題目

けんじょう真実しんじつ教行証きょうぎょうしょう文類もんるい じょ

*禿とくしゃく*親鸞しんらんじゅつ

総序

法義を讃嘆す

・他力真宗総標(大経)

 ^*ひそかにおもんみれば、 *なんぜい*なんかいする大船だいせん*無礙むげ*こうみょう*みょうあんする*にちなり。

レバ、難思弘誓スル↢難度海↡大船、无光明スル↢无明↡恵日ナリ

・教興の因縁と諸聖の大悲(観経)

^しかればすなはち、 *じょうほうえんじゅくして、 調じょうだつ (*提婆達多)じゃ (*阿闍世) をしてぎゃくがいこうぜしむ*じょうごう*あらわれて、 *しゃ*だいをして*あんにょうえらばしめたまへり。 これすなはち*ごんにんひとしくのう*群萌ぐんもうさいし、 *おうまさしく*ぎゃくほう*闡提せんだいめぐまんとおぼ

、浄邦縁熟、調達闍世ヲシテシム↢逆害↡、浄業機、釈迦韋提ヲシテシメタマヘリ↢安養↡。斯、権化仁、斉救↢済苦悩群萌↡、世悲、正↠恵マムト↢逆謗闡提↡。

・行信の勝徳(小経)

^ゆゑにんぬ、 *えんにゅうとくごうあくてんじてとく*しょう*難信なんしん金剛こんごう*しんぎょううたがいのぞさとりしむるしんなりと

、円融至徳スグルミナ、転↠悪↠徳正智、難信金剛信楽、除↠疑シムル↠証真理也

有縁を勧誡す

・易修に約して勧信

 ^しかれば、 *ぼんしょう*しゅやす*しんきょうどんやす*捷径せつけいなり*だいしょう一代いちだいきょうこの徳海とくかい*しくなし。

、凡小易↠修真教、愚鈍易↠往トシナリスグヂ 。大聖一代教、無↠如↢是之徳海↡。

^じょうねがぎょうまどしんまどひ、 こころくらさとりすくなく、 あくおもさわりおおきもの、 ことに如来にょらい (*釈尊) *発遣はっけんあお、 かならずさいしょう*直道じきどうして、 もつぱらこのぎょうつかへ、 ただこのしんあが

↠穢↠浄、迷↠行↠信、心昏識寡、悪重障多キモノ、特↢如来↡、必シテ最勝直道↡、専↢斯↡、唯崇メヨ↢斯↡。

・聞法の因縁

^ああ、 *ぜい強縁ごうえん*しょうにももうあひがたく真実しんじつ*じょうしん*億劫おくこうにもがたしたまたま*ぎょうしんば、 とお*宿しゅくえんよろこべ。

噫、ナゲク弘誓強縁多生ニモ↠値、真実浄信億劫ニモ↠獲。遇↢行信↡遠↢宿縁↡。

・疑慮の大過

^もしまたこのたび*もうへいせられば、 かへつてまた*曠劫こうごう*経歴きょうりゃくせん。 まことなるかな、 *摂取せっしゅしゃ*真言しんごんちょう*希有けう*しょうぼう*もんしてりょすることなかれ

也、此廻覆↢蔽ラレバ疑網↡、更復逕↢歴曠劫↡。誠ナル哉、摂取不捨真言、超世希有正法、聞思↢遅慮コト↡。

造書の意を述ぶ

・七祖の師訓と選集の意楽

 ^ここに禿とくしゃく親鸞しんらんよろこばしいかな、 *西蕃せいばんげっしょうてんとう (中国)日域じちいき (日本) *しゃくひがたくしていまふことをたりきがたくしてすでにくことをたり。 *しんしゅう*教行きょうぎょうしょうきょうしんして、 ことに如来にょらい*恩徳おんどくふかきことをんぬ。 ここをもつてくところをよろこび、 るところをたんずるなりと

愚禿釈親鸞、慶シイ哉、西蕃・月支聖典、東夏・日域師釈、難クシテ↠遇今得タリ↠遇コトヲ、難クシテ↠聞タリ↠聞コトヲ。敬↢信シテ真宗教行証↡、特↢如来恩徳コトヲ↡。斯、慶↠所↠聞、嘆ルナリト↠所↠獲矣。

 

標挙

だいりょう寿じゅきょう *真実しんじつきょう *じょうしんしゅう

標列

真実しんじつきょうあらわ
 真実しんじつぎょうあらわ
 真実しんじつしