむべし。

↠此クノ之人、矇冥抵突シテ不↠信↢経法↡、心クシテ↢遠↡各↠快クセムト↠意痴↢惑セラレテ於愛欲↡不↠達↢於道徳↡、迷↢没於瞋怒↡貪↢狼於財色↡。↠之不↠得↠道、当カヘ↢悪趣↡生死無カル↦窮ムコト↥。哀レナル哉、甚↠傷

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)(Ⅰ)(ⅱ)(b)別挙
                  (イ)愚痴の業

^あるとき*しっ--0058きょうだいふう、 ひとりはしひとりは生じ て、 たがひにあひ哀愍あいみん恩愛おんない思慕しぼしてねん ˆ身心しんしんをˇ 結縛けつばくす、 しん*つうじゃくしてたがひにあひれんす。 きわとしへて、 けやむことあることなし。

室家父子・兄弟・夫婦、一キテカハルガハ相哀愍恩愛思慕シテ憂念結縛、心意痛著シテタガヒ相顧恋。窮↠日ヘテ↠歳、無↠有ルコト↢解ムコト↡。

^道徳どうとくきょうすれども└ るに ┘しんかいみょうならず、 *恩好おんこうそうしてじょうよくはなれず。 *昏矇こんもう閉塞へいそくしてわくおおはれたり。 ふかおもひ、 つらつらはかこころみづ心自 からたんじょうにして*せんしょうどうぎょうじて世事せじ決断けつだんすることあたはず。 *便べんせんとしすなはち おわりにめぐりいたる。りて、 年寿ねんじゅおわきぬれば、 どうることあたはず、 いかんともすべきことなし。

教↢語スレドモ道徳↡心不↢開明↡、思↢想シテ恩好↡不↠離0054↢情欲↡。矇閉塞シテ愚惑タリ↠覆。不↠能↣深ツラ、心自端正ニシテ専精ジテ↠道決↢断スルコト世事↡。便旋トシテ↠竟年寿終レバ、不↠能↠得ルコト↠道、無↠可キコト奈何 イカン トモス↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)(Ⅰ)(ⅱ)(ロ)貪欲の業

^*総猥そうわいかいにょうにしてみな愛欲あいよくむさぼ 貪ず  どう0304まどへるものはおおく、 これをさとるものはすくなし。 けん*怱々そうそうとして*りょうらいすべきものこと なし。

総猥憒擾ニシテ皆貪↢愛欲↡。惑↠道オホ、悟↠之。世間怱怱トシテ、無↠可キモノ憀頼↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)(Ⅰ)(ⅱ)(ハ)瞋恚の業

^そんじょうひんせんごん*そうしておのおの*殺毒せつどくいだく。 *あくようみょうにしてためにみだ 妄のために りにおこす。 てんぎゃくし、 人心にんしんしたがはず。

尊卑・上下・貧富・貴賎、勤苦怱務シテ↢殺毒↡。悪気窈冥シテ↠事。違↢逆天地↡、不↠従↢人心↡。

二 Ⅲ ⅰ b ロ (三)(Ⅱ)感業の相を明す

^ねん*あく、 まづしたがひてこれくみをあたふ。 ほしいままにしょゆるしてそのつみきわ罪極まるつ。 その寿いのちいまだきざるに、 すなはちたちま頓に にこれをうばふ。 悪道あくどうくだ 下入し *るいごんす。 そのなかに展転てんでんしてしゅ千億せんおくこう--づるあることなし。 いたみいふべからず、 はなはだ哀愍あいみんすべし」 と--

自然非悪、先ヒテ↠之、恣シテ↢所為↡待↢其ルヲ↡。其寿ルニ↠尽、便チニ↠之↢入リテ悪道↡累世勤苦。展↢転シテ↡数千億劫↠有ルコト↢出ヅル期↡。痛不↠可カラ↠言。甚シト↢哀愍↡。

二 Ⅲ 別して時会の大衆を教誡す
      上を牒して勧む
        総勧

【32】^ぶつろくさつもろもろのてん--にんとうげたまはく、 「われいまなんぢに0059けんかたる。 ひとこれをもつてのゆゑにとどまりてどうず。 まさにつらつらおもはかりて衆悪しゅあくおんし、 そのぜんのものをえらびてつとめてこれをぎょうずべし。 愛欲あいよくえいつねにたもつべからず、 みなまさにべつすべし。 たのしむべきものなし。 ぶつ--ざいおよびて まふあへり 、 まさにつとめ勤  しょうじんすべし。

仏告ゲタマハク↢弥勒菩薩天人等↡、我今語レリ↢汝世間之事↡。人用テノ↠是トドマリテ不↠得↠道。当↧熟ツラリテ遠↢離衆悪↡、択ビテ↢其メテ而行↞之。愛欲・栄華不↠可カラ↢常皆当↢別離↡。無↢可↠楽者↡。オヨビテ↢仏在世↡、当精進↡。

二 Ⅲ ⅱ a 別して願生を勧む

^それしん安楽あんらくこくうま生ぜ んとがんずることあるものは、 智慧ちえあきらかに 明達し  さとどくしゅしょうなることをべし。 こころしむ 所欲しょよくしたがひて、 *きょうかい虧負きぶして、 ひと--しりえにあることをることなかれ。 もしうたがい--こころありてきょうさとらざる 解せず ものは、 つぶさにぶつひたて問すまつるべし。 まさにためにこれをくべし」 と--

↢至シテズルコト↟生ゼム↢安楽国↡者、可↠得↢智慧明カニ功徳殊勝ナルコトヲ↡。勿↠得ルコト↧随ヒテ↢心所欲↡、虧↢負シテ経戒↡、在ルコトヲ↦人↥也。リテ↢疑意↡不↠解↠経者、可↢具ヒタテマツル↟仏。当シト ↢為↟之

二 Ⅲ ⅱ 弥勒領解を述ぶ【弥勒領解】
        総領

 ^0305ろくさつ*じょうしてまうさく、 「ぶつじんそんじゅうにして、 きたまふところ所説快善なりこころよ

弥勒菩薩、長跪シテシテ、仏威神尊重ニシテ、所キタマフ

二 Ⅲ ⅱ b 別して人法に約して領す
          (一)所説の法を領す

^ぶつきょうきたてまつり----------て、 こころしむ つらぬてこれをおもふに、 にんまことにしかなり。 ぶつのたまふ所言ところのごとし。 いまぶつ*みんして大道だいどうけんしたまふに、 もくかいみょうにしてながだつえつ

キタテマツリテ↢仏↡、貫キテ↠心フニ↠之、世人実ナリ。如↢仏↟言。今仏慈愍シテ顕↢示シタマフニ大道↡、耳目開明ニシテ得↢度脱↡。

^ぶつ所説しょせつきたてまつりてかんせざることなし。 諸天しょてん人民にんみん*蠕動ねんどうたぐいるい 、 みなおんこうぶりて憂苦うくだつす。 ^ぶつきょうかいはなはだふかくはな甚深甚善なり はだ

キタテマツリテ↢仏所説↡莫0055↠不↢歓喜↡。諸天・人民・蠕動之類、皆蒙リテ↢慈恩↡解↢脱憂苦↡。仏語

二 Ⅲ ⅱ b ロ (二)能説の人を領す

^智慧ちえあきらかにみて八方はっぽうじょう*来今らいこんそなはして------------*ちょうせざるずといふことなし。

智慧カニソナハシテ↢八方上下、去来今↡、莫↠不↢究暢↡。

^いまわれ衆等しゅとうだつることを0060こうぶるゆゑは、 みなぶつ--ぜん--どうとき*けんせしがいたすところなり。 恩徳おんどくあまねく ˆしゅじょうをˇ おおひて*福禄ふくろく巍々ぎぎたり。 こうみょうてっしょうしてくうさと達することきわまりなし。 ˆひとをしてˇ *泥洹ないおん開入かいにゅうせしめ└  し  ┘*典攬てんらんきょうじゅし、す 。*せいしょうして十方じっぽう感動かんどうせしめたする まふことぐうごくなり。

今我衆等所↢以↟得ルコトヲ↢度脱↡、皆仏前世求道之時謙苦ルノナリ↠致。恩徳普ヒテ福禄巍巍タリ。光明徹照シテスルコト↠空↠極。開↢入セシメ泥洹↡、教↢授典攬↡、威制消化シテ感↢動セシメタマフコト十方↡、無窮無極ナリ

^ぶつ*法王ほうおうたり として とうときこ 尊にして しゅしょうえたまへり。 あまねく一切いっさい--てんにんとなりし  て、 ˆ人々ひとびとのˇ こころしむ 所願しょがんしたがひてみなどうしめた 得道せしむ  まふ

↢法王↡キコトエタマヘリ↢衆聖↡。普リテ↢一切天人之師↡、随ヒテ↢心所願↡皆令メタマフ↠得↠道

二 Ⅲ ⅱ b ロ (三)総じて能所を領す

^いまぶつもうああ ひたてまつることを、 またりょう寿じゅぶつみこえみな きたてまつりてかんせざるものこと なし。 しんかいみょうなることをたり」 と--

今得↠値ヒタテマツルコトヲ↠仏、復聞キタテマツリテ↢無量寿↡靡↠不↢歓喜心得タリト↢開明ナルコトヲ↡。

二 Ⅲ ⅱ 重ねて開誨す
        前説を印可す
          (一)総標

【33】^ぶつろくさつ----げたまはく、 「なんぢがいへるこ ことば とはなり。

仏告ゲタマハク↢弥勒菩薩↡、汝ヘルコトハ是也。

二 Ⅲ ⅱ c イ (二)別説
            (Ⅰ)能説の人を領し印す

^もしぶつきょうすることあらばるは じつまこと大善だいぜんなりとす。 てん久々くくにしていましまたぶつまします。 いまわれこの0306においてぶつなりて、 きょうぼう演説えんぜつし、 どうきょうせんして、 もろもろのもう断じ 愛欲あいよくもとほんき、 衆悪しゅあくみなもとふさぐ。 三界さんがい*遊歩ゆぶするに*拘礙くげするところなし。

ラバ↣慈↢敬スルコト於仏↡者、実↢大善ナリ↡。天下久久ニシテ復有↠仏。今我於↢此↡作リテ↠仏、演↢説経法↡、宣↢布道教↡、断↢諸疑網↡、抜↢愛欲之本↡、フサ↢衆悪之源↡。遊↢歩スルニ三界↡無↠所↢拘礙スル↡。

^典攬てんらん智慧ちえ衆道しゅどうようなり。 *綱維こうゆいしゅうしてしょうねんぶんみょうなり。 しゅかいしていまだ 未度の  ざるものをしょう泥洹ないおんどうけっしょうす。

典攬智慧衆道之要ナリ。執↢持シテ綱維昭然分明ナリ。開↢示シテ五趣↡度↢未↠度↡、決↢正生死泥洹之道↡。

二 Ⅲ ⅱ c イ (二)(Ⅱ)所説の法を領し印す

^ろくまさにるべし、 なんぢしゅこうよりこのかたさつぎょうしゅしてしゅじょうせんとほっするに、 それすでにおんなり。 なんぢにしたがひてどう└ 得道し ┘泥洹ないおんいた0061るもの、 はかかぞ 称数す べからず。

弥勒、当↠知汝従↢無数劫↡コノカタシテ↢菩薩↡欲スルニ↠度セムト↢衆生↡、其久遠ナリ。従ヒテ↠汝得↠道、至ルモノ↢于泥洹↡、不↠可カラ↢称↡。

^なんぢおよび十方じっぽう諸天しょてん人民にんみん一切いっさい--しゅ永劫ようごうよりこの已来 かたどう展転てんでんしてす  憂畏ういごんつぶさにいふべからず。 ないこんまでしょうえず。 ぶつとあひうてきょうぼうちょうじゅし、 またまた----りょう寿じゅぶつくことをたりつ  こころよ甚哉かなはなはだ甚善なり。 われ、 なんぢをたすけてよろこばしむ。

汝及十方諸天・人民、一切四衆、永劫ヨリ已来展↢転シテ五道↡、憂畏勤苦スルコト不↠可カラ↢具↡。乃ルマデ今世生死不ルニ↠絶与↠仏相値聴↢受経法↡、又復得タリ↠聞クコトヲ↢無量寿仏↡。快哉甚。吾助ケテナンヂ

二 Ⅲ ⅱ c 正重誨
          (一)仏重誨
            (Ⅰ)厭欣を勧む
              (ⅰ)厭離を勧む

^なんぢいままたみづからしょうろうびょう--つういとふべし。 *悪露おろじょうにしてたのしむべきものなし。

汝今亦可↣自↢生・死・老0056・病痛苦↡。悪露不浄ニシテ↢可↠楽者↡。

二 Ⅲ ⅱ c ロ (一)(Ⅰ)(ⅱ)欣浄を勧む

^よろしくみづから決断けつだんし、すべし。ただしくしおこな端身正行にひをただしくして、 ますますもろもろのぜんをなし つくり おのれをおさめてたい 修己潔体にして  いさぎよくししん洗除せんじょし、 ごんぎょう*ちゅうしんにしあり ひょう相応そうおうすべし。└  し、  ┘ ひとよくみづ人能自度からしてうたた転相あひ*じょうさいし、 *精明しょうみょう--がんして善本ぜんぽんしゃくるいせよ。

シクシ ↧自決断、端シク↠身シクシテ↠行マス↢諸↡、修↠己クシ、洗↢除心垢↡、言行忠信ニシテ表裏相応↥。人能シテ相拯済、精明求願シテ積↢累セヨ善本↡。

二 Ⅲ ⅱ c ロ (一)(Ⅰ)(ⅲ)益を挙げて勧修す

^*いっごんすといへは  どもしゅのあひだなりといへどものちりょう寿じゅぶつこくうま生じ らくきわまりな無極なり なが*道徳どうとくごうみょうして 合してあきらかに ながしょう根本こんぽんき、く 。 またとん0307愚痴ぐちのううれへなくし。寿いのち一劫いっこうひゃくこう千万せんまん億劫おくこうならんとおもへば、 ざい--こころしたが 随意に ひてみなこれをべし。

一世勤苦スト↡須臾之間ニシテ、後↢無量寿仏国↡快楽無↠極。長与↢道徳↡合明シテ↢生死根本↡、無↢復貪・恚・愚痴苦悩之患↡スレ↢寿一劫・百劫・千万億劫ナラムト↡、自在ヒテ↠意皆可↠得↠之

二 Ⅲ ⅱ c ロ (一)(Ⅱ)信疑の得失を示す

^ˆじょうはˇ *無為むいねんにして泥洹ないおんどうちか ちかづけり。 なんぢら、 よろしくおのおのしょうじんしてこころしむ 所願しょがんもとむべし。 ˆぶっをˇ わく--*ちゅうして、 みづから*過咎かぐをなして、 かのへん--七宝しっぽう殿でんうま生じ て、 ひゃくさいのうちにもろもろの*わざわいくることを--ることなかれ0062」 と--

無為自然ニシテチカ↢於泥洹之道↡。汝等宜↣各精進シテ↢心所願↡。無レト↠得ルコト↧疑惑中悔、自↢過咎↡、生↢彼辺地七宝宮殿↡、五百歳クルコトヲ↦諸↥也。

二 Ⅲ ⅱ c ロ (二)弥勒信受

^ろくぶつにまうしてまうさく、 「ぶつ*じゅうけてつ。せんしょう--修学しゅがくし、 おしえのご如教 とくぎょうして、 あへてうたがふこと└  ひ  ┘あらじ」 と--

弥勒白シテ、受ケテ↢仏重誨↡専精修学、如↠教奉行シテ、不↢敢↟疑フコト

二 Ⅲ 広く此世の修善を嘆勧す【五善五悪】
      総勧

【34】^ぶつろくげたまはく、 「なんぢらよくこのにして、 こころただしくし端心正意に ただしくして衆悪しゅあくをなさ つくら ざれば└ ずは ┘、 はなはだとくなりとす。 十方じっぽうかいにもつとも*倫匹りんひつなけんし  。 ゆゑはいかん。 諸仏しょぶつ--こくてんにんるいは、 ねんぜんをなしておおきにあくなさざれ つくらずは かいすべきことやすし。

仏告ゲタマハク↢弥勒↡、汝等能↢此↡、端シク↠心シクシテ↠意レバ↠作↢衆悪↡、甚↢至徳ナリ↡。十方世界カラ↢倫匹↡。所以者何。諸仏国土天人之類、自然シテ↠善レバ↢大↟悪、易ケレバナリ↠可キコト↢開化↡。

二 Ⅲ ⅲ 別して五悪を捨て五善を修すを勧む
        総標

^いまわれこのけんにおいし  ぶつになりてあく*つう*しょうのなかにしょすること----、 もつともぎゃくなりとす。 ぐんじょうきょうしてあくてしめ、 つうらしめ、 しょうはなれしめ、 そのこころ*ごうしてぜんたもたしめて、 その福徳ふくとく度世どせちょう寿じゅ泥洹ないおんどうしめんむ  」 と--

今我於↢此世間↡作リテ↠仏、処スルコト↢於五悪・五痛・五焼之中↡為↢最劇苦ナリト↡。教↢化シテ群生↡令↠捨↢五悪↡、令↠去↢五痛↡、令↠離↢五焼↡、降↢化シテ↡令メテ↠持↢五善↡、獲シメムト↢其福徳・度世・長寿・泥洹之道↡。

二 Ⅲ ⅲ b 微起

^ぶつのたまはく、 「なんらあくとする、 なんらつうとする、 なんらかしょうなる----。 なんらかあくしょうしてぜんたもたしめて、 その福徳ふくとく度世どせちょう寿じゅ泥洹ないおんどうしむる」 と--

仏言、何五悪、何等五痛、何等五焼ナル。何等消↢化シテ五悪↡令メテ↠持↢五善↡、獲シムルト↢其福徳・度世・長寿・泥洹之道↡。

二 Ⅲ ⅲ b 列釈
          (一)殺生を誡む
            (Ⅰ)其の過失を挙ぐ
              (ⅰ)

【35】^*ぶつ0308のたまはく、 「そのひとつのあくいふは、

0057、其者、

二 Ⅲ ⅲ b ハ (一)(Ⅰ)(ⅱ)正明
                (a)作悪の相を明す
                  (イ)正明

^諸天しょてん人民にんみん蠕動ねんどうたぐいるい 衆悪しゅあくをなさ つくら んとおもへり 欲して  、 みなしからざるはなし。 つよきものはよわきをぶくす。、 うたたあひ*剋賊こくぞくし、 残害ざんがい殺戮せつろくしてたがひにあひ*呑噬ノミスフとんぜいす。

諸天・人民・蠕動之類、欲シテ↠為サムト↢衆悪↡、莫↠不ルハ↢皆然↡。強↠弱キヲ、転相剋賊、残害殺戮シテタガヒ相呑噬

二 Ⅲ ⅲ b ハ (一)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(ロ)現果を以て過因を推す

^ぜんしゅすることをらず、 あくぎゃくどう0309して、 のち*殃罰おうばつけて、 ねんˆ悪道あくどうにˇ 趣向しゅこうす。

不↠知↠修スルコトヲ↠善、悪逆無道ニシテ、後ケテ↢殃罰↡、自然趣向

^*じんみょう--*記識して、 おか0063せるものをゆるさず。 かるがゆゑにびんせん*乞丐こつがいどくろうもう*おん愚痴ぐち*弊悪へいあくのものありて、 *おうきょう*たいたぐいあるにいたる。 またそんごう高才こうざいみょうだつなるものあり。 みな宿しゅくきょうありて、 ぜんしゅとく修善積徳いたすと所致ころによるなり----

神明記識シテ、犯不↠赦。故リテ↢貧窮・下賎・乞丐・孤独・聾盲・瘖瘂・愚痴・弊悪ナルモノ↡、至↠有ルニ↢・狂・不逮之属↡。又有↢尊貴・豪富・高才・明達ナルモノ↡。皆由ナリ↢宿世慈孝アリテ↠善メル↠徳↟致

二 Ⅲ ⅲ b ハ (一)(Ⅰ)(ⅱ)(b)現在の痛苦を明す

^じょうどう*王法おうぼう牢獄ろうごくあれども└  り  ┘、 あへておそつつしまず。 あくをなし つくり つみりてその殃罰おうばつく。 だつもうすれども、 まぬが免出 ることがたうることかたし。 けんに、 このもくぜんるこ 目のまへの現事  あり。

レドモ↢常道王法牢獄↡、不↢肯↠悪リテ↠罪↢其殃罰↡。求↢望スレドモ解脱↡難↠得↢ヅルコトヲ↡。世間↢此目前事↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (一)(Ⅰ)(ⅱ)(c)死後の焼苦を明す
                  (イ)現在を以て未来を暁す

^寿いのちおわ寿終し後世ごせˆくるところのくるしみはˇ もつともふかく、 もつともはげし。 くして、その*ゆうみょうしょうてんじてくること------ たとへば王法おうぼうつうごくぎょうるがごとし。

寿終リテ後世。入↢其幽冥↡、転ジテ↠生クルコト↠身、譬ヘバ↢王法痛苦極ナルガ↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (一)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)正明
                    [一]三塗の苦報を明す

^かるがゆゑにねんさんりょうのうありて-- うたたその貿へ、 かたちあらため、 ˆしょうりんしてˇ どうへて、 くるところの寿じゅみょう、 あるいはながく、 あるいはみじかし。 *魂神ごんじんしょうしきねんにこれにおもむく。

↢自然三塗無量苦悩↡貿↢其↡、改↠形ヘテ↠道、所↠受クル寿命、或イハイハクシテ魂神精識、自然↠之

^まさにひとかひ、 あひしたがひてともにうま生じ て、 たがひにあひ報復ほうぶくしてすべし、えやむことあることなか--るべ----し。 *殃悪おうあくいまだきざれば、 あひはなるることをず。 そのなかに展転てんでんしてづるあることなくし。だつがたし。 いたみいふべからず。

↢独、相従ヒテカハルガハ相報復シテカル↟有ルコトムコト↡。殃悪未レバ↠尽、不↠得↢相離ルルコトヲ↡。展↢転シテ↡無↠有ルコト↢出ヅル期↡、難↠得↢解脱↡。痛不↠可カラ↠言

二 Ⅲ ⅲ b ハ (一)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)[二]因果自然を明す

^てんのあひだにねん*これあり。 そくににはかに善悪ぜんあくどういたるべからずといへども、 かならずまさ当  にこれにすべ いたる

天地之間自然↠是。雖↠不↢即時卒暴 ニハカ カラ↟至↢善悪之道↡、会↠帰↠之

二 Ⅲ ⅲ b ハ (一)(Ⅰ)(ⅲ)

^これをひと0310大悪だいあくひとつの----つうひと0064つの----しょうとす。 ごんかくのごとし。 たとへばだい人身にんじんぼんじょうするがごとし。

↢一大悪・一痛・一↡。勤苦スルコト↠是クノ。譬ヘバ↣大火焚↢焼スルガ人身↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (一)(Ⅱ)正しく修善を勧む

^ひとよく*なかにおいて一心いっしん--こころせい 制意  ただしくしおこな端身正行にひをただしくして、 ひともろもろのぜんをなして衆悪しゅあくをなさ つくら ざれば、 ひとだつして、 その福徳ふくとく度世どせじょうてん泥洹ないおんどう└ う ┘。 これをひとつの大善だいぜんとす」 と--

人能↠中一心↠意、端シク↠身シク↠行、独シテ↢諸↡不レバ↠為↢衆悪↡者、身独度脱シテ、獲↢其福徳・度世・上天・泥洹之道↡。是↢一大善↡也。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)偸盗を誡む
            (Ⅰ)其の過失を挙ぐ
              (ⅰ)

【36】^ぶつのたまはく、 「そのふたつのあくいふは、

0058、其者、

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)正明
                (a)作悪の相を明す
                  (イ)先づ造業の因縁を明す
                    [一]人に約す
                      [Ⅰ]総じて身口の悪を標す

^けん人民にんみん父子ぶしきょうだいしっふうすべて義理ぎりなくして*ほうしたがはず*奢婬しゃいん*憍縦きょうじゅう--しておのおのこころこころよくせんとおもへり。 こころしむ まかせてみづからほしいままにたがひにあひわくす。 しんおのお各異ことにして、 言念ごんねんまことなし。 *にょうてんちゅうにして、 *きょうごん諛媚ゆみなり。 けんそねぜんそしりて、 *怨枉おんおうおと 陥入す

世間人民、父子・兄弟・室家・夫婦、都クシテ↢義理↡不↠順↢法度↡。奢婬憍縦ニシテ、各↠快クセムト↠意セテ↠心カハルガハ相欺惑心口各ニシテ、言念無↠実。佞諂不忠ニシテ、巧言諛媚ナリ。嫉↠賢リテ↠善、陥↢入怨枉↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(イ)[一][Ⅱ]別して君臣に約す

^*しゅじょうあきらかならずして、 しん任用にんようすれば----しんざいにして*機偽きぎたんなり はしおほし ┘*みよく践度能行し おこなてそのぎょうせいる。 くらいにありてただしからざれば└  ず  ┘、 それがためにあざむかれる。、 みだりに忠良ちゅうりょうそんじて*てんしんあたらず。

主上不シテ↠明カナラ、任↢用スレバ臣下↡、臣下自在ニシテ機偽多端ナリ。践↠度ヒテ↢其形勢リテ↠位レバ↠正カラ、為↠其所↠欺、妄ジテ↢忠良↡不↠当↢天↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(イ)[一][Ⅲ]結責

^しんはそのくんあざむき、 はそのちちあざむく。 きょうだいふうちゅう*しき、 たがひにあひおうす。して、

↢其↡、子キテ↢其兄弟・夫婦・中外・知識、カハルガハ相欺誑

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(イ)[二]心に約す
                      [Ⅰ]総じて意の三悪を標ず

^おのおの貪欲とんよくしん愚痴ぐちいだきてく。

キテ↢貪欲・瞋恚・愚痴↡、

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(イ)[二][Ⅱ]別して欲悪の相を申ず
                        [ⅰ]通じて過失を明す

^みづからおのれをあつくせんとおもへりおおくあることを欲貪よくとんす。 そんじょうこころしむ ともにおなじくしかなり。 いえやぶほろぼしぜんかえりみず、 親属しんぞくない0311れによりてほろぶ。

↢自クセムト↟己、欲↢貪ラムト↡。尊卑・上下、心倶ジクナリ。破↠家ボシ↠身、不↠顧↢前後↡、親属内外リテ↠之而滅

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(イ)[二][Ⅱ][ⅱ]其の行相を明す

^あるときしっ0065しき*きょうとう*市里じりみんにん、 うたたともにしたがひてたがひにあひ*がいし、 忿いかりて怨結おんけつをなす。

或時室家・知識・郷党・市里・愚民・野人、転ヒテ↠事カハルガハ利害、忿リテ↢怨結↡。

^富有ふうなれども--------*けんじゃくしてあへて施与せよせず。 たからあいしてむさぼ 愛宝貪重にして ことおもしんろう--くる 身苦す

富有ナレドモ慳惜シテ不↢肯施与↡。愛シテルコト、心ツカ身苦

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(イ)[二][Ⅲ]結責

^かくのごとくして、 おわりにいたりて*恃怙じこするところなし。 ひときたひと、 ひとりもしたがふものなけん。 善悪ぜんあくふく*みょういのちしょうずるところなり。 あるいは*楽処らくしょにあり、 あるいは*どくる。 しか しかう して のちに、 いましゆともまさにまたなんぞおよぶべき。

クシテ↠是クノリテ↠竟↠所↢恃怙スル、無カラ↢一者↡。善悪・禍福追ヒテ↠命ニシテ↠生ズルイハ↢楽処↡、或イハ↢苦毒↡。然シテユトモ↢復何↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(ロ)正しく盗悪を明す

^けん人民にんみんこころしむ おろかにしてすく無智なりぜんてはにくそし 憎謗し て、 したおよ慕及する ことをおもはず、 ただあくをなさんとつくることを おも欲し て、 みだりにほうをなす。 つねに盗心とうしんいだきてもうす。 しょうさん--*じんしてしかもまたしゃくす。 邪心じゃしんにしてただしからざれば└  ず  ┘ひとることあらんこる  おそる。 あらかじめおもはからずして、 こといた りていましゆ。

世間人民、心愚ニシテナリ。見テハ↠善リテ、不↠思↢慕コトヲ↡、但欲↠為サムト↠悪↢非法↡。常キテ↢盗心↡悕↢望消散糜尽シテ復求索。邪心ニシテレバ↠正カラ、懼↢人ルコト。不シテ↡、事至リテ

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(b)現在痛苦

^こんげん王法おうぼう牢獄ろうごくあり。 つみしたがひて趣向しゅこうしてその殃罰おうばつく。 そのぜん道徳どうとくしんぜず、 善本ぜんぽんしゅせざるによりていままたあくをなさ つくれ ば、 天神てんじん*こくしてその*名籍みょうじゃくわか

今世↢王法牢獄↡。随ヒテ↠罪趣向シテ↢其殃罰↡。因リテ↧其前世不↠信↢道徳↡、不↢善本↡、今復為スニ、天神剋識シテ↢其名籍↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅱ)(c)死後焼苦

^寿いのちおわり、 たましいきて悪道あくどうくだ 下入す

寿終レバ神逝キテ↢入0059↡。

^かるがゆゑにねんさん--りょうのうあり。 そのなかに展転てんでんして世々せせ--こうかさ 累劫に  づるあることなくだつがたし。 いたみいふべからず。

↢自然三塗無量苦悩↡。展↢転シテ↡世世ネテ↠劫↠有ルコト↢出ヅル期↡、難↠得↢解脱↡。痛不↠可カラ↠言

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅰ)(ⅲ)

^これをふた0312つの大悪だいあくふたつの----つうふたつの----しょうとす0066ごんかくのごとし。 たとへばだい人身にんじんぼんじょうするがごとし。

↢二大悪・二痛・二↡。勤苦スルコト↠是クノ。譬ヘバ↣大火焚↢焼スルガ人身↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (二)(Ⅱ)正しく修善を勧む

^ひとよくなかにおいて一心いっしん--こころせい 制意  ただしくしおこな 端身正行  ただしくして、 ひともろもろのぜんをなして衆悪しゅあくをなさ つくら ざれば、 ひとだつして、 その福徳ふくとく度世どせじょうてん泥洹ないおんどうう  。 これをふたつの大善だいぜんとす」 と--

人能↠中一心↠意、端シク↠身シク↠行、独シテ↢諸↡不レバ↠為↢衆悪↡者、身独度脱シテ、獲↢其福徳・度世・上天・泥洹之道↡。是↢二大善↡也。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (三)邪淫を誡む
            (Ⅰ)其の過失を挙ぐ
              (ⅰ)

【37】^ぶつのたまはく、 「そのつのあくいふは、

仏言、其者、

二 Ⅲ ⅲ b ハ (三)(Ⅰ)(ⅱ)正明
                (a)作悪の相を明す

^けん人民にんみんあひよ相因 しょうしてともにてんのあひだにす。 *処年しょねん寿じゅみょう、 よくいくばくなることなし。 かみげんみょうちょうじゃそんごうあり。 しもびん*せん*劣おうれつ愚夫ぐふあり。 なかにぜんひとありてつねに邪悪じゃあくいだけりく 

世間人民、相因寄生シテ↢天地之間↡。処年寿命、無ヘルコト幾何↡。上↢賢明・長者・尊貴・豪富↡。下↢貧窮・廝賎・劣・愚夫↡。中↢不善之人↡キテ↢邪悪

^ただ*婬妷いんいつおもひて、 わずらむねのうちにち、 愛欲あいよくきょうらんして坐起ざきやすからず。 とん*しゅしゃくして、 ただいたづらにんことをおもふ。ひて、 *細色さいしき眄睞めんらいして*邪態じゃたいほかにほしいままにす。 さいをばいとにくみて、 ひそかにみだりに入出にゅうしゅつ出入  す。 ざいそんして、 ことほうをなすし、

但念↢胸↡、愛欲交乱シテ坐起不↠安カラ。貪意守惜シテ、但欲イタヅラムコトヲ↡。眄↢睞シテ細色↡邪態外ホシイママ自妻ミテヒソカ入出。費↢損シテ家財↡、事為↢非法↡。

^*きょうけつじゅしていくさおこしてあひつ。 うば攻劫 殺戮せつろくして強奪ごうだつすること--------どうなり。 悪心あくしんほかにありて*みづからごうしゅせず。 盗窃とうせつしてわずかにえて*よくしてをなす。 *ねつはっきょうしてさい*きゅうす。 こころをほしいままにし、 こころこころよくしきわめて つからかし たのしみをなす。 あるいは親属しんぞくにおいて*そんず。 しつちゅううれへてこれにくるしむ。

交結聚会シテシテイクサ相伐。攻ウバ殺戮シテ強奪スルコト不道ナリ。悪心在リテ↠外不↢自↟業。盗窃シテワズカレバシテ↠事熱迫シテ帰↢給妻子↡。恣ニシ↠心クシ↠意、極メテ↠身↠楽シミ。或イハ↢親属↡不↠避↢尊家室・中外患ヘテ而苦↠之

二 Ⅲ ⅲ b ハ (三)(Ⅰ)(ⅱ)(b)現在痛苦

^またまた----王法おうぼう0067きん0313りょうおそれず。 かくのごときのあく*にんしるされ日月にちがつ--しょうけんし、 じんみょう--記識きしす。

亦復不↠畏↢王法禁令↡。如↠是クノ之悪サレ↢於人鬼↡、日月照見、神明記識

二 Ⅲ ⅲ b ハ (三)(Ⅰ)(ⅱ)(c)死後焼苦

^かるがゆゑにねんさん--りょうのうあり。 そのなかに展転てんでんして世々せせ--こうかさ 累劫に  づるあることなくだつがたし。 いたみいふべからず。

↢自然三塗無量苦悩↡。展↢転シテ↡世世ネテ↠劫↠有ルコト↢出ヅル期↡、難↠得↢解脱↡。痛不↠可カラ↠言

二 Ⅲ ⅲ b ハ (三)(Ⅰ)(ⅲ)

^これをつの大悪だいあくつの----つうつの----しょうとす。 ごんかくのごとし。 たとへばだい人身にんじんぼんじょうするがごとし。

↢三大悪・三痛・三↡。勤苦スルコト↠是クノ。譬ヘバ↣大火焚↢焼スルガ人身↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (三)(Ⅱ)正しく修善を勧む

^ひとよくなかにおいて一心いっしん--こころせい 制意  ただしくしおこな端身正行にひをただしくして、 ひともろもろのぜんをなして衆悪しゅあくをなさ つくら ざれば、 ひとだつして、 その福徳ふくとく度世どせじょうてん泥洹ないおんどうう  。 これをつの大善だいぜんとす」 と--

人能↠中0060↠意、端シク↠身シク↠行、独シテ↢諸↡不レバ↠為↢衆悪↡者、身独度脱シテ、獲↢其福徳・度世・上天・泥洹之道↡。是↢三大善↡也。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (四)口過を誡む
            (Ⅰ)其の過失を挙ぐ
              (ⅰ)

【38】^ぶつのたまはく、 「そのつのあくいふは、

仏言、其者、

二 Ⅲ ⅲ b ハ (四)(Ⅰ)(ⅱ)正明
                (a)作悪の相を明す

^けん人民にんみんぜんしゅ 修善を んとおもはず、 うたたあひ*きょうりょうしてともに衆悪しゅあくをなす つくる *りょうぜつあっ妄言もうごん綺語きご*讒賊ざんぞく闘乱とうらんす。して、

世間人民不↠念↠修スルコトヲ↠善、転相教令シテ↢衆悪↡。両舌・悪口・妄言・綺語、讒賊闘乱

^善人ぜんにん憎嫉ぞうしつし、 げんみょうはいして、 かたわらにして快喜けきす。 しんきょうせず、 ちょうきょうまんし、 ぼうしんまことなくして----じょうじつがたし。 *そんだいにしておのれに--どうみちありとおもよこさませいぎょうじてひと*しんアナヅル、 みづからることあたはず。 あくをなし つくり づることなし。 みづから強健ごうごんなるをもつて、 ひと*きょうなんせん----こと----おもへりひて、

憎↢嫉善人↡、敗↢壊シテ賢明↡、於↠傍快喜。不↠孝↢二親↡、軽↢慢師長↡、朋友クシテ↠信、難↠得↢誠実↡。尊貴自大ニシテ↢己リト↟道、横ジテ↢威勢↡侵↢易於人不↠能↢自ルコトシテ↠悪↠恥ヅルコト。自↢強健ナルヲ↡欲↢人敬難スルコトヲ↡。

^てんじんみょう日月にちがつおそれず、 あへてぜんをなさ つくら ず、 ごうすべきことかたし。 みづからもほしいまゝにつて*偃えんけんして、 つね0314にしかるべしとおもひ、へり。 憂懼うくするところなく、 つねに0068きょうまんいだけり。

不↠畏↢天地・神明・日月↡、不↢肯↟善、難↠可キコト↢降化↡。自シテ、謂↠可シト↢常↡、無↠所↢憂懼スル↡、常↢憍慢↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (四)(Ⅰ)(ⅱ)(b)現在痛苦

^かくのごときの衆悪しゅあく天神てんじん記識きしす。 そのぜん*すこぶる福徳ふくとくをなせる└ つくる ┘によりて、 しょうぜん*しょう*ようしてこれをたすく。 こんあくをなし つくり 福徳ふくとくことごと尽滅 めっしぬれば、 もろもろのぜんじん、 おのおのともに└ さりて ┘これをはなる。 ひとむなしくちて、 またよるところなし。

↠是クノ衆悪、天神記識リテ↣其前世セルニ↢福徳↡、小善扶接営護シテルモ↠之今世シテ↠悪福徳尽レバ、諸鬼神各↠之身独シクチテ↠所↢復依↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (四)(Ⅰ)(ⅱ)(c)死後焼苦

^寿じゅみょうおわ 終尽し 諸悪しょあくするところなり。ねん*迫促はくそくしてともにおもむきてこれにいた うばふ

寿命終キテ諸悪所↠帰スル自然迫促シテイタ

^またその名籍みょうじゃくしてじんみょうにあり。 *おう牽引けんいんして、 まさにいて└ ひとり ┘ ˆ悪道あくどうにˇ 趣向しゅこうすべし。 罪報ざいほうねんにしてしたがひてしゃすることなし。 ただすすいて*かくることをて、 身心しんしん摧砕さいさいしょうじんつうす。 このときあたりてゆともまたなんぞおよばん。 *天道てんどうねんにして、 *でつすることをず。

又其名籍、記シテ↢神明↡。殃咎牽引シテ趣向↡。罪報自然ニシテ、無↢従ヒテ捨離スルコト↡。但得↢於火鑊↡、身心摧砕精神痛苦ルコトヲ。当リテ↢斯之時↡悔ユトモ復何バム。天道自然ニシテ、不↠得↢蹉跌スルコトヲ↡。

^かるがゆゑにねんさん--りょうのうあり。 そのなかに展転てんでんして、 世々せせ--こうかさ 累劫に  づるあることなくだつがたし。 いたみいふべからず。

↢自然三塗無量苦悩↡。展↢転シテ↡世世ネテ↠劫↠有ルコト↢出ヅル期↡、難↠得↢解脱↡。痛不↠可カラ↠言

二 Ⅲ ⅲ b ハ (四)(Ⅰ)(ⅲ)

^これをつの大悪だいあくつの----つうつの----しょうとす。 ごんかくのごとし。 たとへばだい人身にんじんぼんじょうするがごとし。

↢四大悪・四痛・四↡。勤苦スルコト↠是クノ。譬ヘバ↣大火焚↢焼スルガ人身↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (四)(Ⅱ)正しく修善を勧む

^ひとよくなかにおいて、 一心いっしんこころせい 制意  ただしくしおこな端身正行にひをただしくして、 ひともろもろのぜんをなして衆悪しゅあくをなさ つくら ざれば、 ひとだつして、 その福徳ふくとく度世どせじょうてん泥洹ないおんどうう  。 これをつの大善だいぜんとす」 と--

人能0061↠中一心↠意、端シク↠身シク↠行、独シテ↢諸↡不レバ↠為↢衆悪者、身独度脱、獲↢其福徳・度世・上天・泥洹之道↡。是スト↢四大善↡也。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)飲酒を誡む
            (Ⅰ)其の過失を挙ぐ
              (ⅰ)

【39】^ぶつのたまはく、 「そのいつつのあくいふは、

仏言、其者、

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅰ)(ⅱ)正明
                (a)作悪の相を明す
                  (イ)其の人を責む

^けん人民にんみん*徙倚しい懈惰けだにして、 あへ0069ぜん0315をなしつくらず、おさごうしゅせず----して、 しつ眷属けんぞくかんこんす。 父母ぶもきょうすればるに まなこいかいかりてみ いかりてこたふ。 ごんりょうやわらかなら 不和にして、 ず。 らい--ほんぎゃくすること、------。 たとへばおんのごとし。 なきからんしかず

世間人民、徙倚懈ニシテ、不シテ↢肯↠善↠身↟業家室・眷属、飢寒困苦父母教誨スレバイカラシ↠目リテコタ言令シテ↠和違戻反逆スルコト、譬ヘバ↢怨家↡。不↠如↠無キニ↠子。

^しゅする*せつなくして└ はかることなし ┘しゅともにうれいとふ。 おんそむして*ほうしょうしんムクヒツグノフコヽロあることなし。

取与クシテ↠節、衆共ソム↠恩シテ↠義、無↠有ルコト↢報償之心↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(ロ)正しく飲酒の相を明す

^びん困乏こんぼうにしてまたることあたはず。 *かくじゅうだつしてほしいま放恣 まに*さんす。 しばしばいたづらに 串数唐得し るに*ならて、 もつてみづから*しんきゅうす。 さけふけり、 うま 耽酒嗜美にし たしなて、 飲食おんじき--* はかることなし。 こころをほしい 肆心  ままに蕩逸とういつして*魯扈ろこ牴突たいとつし、^ひと--こころさとらずして、 しひて抑制おくせいせんとおもふ。

貧窮困乏シテ不↠能↢復得ルコト↡。辜較縦奪シテ放恣ホシイママ遊散ナラヒテ↢数イタヅラルニ↡、用賑給。耽↠酒ミテウマキ、飲食無↠度。ホシイママ↠心蕩逸シテ、魯扈牴突。不↠識↢人↡、強ヒテ↢抑制セムト

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅰ)(ⅱ)(a)(ハ)広く造罪の相を明す

^ひとぜんあるをて、 なくらい 无義无礼に  して ˆわがをˇ かえりはばか顧難する ところなし。 みづから自用もつて*職当しきとうして*かんぎょうすべからず。 六親ろくしん眷属けんぞく--*しょ有無うむねんすることあたはず。 父母ぶもおんおもはず、 師友しうそんせず。 こころしむ につねにあくおもひ、 くちにつねにあくをいひ、 につねにあくぎょうじて、 かつて一善いちぜん--なし。

↢人ルヲ↟善、憎嫉シテニク↠之。無↠義無クシテ↠礼、無↠所↢顧ハバカ↡。自職当シテ不↠可カラ↢諌暁↡。六親眷属所資有無、不↠能↢憂念スルコト↡。不↠惟↢父母之恩↡、不↠存↢師友之義↡。心↠悪、口↠悪、身ジテ↠悪、曽↢一善↡。

^せんしょう諸仏しょぶつきょうぼうしんぜず、 どうぎょうじて度世どせべきことをしんぜず、 してのち--*じんみょうさらにしょうずることをしんぜずぜんをなせばつくりて ぜんあくをなせばつくりて あくることと  しんぜず。 *真人しんにんころせちし、 *衆僧しゅそう闘乱とうらんせんとおも欲し 父母ぶもきょうだい眷属けんぞくがいせんとおも欲す 六親ろくしんぞうしてそれをしてせしめんとねが願ず 

不↠信↢先聖・諸仏経法↡、不↠信↢行ジテ↠道キコトヲ↟得↢度世↡、不↠信↢死シテ神明ズルコトヲシテ↠信↢作セバ↠善得↠善、為セバ↠悪ルコトヲ↟悪↧殺↢真人↡、闘↦乱セムト衆僧↥、↠害セムト↢父母・兄弟・眷属↡。六親憎悪シテ↠令メムト↢其ヲシテ↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅰ)(ⅱ)(b)現在痛苦

^かくのごと0070きのにんしんともにしかなり。 愚痴ぐち*矇昧もうまいにしてみづから智慧ちえありとおも0316て、 しょうじてじゅうらいするところ、 して趣向しゅこうするところをらず。 *にんならず、 じゅん不仁不順にしてならずてんあくぎゃくして└ す。┘そのなかにおいて*きょうぎょう悕望僥倖もう長生じょうしょうもとめん求欲ほっすれども、 かならずまさにすべし。

↠是クノ人、心意倶ナリ。愚痴矇昧ニシテ而自↢智慧アリト↡、不↠知↧生所↢従来スル↡、死↦趣向スル↥。不↠仁ナラ不↠順ナラ悪↢逆シテ天地↡而於↢其↡悕↢望僥倖↡、欲スレドモ↠求メムト↢長生↡、会↠帰↠死

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅰ)(ⅱ)(c)死後焼苦
                  (イ)其の迷情を責む
                    [一]臨終悔𢣷

^しんをもつてきょうして、 それをしてぜんねんぜしめ、 *しょう善悪ぜんあくしゅねんにこれあることをかいすれども、 しかもあへてこれをしんぜず。 こころくだ苦心にきてともにかた 語すれ ども、 そのひとやくなし。 しんちゅう閉塞へいそくしてこころかいせず。

慈心ヲモテ教誨0062シテ、令↢其ヲシテ↟善、開↢示スレドモ生死・善悪之趣、自然ルコトヲ↟是而不↢↟之ネンゴロニレドモ、無↠益スルコト↢其↡。心中閉塞シテ意不↢開解↡。

^*だいみょうまさにおわらんとするに、 *悔懼けくこもごまじはりいたる。 あらかじめぜんしゅせずして、 きわまる をはり ┘のぞんでまさにゆ。 これをのち----ゆとものちにをいてまさになんぞおよばんや。

大命将ルニ↠終ラムト悔懼コモゴモ。不シテ↟善、臨↠窮ルニ。悔ユトモ↢之於後↡将バム乎。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(イ)[二]死後受苦

^てんのあひだにどう ˆのりんどうˇぶんみょうなり。 *恢廓かいかくようちょうとして*浩々こうこう茫々もうもうたり。 善悪ぜんあく報応ほうおうし、 ふくあひ 相承し て、 --みづからこれにあたうく 。 たれもかわるものなし。 *ことわりねんなり。ること、 そのしょぎょうおうじてず。おうみょういのちうて、 じゅうしゃることなし。

天地之間五道分明ナリ。恢廓窈トシテ浩浩茫茫タリ善悪報応、禍福相承ケテ、身自↠之。無↢誰者↡。コトワリ之自然ナリ。応ジテ所行↡、殃咎追↠命↠得ルコト↢縦捨↡。

^善人ぜんにんぜんぎょうじて、 らくよりらくり、 みょうよりみょうる。 悪人あくにんあくぎょうじて、 よりり、 *みょうよりみょうる。 たれかよくるものぞ--ひとぶつのみりたま ふ へりまくのみ。 きょうかいすれども└ るに ┘信用しんようするものはすくなし。 しょうまず、 悪道あくどうえず。 かくのごときのにん、 つぶさに ˆべˇ つくすべきことかた0071し。

善人ジテ↠善、従↠楽入↠楽、従↠明入↠明。悪人ジテ↠悪↠苦入↠苦、従↠冥入↠冥。誰アラムヤリタマフ耳。教語開示スレドモ信用スル。生死不↠休、悪道不↠絶。如↠是クノ人難↠可キコト↢具↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅰ)(ⅱ)(c)(ロ)正明

^かるがゆゑにねんさん--りょうのうあり。 そのなかに展転てんでんして世々せせ--こうかさ累劫にねてづるあることなく0317だつがたし。 いたみいふべからず。

↢自然三塗無量苦悩↡。展↢転シテ↡世世ネテ↠劫↠有ルコト↢出ヅル期↡、難↠得↢解脱↡。痛不↠可カラ↠言

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅰ)(ⅲ)

^これをいつつの大悪だいあくいつつの----つういつつの----しょうとす。 ごんかくのごとし。 たとへばだい人身にんじんぼんじょうするがごとし。

↢五大悪・五痛・五↡。勤苦スルコト↠是クノ。譬ヘバ↣大火焚↢焼スルガ人身↡。

二 Ⅲ ⅲ b ハ (五)(Ⅱ)正しく修善を勧む

^ひとよくなかにおいて一心いっしん--こころせい 制意  ただしくしおもい端身正念に ただしくして、 言行ごんぎょうあひかなひ、 なすと所作ころまこといたす。かたると所語ころことばご のごとく、 しんてんぜずして、 ひともろもろのぜんをなして衆悪しゅあくをなさ つくら ざれば、 ひとだつして、 その福徳ふくとく度世どせじょうてん泥洹ないおんどうう  。 これをいつつの大善だいぜんとす」 と--

人能↠中一心↠意、端シク↠身シク↠念、言行相カナ、所↠作↠誠、所↠語↠語、心口不シテ↠転、独シテ↢諸↡不レバ↠為↢衆悪者、身独度脱シテ、獲↢其福徳・度世・上天・泥洹之道↡。是スト↢五大善↡也。

二 Ⅲ 弥勒に嘱して教誡せしむ
      仏勅
        前を牒して教誨す
          (一)前を牒して後を起す

【40】^ぶつろくげたまはく、 「われなんぢらにかたりしごとく、 このあくごんかくのごとし。 つうしょう展転てんでんしてあひしょう相生ず 

仏告ゲタマハク↢弥勒↡、吾語レリ↢汝等五悪、勤苦スルコト↠此クノ。五痛・五焼、展転シテ相生

二 Ⅲ ⅳ a イ (二)正しく教誨す
            (Ⅰ)五悪を制す
              (ⅰ)其の悪・痛・焼の相を明す

^ただ衆悪しゅあくをなし つくり 善本ぜんぽんしゅせざれば、 みなことごとくねんにもろもろの悪趣あくしゅる。

但作シテ↢衆悪↡不レバ↠修↢善本↡、皆悉自然↢諸悪趣↡。

^あるいはそれこんにまづ*おうびょうかぶりてる。 もとむるにず。 しょうもとむるにず。 罪悪ざいあくまねくところしゅうしめしてこれをせしむ。 してぎょうしたごうてさん悪道まくどうりて、 どくりょうにして└ なり。┘みづからあひ*しょうねんす。

イハ今世リテ↢殃病↡、求ムルニ↠死0063↠得ムルニ↠生不↠得。罪悪所↠招、示シテ↠衆シム↠之。身死シテ↠行↢三悪道↡、苦毒無量ニシテ相燋然

二 Ⅲ ⅳ a イ (二)(Ⅰ)(ⅱ)造悪の所由を明す

^そのひさしくしてのちいたりて-------- ˆふたた人間にんげんかいしょうじˇ ともに怨結おんけつをなしすにいたりて*しょうよりおこりてつひに大悪だいあくなる。 みな財色ざいしきとんじゃくするにより施恵せえすることに  あたはざるず  によりて--------なり----*よくめられてこころしむ したごうてそう0072す。 煩悩ぼんのう結縛けつばくしてけやむことあることなし。

リテ↢其シクシテ↡共↢怨結↡、従↢小微↡起リテ↢大悪↡。皆由リテナリ↧貪↢著シテ財色↡不ルニ↞能↢施スルコト↡。痴欲レテ↠迫↠心思想煩悩結縛シテ↠有ルコト↢解ムコト↡。

^おのれをあつくしあらそひて*しょうろくするところなし。 富貴ふきえいときあたりてこころよ快意  して忍辱にんにくすることあたはず。 つとめてぜんしゅ修善をいとなまず ざればせい0318くばくも--なくして、 したがひてもつてめつし、しんとどまりてろうす。 ひさしくしてのちおおきにはげし。

クシ↠己ヒテ↠利↠所↢省録スル↡。富貴・栄華、当リテ↠時クシテ↠意、不↠能↢忍辱スルコトレバ↢務メテ↟善、威勢無クシテ↠幾クモ、随ヒテ磨滅。身リテ労苦シクシテ

二 Ⅲ ⅳ a イ (二)(Ⅰ)(ⅲ)受報自然を結嘆す

^*天道てんどうちょうしてねん*糺挙くこし、 *こう--もうじょう相応そうおうす。 *煢々けいげい忪々しゅじゅとして、 まさにそのなかにるべし。 こんこれあり。 いたましきかな、 いたむべし」と--

天道施張シテ自然糾挙、綱羅網、上下相応。煢煢忪忪トシテ、当↠入↢其↡。古今↠是。痛マシキ哉可シト↠傷

二 Ⅲ ⅳ a イ (二)(Ⅱ)五善を修すを勧む
              (ⅰ)仏化の勝益を標す

^ぶつろくかたりたまはく、 「けんかくのごとし。 ぶつみなこれをあわれみたまひてふに じんりきをもつてす。衆悪しゅあく摧滅さいめつしてことごとくぜんめたまむ  *しょえんし、 *きょうかい奉持ぶじし、 道法どうほうじゅぎょうしてしつするところなくは、└ し。 ┘ つひに度世どせ泥洹ないおんどうう  」 と--

仏語リタマハク↢弥勒↡、世間如↠是クノ。仏皆哀ミタマヒテ↠之、以↢威神力↡摧↢滅シテ衆悪↡悉メタマフ↠就↠善。棄↢捐所思↡、奉↢持経戒↡、受↢行シテ道法↡無クハ↠所↢違失スル↡、終ムト↢度世・泥洹之道↡。

二 Ⅲ ⅳ a イ (二)(Ⅱ)(ⅱ)正勧
                (a)総勧

^ぶつのたまはく、 「なんぢいまの--諸天しょてん人民にんみん、 および後世ごせひとぶつきょうて、 まさにつらつらこれをおもひて、 ふべし。 ◗よくそのなかにおいてこころただしくしておこなひを端心正行して、 ただしくすべし。

仏言、汝今諸天・人民及後世人、得↢仏経語↡、当↧熟ツラヒテ↠之、能↢其↡端シク↠心シク↞行

二 Ⅲ ⅳ a イ (二)(Ⅱ)(ⅱ)(b)別して主上を勧む

^しゅじょうぜんをなして、 そのしも*そっして*うたたあひ勅令ちょくりょうし、 おのおのみづからただしくまも端守して しょう ˆじゃˇとうとび、 ぜん ˆにんˇうやまひ、 にん博愛はくあい--して、 ぶつきょうあへて*虧負きぶすることなかれ。 まさに度世どせもとめてしょう衆悪しゅあくもとほん抜断ばつだんすべし。 まさにさんりょう--憂畏ういつうどうはなるべし。

主上為↠善、率↢化シテ↡転相勅令、各シク、尊↠聖↠善、仁慈博愛ニシテ、仏語教誨無↢敢虧負スルコト↡。当↧求メテ↢度世↡抜↦断生死衆悪之本↥。↠離↢三塗無量畏苦痛之道↡。

二 Ⅲ ⅳ a イ (二)(Ⅱ)(ⅱ)(c)修善の益を挙ぐ

^なんぢらここにおいし  ひろ0073*徳本とくほんゑて、 おんほどこして、 道禁どうきんおかすことなかれ。 忍辱にんにくしょうじんし、一心いっしん智慧ちえをもつてうたたあひきょうし、 とくをなしぜんてよ 立して、 こころただしくし 正心正意  ただしくして--斎戒さいかい清浄しょうじょうなること一日いちにちいちすれば、 りょう寿じゅこくにありてぜんをなすことひゃくさいせんする すぐれたり。

汝等於↠是↢徳本↡、布↠恩シテ、勿↠犯スコト↢道禁↡。忍辱・精進・一心・智慧ヲモテ相教化、為↠徳テヨ↠善。正シク↠心シクシテ↠意斎戒清浄ナルコト一日一夜スレバ、勝レタリ↧在リテ↢無量寿国↡為スコト↠善百歳スルヨリモ↥。

^0319ゑはいかん。 かの仏国ぶっこく無為むいねんにして、 みな衆善しゅぜんんで*毛髪もうほつあく--なければなり。

所以者何仏国土無為自然ニシテ、皆積↢衆善↡、無ケレバナリ↢毛髪之0064↡。

^*ここにしてぜんしゅすることじゅうにちじゅうすれば、 ほう諸仏しょぶつこくにしてぜんをなすこと千歳せんざいするにすぐれたり。

↠此スルコト↠善十日十夜スレバ、勝レタリ↧於↢他方諸仏↡為スコト↠善千歳スルヨリモ↥。

^ゆゑはいかん。 ほう仏国ぶっこくは、 ぜんをなすものはおおあくをなすものはすくなし。 福徳ふくとくねんにして造悪ぞうあくところなければなり。

所以者何。他方仏国、為↠善↠悪。福徳自然ニシテケレバナリ↢造悪之地↡。

^ただ*このあひだのみあくおおくして、 ねんなることあることなし。 ごんして----よくもと求欲して、 うたたあひ*紿だいし、 *しんろう--かたちくる形困し て、 どくらふ└ 食す ┘。 かくのごとくきのそうして----、 いまだかつて むかしにも *にょうそくせず。

唯此ノミクシテ↠悪、無↠有ルコト↢自然ナルコト↡。勤苦シテ↠欲、転相欺紿、心ツカクルシ、飲↠苦ラフ↠毒。如↠是クノ怱務シテ、未↢嘗寧息↡。

二 Ⅲ ⅳ a 正教誨
          (一)仏世の勝益を明す
            (Ⅰ)教法の勝

^われなんぢらてんにんるいあわれみて、 ねんご苦心 誨喩けゆし、 おしへてぜんしゅせしむ。 *うつわしたがひて開導かいどうきょうぼうじゅするにじょうようせざることなし。 こころ所願しょがんにあり まかせ てみなどう└ 得道せ ┘しむ。

吾哀ミテ↢汝等天人之類↡、苦心ネンゴロ誨喩、教ヘテ↠修↠善。随ヒテ開導、授↢与スルニ経法↡莫↠不↢承用↡。在リテ↢意所願↡皆令↠得↠道

二 Ⅲ ⅳ a ロ (一)(Ⅱ)国土の勝

^ぶつ*遊履ゆりしたまする ところの*国邑こくおう*じゅこうぶらざるはなし。 てんじゅん日月にちがつ清明しょうみょうなり。 ふうときをもつてし、 *災厲さいれいおこらず、 くにゆたかにたみやすくして、 *ひょうもちゐることなしく、ˆ人民にんみんˇ とくあがにんおこ、 つとめて└ まつりごと ┘*らいじょうしゅおこなふ0074」 と--

↢遊履シタマフ↡国邑・丘聚、靡↠不ルハ↠蒙↠化天下和順ニシテ日月清明ナリ。風雨以テシ↠時、災厲不↠起。国豊カニ民安カニシテ、兵戈無↠用ヰルコト↠徳↠仁、務メテスト↢礼譲↡。

二 Ⅲ ⅳ a ロ (一)(Ⅲ)護念の勝

^ぶつのたまはく、 「われなんぢら諸天しょてん人民にんみん哀愍あいみんすること、 父母ぶもおもふよりもはなはだし。 いまわれこのけんにおいてぶつとな作仏してあくごうし、 つうしょうじょし、 しょう絶滅ぜつめつして、 ぜんをもつてあくめ、 しょういて*とくしめ*無為むいやすあん--のぼらし0320む。

仏言、我哀↢愍スルコト汝等諸天・人民↡、甚ダシ↢於父母フヨリモ↟子。今我於↢此↡作↠仏、降↢化五悪↡、消↢除五痛↡、絶↢滅シテ五焼↡、以↠善↠悪、抜↢生死之苦↡、令↧獲シメ↢五徳↦無為之安キニ↥。

二 Ⅲ ⅳ a ロ (二)滅後の劣相を明す

^われりてのちきょうどうやうやくめっし、 人民にんみん*てんにしてまた衆悪しゅあくをなしつくりてつうしょうかえりてさきほうのごとくならん ひさしくしてのちにうたたはげしからんこと、 ことごとくくべからず。 われただなんぢがためにりゃくしてこれをいふまくのみ」

吾去リテ↠世後、経道漸、人民諂偽ニシテ復為↢衆悪↡、五痛・五焼還リテ↢前↡、久シクシテシカラムコト不↠可カラ↢悉↡。我但為↠汝シテ↠之

二 Ⅲ ⅳ a ロ (三)上を結して正しく嘱す

^ぶつろくかたりたまはく、 「なんぢらおのおのよくこれをおもふて、 うたたあひきょうかいすることぶつ経法きょうぼうのごとくしておかすこ犯を ることなかれ」 と--

リタマハク↢弥勒↡、汝等各↠之、転相教誡、如クシテ↢仏経法↡、無レト↠得ルコト↠犯スコト也。

二 Ⅲ ⅳ 弥勒領受

^ここにおいて------ろくさつがっしょうしてまうさく、 「ぶつ所説しょせつ、 はなはだねんごろよし なりにんまことにしかなり。 如来にょらいあまねくいつくしみ 慈をもて 哀愍あいみん、 ことごとくだつせしめたまむ  ぶつじゅうけてつ、あへてしつせじ」 と--

↠是弥勒菩薩合掌シテシテ、仏所説甚ネンゴロナリ。世人実ナリ。如来普シミテ哀愍、悉メタマフ↢度脱↡。受ケテ↢仏重誨↡不↢敢違失↡。

現土証誠【霊山現土】
    見土方法
      仏教令

【41】^ぶつなんげたまはく、 「なんぢちてさらにぶくととのへ、 がっしょう--ぎょうしてりょう寿じゅぶつらいしたてませよ つれ十方じっぽうこく諸仏しょぶつ如来にょらい--、 つねにともにかのぶつじゃく無礙むげなるをしょうよう讃歎さんだんしたまへばなり」 と--

仏告ゲタマハク↢阿↡、汝起チテ↢衣服↡、合掌恭敬シテシタテマツレ↢無量寿仏↡。十方国土諸仏如0065、常称↢揚讃↣歎シタマヘバナリト無著・無礙ナルヲ↡。

二 Ⅳ ⅰ 阿難受命

^ここにおいて------なんちてぶくととのへ、 ただしくしおもて西にしにして、 ぎょう--がっしょうして--たい0075げて、 りょう寿じゅぶつらいしたてまつりてまうさく、 「そんねがはくはかのぶつ安楽あんらくこく、 およびもろもろのさつしょうもん--大衆だいしゅたてまつらん」 と。

↠是阿難起チテ↢衣服↡、正シク↠身西ニシ、恭敬合掌、五体ゲテ↠地、礼シタテマツリテ↢無量寿仏↡白シテ、世尊、願クハタテマツラムト↢彼仏・安楽国土及菩薩・声聞大衆↡。

二 Ⅳ 現土妙相
      正現

^このきをはるに、 そくりょう寿じゅぶつ--だいこうみょうはなちてあまねく一切いっさい諸仏しょぶつかいらしたまふ。 *金剛こんごうせんしゅせんのうだいしょう0321諸山しょせん一切いっさい--あらゆるものみ諸有皆同 おなじく一色いっしきなり。

↢是↡已ルニ、即時無量寿仏チテ↢大光明↡普シタマフ↢一切諸仏世界↡。金剛囲山、須弥山王、大小諸山、一切所有ルモノ皆同ジク一色ナリ

二 Ⅳ ⅱ 譬に約し其の相を明す

^たとへば*劫水こうすいかい*まんするに、 そのなかの万物まんもつ沈没ちんもつしてあらわ└ 現ぜ ┘ず、 *滉瀁こうよう浩汗こうかんとしてただ大水だいすいをのみるがごとし かのぶつこうみょうもまたまたかくのごとし。 しょうもんさつ一切いっさいこうみょう、 みなことごとく隠蔽おんぺいして、 ただ仏光ぶっこう*みょうよう顕赫けんかくなるをたてまつる。

ヘバ↧劫水弥↢満スルニ世界↡、其万物沈没シテ不↠現、滉瀁浩汗トシテ唯見ルガ↦大水ノミ↥。彼光明亦復如↠是クノ。声聞・菩薩一切光明、皆悉隠蔽シテ唯見↢仏明曜顕赫ナルヲ↡。

二 Ⅳ ⅱ 彼此相見

^そのときなん、 すなはちりょう寿じゅぶつたてまつるにれば とく*巍々ぎぎとして、 しゅせんのうの、 たかくして一切いっさいもろもろのかいうえづでたるがごとし。 相好そうごう ˆよりはなつˇ こうみょうしょうようせざることなし。 *このしゅいちにことごとくたてまつ--------る。 *かしこにして----このること、 またまたかくのごとし。

時阿難即タテマツルニ↢無量寿仏↡、威徳巍巍トシテ、如↣須弥山王クシテヅルガ↢一切世界↡。相好光明↠不↢照曜↡。此四衆一時タテマツルコト↢此↡亦復如↠是クノ

二 Ⅳ 広く真化を判じ信疑の得失を証す【胎化得失】
      真化の二土を弁定す
        真土
          (一)浄土を証定す

【42】^そのときぶつなんおよび慈氏じしさつ (弥勒) げたまはく、 「なんぢかのくにるに、 よりじょうじょうてんいたるまで、 そのなかのあらゆ諸有 みょうごんじょうなるねんもの、 ことごとくるとせんやいなや」 と--

時仏告ゲタマハク↢阿難及慈氏菩薩↡、汝見ルニ↢彼↡、従↠地已上至ルマデ↢浄居天↡、其所有微妙厳浄ナル自然之物、為↢悉タリ↡不ヤト

^なんこたへてまうさく、 「*やや0076、 しかなり。 すでにたてまつたまへつれり」 と。

阿難対ヘテ、唯然ナリタリ

二 Ⅳ ⅲ a イ (二)法身を証定す

^「なんぢむしろまたりょう寿じゅぶつ大音だいおん一切いっさいかいせんして、 しゅじょうしたまする くやいなや」 と--

ネンゴロ復聞ケリ↧無量寿仏大音宣↢布シテ一切世界↡化シタマフヲ↦衆生↥不ヤト

^なんこたへてまうさく、 「やや、 しかなり。 すでにたてまつたまへつれり」 と。

阿難対ヘテ、唯然ナリケリ

二 Ⅳ ⅲ a イ (三)摂衆生を証定す

^「かのくに人民にんみんひゃくせんじゅん七宝しっぽう殿でんじょうじてしょうあること└ するところ ┘なく、 あまねく十方じっぽういたりて諸仏しょぶつようするを--、 なんぢまたるやいなや」 と--

人民乗ジテ↢百千由旬七宝宮殿↡無ルコト↢障礙↡、徧リテ↢十方↡供↢養シタテマツル諸仏汝復見タリヤト

^こた0322へてまうさく、 「すでにたてまつたまへつれり」 と。

ヘテ、已タリ

二 Ⅳ ⅲ a 化土
          (一)正報を証定す

^「かのくに人民にんみんたいしょうのものあり。 なんぢまたるやいなや」 と--

人民↢胎者↡。汝復見タリヤト

^こたへてまうさく、 「すでにたてまつたまへつれり」 と。

ヘテ、已タリ

二 Ⅳ ⅲ a ロ (二)依報を証定す

^そのたいしょうのものといふはしょするところの殿でん--、 あるいはひゃくじゅん、 あるいはひゃくじゅんなり。 おのおのそのなかにして、 もろもろのらくること うてんじょうのごとくにして------、 またみなねんなり」 と--

0066↠処スル宮殿、或イハ百由旬、或イハ五百由旬ナリ。各↢其↡受クルコト↢諸快楽↡如シテ↢忉利天↡、亦皆自然ナリト

二 Ⅳ ⅲ 信疑の得失を証す
        弥勒請問

【43】^そのときに、 慈氏じしさつ (弥勒)ぶつにまうしてまうさく、 「そん、 なんのいんなんのえんありてか、 かのくに人民にんみんたいしょうしょうなる」 と。

慈氏菩薩白シテ↠仏、世尊、因何アリテカ人民、胎生・化生ナルト

二 Ⅳ ⅲ b 仏開示
          (一)正しく因縁を答ふ
            (Ⅰ)化土因縁
              (ⅰ)其の因を挙ぐ

^ぶつ慈氏じしげたまはく、 「もししゅじょうありて、 わくしんをもつてもろもろのどくしゅして、 かのくにうま生ぜ んとねがはん└ 願ず ┘*ぶっ思議しぎ不可ふかしょうだいじょうこうとうりんさいじょうしょうさと了せ ずして----このしょにおいてわくしてしんぜず。しかるになほ罪福ざいふくしん0077善本ぜんぽんしゅじゅうして、 そのくにうま生ぜ んとねが願ず 

仏告ゲタマハク↢慈氏↡、若リテ↢衆生↡、↢疑惑↡修シテ↢諸功徳↡願↠生ムト↢彼↡。シテサト↢仏智・不思議智・不可称智・大乗広智・無等無倫最上勝智↡、↢此諸智疑惑シテ不↠信。然ルニ猶信↢罪福↡修↢習シテ善本↡、願↠生ムト↢其↡。

二 Ⅳ ⅲ b ロ (一)(Ⅰ)(ⅱ)其の果を明す〔第20願成就〕

^このもろもろのしゅじょう、 かの殿でんうま生じ 寿いのちじゆ ひゃくさい、 つねにぶつたてまつらず、 きょうぼうかず、 さつしょうもん--しょうじゅず。

衆生、↢彼宮殿寿五百歳、常不↠見タテマツラ↠仏、不↠聞↢経法↡、不↠見↢菩薩・声聞聖衆↡。

二 Ⅳ ⅲ b ロ (一)(Ⅰ)(ⅲ)其の名を結す

^このゆゑに、 かのこくにおいてこれをたいしょうといふ。

↢彼国土↡謂↢之胎生↡。

二 Ⅳ ⅲ b ロ (一)(Ⅱ)真土因縁
              (ⅰ)凡夫往生

^もししゅじょうありて、 あきらかにぶっないしょうしん、 もろもろのどくをなして信心しんじんこうすればせん。このもろもろのしゅじょう七宝しっぽう--はな--なか中  においてねんしょう*跏趺かふしてし、 しゅのあひだに身相しんそうこうみょう智慧ちえ0323どく、 もろもろのさつのごとくそく--じょうじゅせん。

リテ↢衆生↡、明カニ↢仏智乃至勝智↡、作シテ↢諸功徳↡信心廻向スレバ、此衆生、↢七宝中↡自然化生跏趺シテ而坐、須臾之身相・光明・智慧・功徳、如↢諸菩薩↡具足成就

二 Ⅳ ⅲ b ロ (一)(Ⅱ)(ⅱ)聖人往生

【44】^またつぎ慈氏じし (弥勒)ほう仏国ぶっこくしょだいさつ発心ほっしんしてりょう寿じゅぶつたてまつりて恭敬供養することˆりょう寿じゅぶつˇ および------もろもろのさつしょうもんしゅうぎょう-------よう------およばんとおも欲す。 かのさつとういのちおわ命終しりょう寿じゅこくしょうずることをて、 七宝しっぽう--はな--なか中  においより ねんしょうせんす 

復次慈氏、他方仏国大菩薩、発心シテタテマツリ↢無量寿仏↡、恭敬供養シテボサムト菩薩・声聞之衆。彼菩薩等、命終↠生ズルコトヲ↢無量寿国↡、於↢七宝中↡自然化生

二 Ⅳ ⅲ b ロ (二)其の得失を判ず
            (Ⅰ)正明

^ろくまさにるべし、 かのしょうのものは智慧ちえすぐれたるがゆゑなり。 そのたいしょうのものはみな智慧ちえなし。 ひゃくさいのなかにおいてつねにぶつたてまつら----------ず、 きょうぼうかず、 さつもろもろのしょうもん--しゅうず、 ぶつようするによしなし。 *さつ法式ほっしきらず、 *どくしゅじゅうすることをず。

弥勒、当↠知、彼化生智慧勝レタルガナリ。其胎生皆無↢智慧↡。於↢五百歳↡常不↠見タテマツラ↠仏、不↠聞↢経法↡、不↠見↢菩薩・諸声聞↡、無↠由↣供↢養シタテマツル0067↡。不↠知↢菩薩法式↡、不↠得↣修↢習スルコトヲ功徳↡。

^まさにるべし、 このひと--宿しゅくとき智慧ちえあることなくしてわくせしする いたすとこ0078ろなり」 と--

↠知、此宿世之時クシテ↠有ルコト↢智慧↡疑惑ルノナリト↠致

二 Ⅳ ⅲ b ロ (二)(Ⅱ)別して譬を設けて化土の劣相を明す
              (ⅰ)正しく譬を設く
                (a)仏問

【45】^ぶつろくげたまはく、 「たとへば転輪てんりんじょうおうのごとき、 べつ七宝しっぽう*しつありて、 種々しゅじゅしょうごん*床帳じょうちょうちょうせつし、 もろもろの繒幡ぞうばんく。 もしもろもろのしょうおうありてつみおうれば、 すなはちかのちゅうれて、 つなぐにこんをもつてす。

仏告ゲタマハク↢弥勒↡、ヘバ転輪聖王ルガ七宝宮室↡種種、張↢設床帳↡、懸↢諸↡。若リテ↢諸小王子↡得レバ↢罪於王↡、スナハレテ↢彼宮中↡、繋グニテス↢金鎖↡。

^飲食おんじきぶく*じょうのくこうがくきゅうせんこと、 転輪てんりんのうのごとくしてぼうしょうするところなけん。 こころにおいていかん。 このもろもろのおう、 むしろかのところねがひてんやいなや」 と--

供↢スルコト飲食・衣服・床褥・華香・妓楽↡、如クシテ↢転輪王↡無カラ↠所↢乏少スル↡。於↠意云何。此王子、寧フヤ↢彼↡不ヤト

二 Ⅳ ⅲ b ロ (二)(Ⅱ)(ⅰ)(b)弥勒答

^こたへてまうさく、 「いななり。 ただ種々しゅじゅ方便ほうべんして、 もろも0324ろの大力だいりき ˆあるひとˇもとめてみづからまぬか 免出する  ことをおも 欲せん 」 と--

ヘテ、不也。但種種方便、求メテ↢諸大力↡欲↢自デム↡。

二 Ⅳ ⅲ b ロ (二)(Ⅱ)(ⅱ)法合
                (a)正合

^ぶつろくげたまはく、 「このもろもろのしゅじょうも、 またまたかくのごとし。 ぶっわくせしする をもつてのゆゑに、 かの ˆたいしょうのˇ 殿でんしょうじてず。  ぎょうばつない一念いちねんあく--あることなし。 ただひゃくさいのうちにおいて三宝さんぼうたてまつら----------ず、 ˆ諸仏しょぶつをˇ ようしてもろもろの善本ぜんぽんしゅすることをず。 これをもつてとす。 らくありといへども、 なほかのところねがはず。

仏告ゲタマハク↢弥勒↡、衆生亦復如↠是クノ。以テノ↣疑↢惑仏智、生宮殿ケレドモ↠有ルコト刑罰乃至一念悪事但於↢五百歳↡不↠見タテマツラ↢三宝↡、不↠得↣供養タテマツリスルコトヲ↢諸善本↡。以↠此↠苦。雖↠有リト↢余楽↡、猶不↠楽↢彼↡。

二 Ⅳ ⅲ b ロ (二)(Ⅱ)(ⅱ)(b)罪滅し仏を見る相を明す

^もしこのしゅじょう、 その*もと--つみさとりて、 ふかくみづから*しゃくして、 かのところはなれんことをもとめば、 すなはちこころのごとくなることをえてりょう寿じゅぶつ--みもと往詣おうげいしてぎょう--ようせん。たてまつる----------ことを------0079----またあまねくりょうしゅしょぶつ--みもといた ることをえて、 もろもろのどくしゅすることせ  ん。

衆生、識↢其↡、深シテ、求ムレ↠離ルルコトヲ↢彼↡、即得↧如↠意往↢詣シテ無量寿↡恭敬供養シタテマツルコトヲ↥、亦得↧徧リテ↢無量無数↡、修スルコトヲ↦諸功徳↥。

二 Ⅳ ⅲ b ロ (三)総結し疑を誡め信を勧む

^ろくまさにるべし、 それさつありてわくしょうずるものは、 だいしっすとす。 このゆゑに、 まさにあきらかに*諸仏しょぶつじょう智慧ちえしんずべし」 と--

弥勒、当↠知リテ↢菩薩↡ズル↢疑惑↡者、為↠失スト↢大利↡。是シト↣明カニ↢諸仏無上智慧↡。

十方来生の相を述ぶ【十方来生】
    弥勒請問

【46】^ろくさつぶつにまうしてまうさく、 「そん、 このかいにおいて、 いくばくの*退たいさつありてか、 かの仏国ぶっこくしょうぜん」 と--

弥勒菩薩白シテ↠仏、世尊、於↢此世界↡、有リテカ幾所イクバク不退菩薩↡、生ズル↢彼仏国↡。

二 Ⅴ 仏開示
      正列
        此土往生を記す

^ぶつろくげたまはく、 「このかいにおいてろくじゅう七億しちおく退たいさつありて、 かのくにおうじょうせん すべし 一々いちいちさつ--、 すでにかつて むかし  しゅ諸仏しょぶつようしたてまつす  ること*いでろくのごときくなるものなり。もろもろの*小行しょうぎょうさつおよびしょうどくしゅじゅうせんする もの、 しょうすべからず。ざる、 みなまさにおうじょうすべ0325」 と--

仏告ゲタマハク↢弥勒↡、於↢此世界リテ↢六十七億不退菩薩↡、往↢生↡。一一菩薩0068供↢養シタテマツルコト無数諸仏イデ↢弥勒者也。諸小行菩薩及修↢習スル少功徳↡者、不↠可カラ↢称計↡。皆当シト↢往生↡。

二 Ⅴ ⅱ a 他土往生を記す
          (一)

^ぶつろくげたまはく、 「ただわがくにのもろもろのさつとうのみかのくにおうじょうするにあらず、 ほうぶつ ˆのさつとうˇ も、 またまたかくのごとし。

仏告ゲタマハク↢弥勒↡、不↣但我菩薩等ノミ往↢生スルニ他方仏土亦復如↠是クノ

二 Ⅴ ⅱ a ロ (二)正列
            (Ⅰ)別列

^その第一だいいちぶつづけておんしょうといふ。 かしこにひゃくはちじゅうおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第一ケテ↢遠照↡。彼↢百八十億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^そのだいぶつづけて宝蔵ほうぞうといふ。 かしこにじゅうおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第二ケテ↢宝蔵↡。彼↢九十億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^その第三だいさんぶつづけてりょうおんといふ。 かしこにひゃくじゅうおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第三ケテ↢無量音↡。彼↢二百二十億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^そのだいぶつづけてかんといふ。 かしこにひゃくじゅうおく0080さつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第四ケテ↢甘露味↡。彼↢二百五十億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^そのだいぶつづけて龍勝りゅうしょうといふ。 かしこにじゅうおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第五ケテ↢龍勝↡。彼↢十四億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^その第六だいろくぶつづけてしょうりきといふ。 かしこにまんせんさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第六ケテ↢勝力↡。彼↢万四千菩薩↡、皆当↢往生↡。

^その第七だいしちぶつづけて師子ししといふ。 かしこにひゃくおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第七ケテ↢師子↡。彼↢五百菩薩↡、皆当↢往生↡。

^その第八だいはちぶつづけて離垢りくこうといふ。 かしこにはちじゅうおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第八ケテ↢離垢光↡。彼↢八十億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^そのだいぶつづけて徳首とくしゅといふ。 かしこにろくじゅうおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第九ケテ↢徳首↡。彼↢六十億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^そのだいじゅうぶつづけてみょう徳山とくせんといふ。 かしこにろくじゅうおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第十ケテ↢妙徳山↡。彼↢六十億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^そのだいじゅういちぶつづけて人王にんのうといふ。 かしこにじゅうおくさつあり、 みなまさにおうじょうすべし。

第十一ケテ↢人王↡。彼↢十億菩薩↡、皆当↢往生↡。

^そのだいじゅう0326ぶつづけてじょうといふ。 かしこにしゅ不可ふかしょうのもろもろのさつしゅあり、 みな退たいてんにして智慧ちえゆうみょうなり。 すでにかつて むかし  りょう諸仏しょぶつようしたてまつりて------------七日しちにちのうちにおいてすなはちよくひゃく千億せんおくこうだいしゅすると所修ころの*けんほう摂取せっしゅす。 これらのさつみなまさにおうじょうすべし。

第十二ケテ↢無上華↡。彼↧無数ニシテカラ称計菩薩衆↥、皆不退転ニシテ智慧勇猛ナリ。已供↢養シタテマツリテ無量諸仏↡、於↢七日↡即摂↢取百千億劫大士堅固之法↡。斯等菩薩、皆当↢往生↡。

^そのだいじゅうさんぶつづけて無畏むいといふ。 かしこにしちひゃくじゅうおくだい薩衆さつしゅ、 もろもろの*しょうさつおよび*比丘びくとうしょうすべからざるあり、 みなまさにおうじょうすべし」 と--0081

第十三ケテ↢無畏0069↡。彼↢七百九十億大菩薩衆、諸小菩薩及比丘等↟可カラ↢称計↡、皆当シト↢往生↡。

二 Ⅴ ⅱ a ロ (二)(Ⅱ)広く無数を明す

^ぶつろくかたりたまはく、 「ただこのじゅう仏国ぶっこくのなかのもろもろのさつとうのみまさにおうじょうすべきにあらざるなず  十方じっぽうかいりょう仏国ぶっこくより、 そのおうじょうするものまたまたかくのごとし、 はなはだおお甚多 くしてしゅなり。

仏語リタマハク↢弥勒↡、不↣但此十四仏国菩薩等ノミキニ↢往生↡也。十方世界無量仏国ヨリ、其往生スル亦復如↠是クノクシテ無数ナリ

二 Ⅴ ⅱ 総結

^われただ十方じっぽう諸仏しょぶつみょうごう--、 および ˆそれらの仏国ぶっこくのˇ さつ比丘びくのかのくにしょうずるものをかんに くこと  ちゅう一劫いっこうすともなほいまだおわることあたはじ。 われいまなんぢがためにりゃくしてこれをまくのみ」 と--

我但説カムニ↧十方諸仏名号菩薩・比丘ズル↢彼↡者↥、昼夜一劫ストモ尚未↠能ルコト。我今為↠汝シテ↠之

流通分
  法を嘆じて付嘱す【弥勒付属】
    総じて所詮の宗要を讃ず

【47】^ぶつろくかたりたまはく、 「それかのぶつみょうごうくことを うることありて、 かんやくして--ない一念いちねんせんことあらん----------まさにるべし、 このひとだいとす。 すなはちこれじょうどくそくするなり--------

リタマハク↢弥勒↡、リテルコト↠聞クコトヲ↢彼名号↡、歓喜踊躍シテルマデセム一念↠知、此↠得↢大利↡。則是具↢足ルナリ無上功徳↡。

三 Ⅰ 能詮の教法を讃ず
      難きを挙げ聞信を勧む
        正しく難きを挙げ勧む

^このゆゑにろくたとひだいありて三千さんぜん大千だいせんかいじゅうまんすとも、 かならずまさにこれをぎて、 このきょうぼうきてかんしんぎょうし、 じゅ読誦どくじゅしてせつのごと 如説に  しゅぎょうすべし。

弥勒、設リテ↢大火↡充↢満ストモ三千大千世界↡、要↧過ギテ↠此、聞キテ↢是経法↡歓喜信楽、受持読誦シテ↠説修行↥。

三 Ⅰ ⅱ a 其の所以を明す
          (一)聞経難きを明す

^ゆゑはいかん。 おおさつありてこのきょうかん0327ほっすれども、 ることあたはざればなり

所以者何。多リテ↢菩薩↡欲スレドモ↠聞カムト↢此↡而不レバナリ↠能↠得ルコト

三 Ⅰ ⅱ a ロ (二)其の勝益を明す

^もししゅじょうありて、 このきょうくものは、 じょうどうにおいてつひに退転たいてんせず。 このゆゑにまさに専心せんしん信受しんじゅし、 じゅし、 ----せつぎょうすべし」 と--

リテ↢衆生↡聞↢此↡者、於↢無上道↡終不↢退転↡。是シト↢専心信受持誦説行↡。

三 Ⅰ ⅱ a 除疑生信を勧む

^ぶつのたまはく、 「われいまもろもろのしゅじょうのためにこの経法きょうぼうきて、 りょう寿じゅぶつおよびそのこく一切いっさい--0082しょせしむ。 まさに*なすべきところのものは、 みなこれを ˆたずねˇ もとむべし。 わがめつのちをもつて、 またわくしょうずることをることなかれ。

仏言、吾今為↢諸衆生↡説キテ↢此経法↡、令メム↠見↢無量寿仏及国土一切所有↡。所↠当↠為皆可↠求↠之。無↠得ルコト↧以↢我滅度之後↡復生ズルコトヲ↦疑惑↥。

三 Ⅰ ⅱ 哀愍特留益【特留此経】

^*当来とうらい*きょうどう滅尽めつじんせんに、 われ慈悲じひをもつて哀愍あいみんして、 こときょうとどめてじゅうすること*ひゃくさいせん。 それしゅじょうありて、 このきょうもうあふものは--こころ所願しょがんしたがひてみな*とくすべし」 と--

当来之世経道滅尽セムニ、我以↢慈悲↡哀愍シテメテ↢此↡止住スルコト百歳セム。其リテ↢衆生↡値↢斯↡者、随ヒテ↢意所願↡皆可シト↢得度↡。

三 Ⅰ ⅱ 信受の難きを讃ず
        総じて諸難を列ぬ

^ぶつろくかたりたまはく、如来にょらい*こう--もうあひがたく、 たてまつることかたし。 諸仏しょぶつきょうどうがたくきがたし。 さつしょうぼうしょ波羅はらみつくことをることまたかたし。 ぜんしきひ、 ほうき、 よくぎょうずること、 これまたかたしとす。

仏語リタマハク↢弥勒↡、如来興世、難↠値マミ。諸仏経道、難↠得難↠聞。菩薩勝法0070諸波羅蜜、得ルコト↠聞クコトヲ亦難↢善知識↡、↠法ズルコト、此亦為↠難シト

三 Ⅰ ⅱ c 別して今経の信を嘆ず

^もしこのきょうきてしんぎょうじゅすることは--なんカタキガなかのなんカタシ これにぎたるなん--カタキコト けん

キハキテ↢斯↡信楽受持スル中之難ニシテ↢過ギタル↠此↡。

三 Ⅰ 総結して信行を勧む

^このゆゑにわがほう--かくのごとくなし、 かくのごとくき、 かくのごとくおしふ。 まさに信順しんじゅんしてほうのごとくしゅぎょうすべし」 と--

、如↠是クノ、如↠是クノ、如↠是クノ。応シト↢信順シテ↠法修行↡。

時会得益
    正しく得益を明す

【48】^そのときに、 そん、 このきょうぼうきたまふに、 りょうしゅじょう、 みな*じょうしょうがくしん0328おこしきす  まんせん由他ゆた--ひと*清浄しょうじょう法眼ほうげんじゅうおく諸天しょてん人民にんみん*阿那あなごんう。はちじゅうまん比丘びく*じん意解いげす。じゅうおくさつ退たいてんう。*ぜいどくをもつてみづからしょうごんしょうらい--においてまさにしょうがく0083べし。

世尊説キタマフニ↢此経法↡、無量衆生、皆発↢無上正覚之心万二千那由他人、得↢清浄法眼↡、二十二億諸天・人民、得↢阿那含↡、八十万比丘、漏尽意解、四十億菩薩、得タリ↢不退転↢弘誓功徳↡而自荘厳、於↢将来↡当↠成↢正覚↡。

三 Ⅱ 満会霊相

^そのときに、 三千さんぜん大千だいせんかい*六種ろくしゅ震動しんどうす。大光だいこうあまねく十方じっぽうこくらす。 ひゃくせん音楽おんがくねんにしてなし、 りょうみょう*紛々ふんぷんとしてくだる。

三千大千世界六種震動、大光普↢十方国土百千音楽自然ニシテ而作、無量妙華紛紛トシテ而降

信受奉行

^ぶつきょうきたまふことおわりて、 ろくさつおよび十方じっぽうよりきたれるもろもろのさつしゅちょうろうなんもろもろのだいしょうもん一切いっさい--大衆だいしゅぶつ所説しょせつきたてまつり----------て、 かんせざるはずといふことなし。

仏説タマフコト↠経タマフニ、弥勒菩薩及十方ヨリレル菩薩衆、長老阿難、諸大声聞、一切大衆、キタテマツリテ↢仏所説↡、靡↠不ルハ↢歓喜↡。

仏説ぶっせつりょう寿じゅきょう かん

**貞和三歳 丁亥 林鐘仲旬候以聖人御点秘本延写于仮名令授与之訖

願主空善

 

延書の底本は兵庫県毫摂寺蔵乗専書写本。 ○無量寿経延書 (浄聖全Ⅲ) の底本と同一だが、 標準化されているので、 参考までに○との相違を下に細字で示した。 なお、 --は延書にない語句。
至心に回向したまへり 通常は 「至心に回向して」 と読む。 親鸞聖人は如来回向の義をあらわすために、 このように読みかえた。
真仏 上輩の臨終に現れる仏を指す。
経法 阿弥陀仏が説く教法。
道化を宣布す 阿弥陀仏の教法を、 十方衆生の人々に広く説きのべるという意。
無価の衣 →無価むげ
最勝の尊 阿弥陀仏のこと。
深法門に遊入し 深い真理をさとること。
 頭。
大士観世音 かんおんさつのこと。
夢幻響き 次々行の 「電・影」 と合せて五喩を出す。 すなわち、 あらゆる存在は因縁いんねんにより生ずるものであり、 実体がないことを、 夢・幻・こだま・いなずま・かげに喩える。
 刹 (せつ) は梵語クシェートラ(kṣetra)の音写。 国土・世界の意。ここでは阿弥陀仏の浄土のこと。
諸法の性 あらゆる存在の本性。
安養仏 阿弥陀仏のこと。
清浄の処・厳浄の国 阿弥陀仏の浄土を指す。
世尊 諸仏のこと。
この事・この法 阿弥陀仏の本願を指す。
聞きて奉行し 聞いた教えのままに行じて。
たとへば… →補註14
見て…慶ばば 見は聞見のこと。 みょうごうのいわれを聞きひらき、 信を得て法を敬い深く心によろこべば。
 だいしんのこと。
生死の流 てんりんしている迷いの世界を指す。
一尋 尋は長さの単位。 両腕を左右に広げた時の長さを一尋とする。
転化 しゃ世界の身を転じて、 浄土へしょうすること。
要妙を究暢し 経典の本旨を究め尽し、 通達すること。
諸根明利 げんぜつしん六根ろっこんが明朗で利発であること。 六神通ろくじんずうを得て自在であることをいう。
二忍 三法さんぼうにんの中の音響忍おんこうにん柔順忍にゅうじゅんにんの二つ。
かれに同ずること 五濁の悪世間の人々と同じ相をとること。
わが国のごとくなる 釈尊みずからがこの娑婆世界に応化して、 しゅじょう済度するのと同じであるという意。
前後に… 現れた順序に従って、先のものから次々に消えるという意。
軽挙 神通力じんずうりきによって身軽く飛ぶこと。
本国 阿弥陀仏の浄土を指す。
班宣 班は分かつの意で、 仏が相手の能力に応じて、 法を分けのべること。
五つの音声 きゅうしょうかくの五音階。 →いん七声しちせい
熙怡快楽 心身ともにやわらぎよろこぶこと。
講説 教えを説きのべること。
柔軟調伏 心をやわらかく保ち、 自制すること。
離蓋 真実を覆う煩悩ぼんのう (蓋) を離れること。
愛法楽法喜法の心 仏法を愛楽あいぎょうし歓喜する心。
通明慧 通は六神通ろくじんずう、 明は三明さんみょうのこと、 慧はその六神通と三明を貫く智慧ちえのこと。
肉眼… →五眼ごげん
無礙の智 →四無礙智しむげち
如より来生して… →じゅう如来にょらいしょう
習滅の音声の方便 善を習い悪を滅する教誡 (音声) をしゅじょうに会得させる種々の手だて。
世語 仏道修行にとって利益にならない世間の俗論。
生身煩悩 迷いの果としての肉体と、 迷いの因としての煩悩。
二余 生身の苦しみと煩悩との二つの余習。
覆載せずといふことなし 仏の大悲は、 天が一切万物を差別なく覆い、 地が残すことなく載せるように、 しゅじょうに対してわけへだてしないという意。
仏の教法… 仏教のすべてに精通していて余すところがない。
火王 盛んに燃える火。
一切の有 あらゆる存在。
大乗 大きな乗物。
金剛山 鉄囲山てっちせんのこと。
蔵積するところなき 遊禽 (小鳥) は食べ物をたくわえない、すなわち足ることを知って欲を離れているという意。
欲の刺 貪欲とんよく煩悩ぼんのう
因力 直接の原因となる業の力。 ここでは過去に修めた善根ぜんごん力の意。
縁力 因を育てて果を結ばせる間接的な力。 ここでは諸仏・ぜんしきの教導の力を指す。
意力 さとりを求める意志力。
願力 しゅじょう救済を願う力。
方便の力 修行のことを方便という場合と衆生救済の手段を方便という場合とがある。
常力 常に怠ることなく修行する力。
善力 悪をなさず善をなす力。
定力 精神統一によって得る力。
慧力 智慧の力。
多聞の力 多くの教えを聞いて心にさとった力。
施…智慧の力 ろっ波羅ぱらみつの力。
正念正観…通明の力 正しく教法を念ずる力と真実の道理を正しく見る力、 および六神通ろくじんずう三明さんみょうの力。
上下なく洞達して 上下の別なくさとりを得ること。
横に… →横截おうぜつ
往き易くして… →おうにん
その国…牽く 浄土は真実信心の行者をたがうことなく、 願力のねんによりひきよせるとの意。
不急の事 急がなくてもよいこと。 急ぐべきしゅつしょうに対し、 世俗の欲望をみたそうとするすべての事柄をいう。
念を累ね慮りを積み 過去をおもい、 未来をおもんぱかる。
摧砕 盗賊・水火等の災難が身を打ち砕くこと。
憂懼万端 憂いや恐れが数かぎりなくあること。
思想 思い悩むこと。
善悪の道 善悪因果の道理。
中外の親属 内外の親属。 父方の親類を内、 母方の親類を外という。
有無あひ通じて 衣食金銭等をたがいに融通し合って。
言色 言葉と表情。
対生 二人が同じ世界にあい対して生れること。
行に当りて… 自己のなす善悪の行業に従って、 その苦楽のほうを得るという意。
よく見るものなし 業報ごうほうにより境界きょうがいを異にするため、 愛し合った者同士でも再びめぐり会うことはできない。
窈々冥々 奥深く暗いさま。
極長の生 はんの常楽のこと。
これ 善悪因果の道理を信じない邪見を指す。
先後 先祖と子孫。
生死の常の道 生と死を繰り返すという不変の道。
あひ嗣ぎて立つ 生と死が次々に続いて絶えることがないという意。
顛倒上下 ここでは老少不定のこと。 老人が先に死に、 若者が後で死ぬとは限らないこと。
矇冥抵突 心が愚かでくらいために、 道理に背くこと。
遠き慮り 将来を思いはかること。 後世を心にかけること。
愛欲に痴惑せられて 欲望にまどわされて。
財色を貪狼す 財欲・色欲をむさぼる。
痛着 悲嘆にくれること。
恩好を思想して 先立ったものに対する恩愛とよしみを思い出して。
昏矇閉塞 心がくらく閉じふさがること。
総猥憒擾 世の中がすべて濁り、 心わずらわしく乱れること。
殺毒 殺生せっしょうのもとであるしん (いかり) を毒に喩えていう。
悪気窈冥 内に悪意を含み外に顕さないこと。
経戒を虧負して 仏の戒めを守らず、 それに背いて。
去来今 過去・未来・現在。
福禄巍々たり 仏果 (仏のさとり) の福徳ふくとくが高くすぐれている。
典攬を教授し 経典の要義を取ってこれを学ばせるという意。
威制消化 仏の威光をもって、 どうを制伏し、 邪見を消して教え導くこと。
悪露不浄 醜悪さがあらわれて汚いこと。
精明 専精明信。 ひたすら明瞭な心でつとめること。
一世 一生。
道徳と合明して 仏道に相応し智慧ちえが明らかなこと。
 三宝さんぽうを見聞できないことや、 じょうやくができないことなどを指す。 自利利他の行ができないことが辺地のわざわいである。
仏のたまはく… 以下の 「五善五悪」 の経文は、 従来 「あくだん」 と称して布教されてきたものである。 →補註5
記識して (罪を) 記録して忘れず。
これ 因果必然の道理を指す。
なかにおいて 五濁の世の中において。
佞諂不忠 こびへつらって、 誠実さがないこと。
巧言諛媚 言葉たくみに相手にとりいること。
怨枉に陥し入る 人を恨んで無実の罪におとし入れる。
機偽多端 いろいろなからくりを設けて偽ること。
度を践み… よく法度を実践し、 天下の大勢を知る。
天心に当らず 天地のことわりに背く。
知識 友人。 知人。
利害 自分の利益をはかり、 他人に害を加えること。
命を追ひて 自己のなす業に従って。
楽処 人天を指す。
苦毒 地獄・餓鬼がきちくしょう三悪道さんまくどうを指す。
名籍を別つ 罪相とその名前を名簿にはっきりと書き記すこと。
処年寿命 生をうけてから死ぬまでの年月。
細色を眄睞して 美しい人に流し目を送って。
交結聚会 同心のものがより集まり徒党を組むこと。
みづから業を修せず 自分の正当の仕事を怠る。
欲繋して事をなす 欲にかられてより大きな悪事をはたらくようになるという意。
恐熱迫愶 悪事をするため心は落ちつかず、 熱の出たようにみずから恐れながらも、 他人を脅迫し財宝を奪い取ること。
帰給 支給すること。
尊卑を避けず 上下の区別を顧みないで礼儀を乱す。
人鬼に著され 人にも知られじんにも見られ。
教令 ここでは教えそそのかすという意。
両舌悪口妄言綺語 じゅうあくのうちのごうの四悪。
讒賊闘乱す 人をそしり害し、 仲違いさせて争わせること。
尊貴自大 わが身ほど尊いものはないと思いあがること。
偃 おごりたかぶること。 ここでは善事をなそうとせずに、 横着をきめこむこと。
天道 業の道理、 因果の道理のこと。
蹉跌することを得ず ここでは業の道理に少しもくい違いがないという意。
 節度。
報償の心 恩をかえそうとする心。 恩義に報いる心。
徙倚懈惰 心が落ち着かず、 おこたりなまけること。
辜較縦奪 利益を独占し、 ほしいままに他人のものを奪うこと。
串ひて 慣れて。 習慣となって。
賑給 口腹を満たし養うこと。 すなわち、 ぜいたくな生活をすること。
 節度。
魯扈牴突 自己の愚かさを顧みず、 人と衝突すること。
職当 うぬぼれて自己をあくまでも主張すること。
所資 生活の資。 衣食などの資材。
衆僧を闘乱せん 僧伽そうぎゃ (仏教教団) の和を乱すという意。
矇昧 心がくらく道理をわきまえないこと。
仁ならず順ならず 他人に対しておもいやりがなく柔順でない。
生死善悪の趣 生死りんや善悪因果の道理。
悔懼こもごも至る 後悔と恐怖が入り混じっておこる。
恢廓窈窕 広大で、 奥深いさま。
浩々茫々 広大として果てしのないさま。
 道理。 ここでは善悪因果の道理のこと。
 暗闇の世界。
省録 悪事を反省し、 善事を進んで行うこと。
天道施張して 五道の因果の道理が網の目のように天地の間に張りめぐらされているという意。
綱紀の羅網上下相応す 大綱小綱からなる業道の網が八方上下に張りめぐらされ、 それからのがれることができないという意。
煢々忪々 孤独で頼るものがなく、 心がおののきみだれること。
所思を棄捐し 五悪をなそうとする思いを棄て去るという意。
経戒 仏の戒め。 ここでは五善の教え。
うたたあひ勅令し 国王より人々へ次々と戒めを伝えていくという意。
徳本 どくの本であるろっ波羅ぱらみつ (六度) のこと。 次下の 「恩を布き恵を施す」 は布施ふせ、 「道禁を犯すことなかれ」 はかい、 「一心」 は禅定ぜんじょうにあたる。
毛髪の悪 毛すじほどの少しの悪。
ここ しゃ世界。
このあひだ 娑婆世界。
心労し形困しみて 身心ともに疲労して。
 器量。 機根。 人それぞれの性質。
五徳 五善を修めて得た五つのどく
無為の安き 無為はんの安楽。
金剛囲山 てっせんのこと
明曜顕赫 光り輝き鮮明にあらわれているさま。
この会 霊山 (霊鷲山りょうじゅせんしゃ崛山くっせん) での説法の会座えざ
かしこ 阿弥陀仏の浄土を指す。
仏智… 阿弥陀仏の五智ごち
跏趺して坐し けつ趺坐ふざのこと。
菩薩の法式 菩薩のなすべき自利利他の行法。 すなわちみずから菩提を求め衆生をやくすること。
功徳 大乗の菩薩の修すべきろっ波羅ぱらみつ (六度) のこと。
宮室 宮殿。 そう版大蔵経等には 「牢獄」 とある。
床帳を張設し 坐臥する床を設け、 その上に幕 (帳) を張りめぐらして。
本の罪 仏智を疑惑した罪。
諸仏無上の智慧 先に説く阿弥陀仏の五智を略して諸仏無上の智慧という。 すなわち、 阿弥陀仏のすぐれた智慧のこと。 阿弥陀仏は、 すべての仏を仏たらしめる諸仏の本源であるから、 阿弥陀仏の智慧を諸仏の智慧ともいう。
不退の菩薩 不退転の位を得た菩薩。 親鸞聖人は真実信心の行者とする。
次いで弥勒… 「次なること弥勒のごときもの」 とも読む。 →にょろく
小行 菩薩および少功徳を修習せんもの 行の劣った菩薩たちや、 わずかな功徳を修めた人々。 親鸞聖人は自力の行者とする。
堅固の法 菩薩が勇猛ゆうみょうしょうじんして修する利他大悲の尊い行。
比丘 ここでは少功徳を修習するものをいう。
なすべきところのもの 釈尊が説いた教法についての疑念、 不審におもう事柄についての質疑。
百歳 満数の意。 いつまでもということ。
無上正覚の心 だいしんのこと。
清浄法眼 しょうもん修道しゅどう階位である四果の最下位、 しゅおんに入って得るたいの理をさとる智慧ちえの眼。
漏尽意解し 煩悩ぼんのうを滅し尽して智慧を得、 声聞の修道階位である四果の最高位、 阿羅あらかんに達するという意。
弘誓の功徳 しゅじょうさい誓願せいがんを立て、 その誓いに応じて修行し、 種々の善根ぜんごん功徳を積むこと。
底本は◎本派本願寺蔵版¬校点浄土三部経¼本。 Ⓐ高麗版(再雕本)¬大蔵経¼所収本、 Ⓑ宋版(思溪版)¬大蔵経¼所収本、 Ⓒ元版(普寧寺版)¬大蔵経¼所収本、 Ⓓ明版(万歴版)¬大蔵経¼所収本、 Ⓔ京都府清浄華院蔵平安時代書写本、 Ⓕ本派本願寺蔵正平六年書写本、 Ⓖ愛知県祐誓寺蔵建仁四年刊本 と対校。 ª全部対校º 人天→ⒷⒸⒹ天人、 硨磲→ⒶⒺⒻⒼ車
→Ⓖ
→Ⓐ定[之]
→Ⓔ
→ⒷⒸⒹ
→Ⓐ
→Ⓑ
→ⒷⒸⒹ恒[河]
→ⒷⒸⒹ
菩薩衆→Ⓐ諸菩薩
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸⒹ
→Ⓐ
→Ⓐ
→Ⓐ
→ⒸⒹ
→ⒸⒹ
→ⒶⒷⒺⒼ
→Ⓐ
→Ⓒ
→ⒷⒸⒹ→Ⓕ(スクフと左傍註記)
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
不可計→Ⓐ阿僧祇
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸⒹ
→Ⓖ
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒻ
→ⒷⒸⒹ[及諸]菩
→ⒷⒸⒹ
→Ⓐ→Ⓖ
→Ⓐ
→Ⓔ
→ⒷⒸ
大衆→ⒷⒸⒹ天人
→ⒶⒷⒸⒹⒻ
普吹→ⒷⒸⒹ吹七
→Ⓕ
 ⒷⒸⒹになし
周徧→ⒷⒸⒹ四散
→Ⓐ
→Ⓐ
→ⒷⒸⒹ
→ⒺⒻⒼ
→ⒸⒹ
汚染→ⒶⒷⒸⒹ染汚
→ⒷⒸ
→ⒷⒸⒺⒼ
→ⒺⒼ
→Ⓕ
→ⒺⒼ Ⓕと左傍註記
→Ⓐ→Ⓑ→ⒺⒻⒼ
導師→ⒶⒷⒸⒹ師導
→Ⓐ→Ⓕ
→Ⓐ
→ⒶⒷⒸⒹⒼ
→ⒶⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→Ⓑ
→ⒷⒸⒺⒼ
→ⒺⒻⒼ
→Ⓔ
→Ⓐ
→Ⓔ
→Ⓓ
家室室家
→Ⓔ
→ⒷⒸⒹ
→ⒸⒹ
→ⒹⒻ
修善精進→Ⓕ精進修善
→ⒶⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹⒺⒼ
→Ⓕ
 ⒷⒸⒹになし
→Ⓒ
→Ⓐ
矇閉→ⒷⒸⒹ蒙闇
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸⒹ
→ⒷⒸ
→ⒷⒸⒹ未[終]
→Ⓐ→Ⓖ
 ⒶⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸ
→Ⓐ
→Ⓒ
→ⒷⒸⒹⒻⒼ
→Ⓕ
 ⒶⒷⒸⒹⒺⒼになし
佛字本无入之と左傍註記
菩薩 ⒶⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸⒹ→Ⓔ
→ⒺⒼ
→ⒸⒹ
 ⒷⒸⒹになし
→Ⓖ
万億→ⒶⒷⒸⒹ億万
 Ⓐになし
→ⒶⒻ等[為]
仏言 ⒶⒷⒸⒹⒺⒼになし
仏言二字本无但入之と上欄註記
→ⒺⒼ
→ⒺⒼ
→Ⓐ
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸⒹ
本現合點と左傍註記
→Ⓑ
貿→Ⓔ
→ⒶⒷⒸⒹ
→ⒷⒼ
而滅→ⒶⒷⒸⒹ滅族
→Ⓐ→Ⓑ
→ⒶⒷⒸⒹ
→Ⓕ(少本但入無イ云々スクナクシテと左傍註記)
→Ⓖ
→ⒶⒷⒸⒹ麿→Ⓕ麿(糜本但麿イ云々合點と左傍註記)
→Ⓐ
→Ⓕ令 今イ云々と左傍註記
→Ⓔ
→ⒷⒸⒹⒼ
→Ⓒ
→Ⓑ→Ⓓ
→Ⓔ
入出→ⒶⒷⒸⒹⒻ出入
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸⒹⒼ
→ⒶⒷⒸⒹⒻ
→ⒶⒷⒸⒹⒼ
→Ⓕ
→ⒶⒷⒸⒹⒺⒼ
→Ⓔ
鬼神→Ⓐ神鬼
→ⒶⒷⒸⒹⒻ
→ⒶⒹⒻ
→ⒷⒸ
→Ⓕ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒼ
 ⒶⒷⒸⒹになし
→ⒺⒼ
家室→Ⓕ室家
→ⒶⒷⒸⒹ
→ⒷⒺⒼ
→ⒶⒷⒸⒹⒺⒼ
→ⒸⒹ→Ⓔ
→Ⓐ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
悪逆→Ⓐ逆悪
 Ⓐになし
→Ⓐ
→ⒶⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→Ⓔ
 ⒷⒸⒹⒺⒼになし
→Ⓓ
→Ⓐ
→Ⓐ
→Ⓓ
→Ⓐ
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸⒼ
→Ⓐ
→ⒶⒷⒸⒹ
紿ⒶⒷⒸⒹⒺ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→Ⓖ
→Ⓐ
 ⒶⒷⒸⒹになし
→Ⓔ→Ⓖ
→ⒷⒸⒹ
痛五焼→ⒶⒷⒸⒹⒺⒼ焼五痛
→Ⓐ
→ⒶⒷⒸⒹ→Ⓕ(ネンゴロナリ本善但善合点と左傍註記)
→Ⓖ
→Ⓐ
→ⒶⒷⒸⒹⒻ
→Ⓒ
 Ⓐになし
→Ⓐ
→Ⓖ
仏国 ⒶⒷⒸⒹⒺⒼになし
二字點本无但入イ云々合點と左傍註記
→ⒷⒸⒹ
寿→Ⓕ寿[仏]
 ⒷⒸⒹになし
 ⒷⒸⒹになし
七宝宮室種種→Ⓐ宮室七宝
宮室→ⒷⒸⒹ牢獄
→Ⓐ
→ⒷⒸ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ→Ⓔ
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸⒹⒺⒼ
→ⒶⒷⒸⒹ
 Ⓐになし
→ⒷⒸⒹ彼[七宝]
→Ⓑ
→Ⓑ
 ⒷⒸⒹになし
余仏→Ⓐ如来
 ⒷⒸⒹになし
者也 ⒺⒼになし
二字无但入イ云々と左傍註記
 ⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
仏言 ⒶⒷⒸⒹⒺⒼになし
二字无但入合點と左傍註記
→Ⓔ
 Ⓐになし
紛紛→ⒶⒷⒸⒹⒺⒼ芬芬
聞仏所説 ⒷⒸⒹになし
宗祖加点本による延書〔毫摂寺蔵貞和三年乗専書写本〕の奥書。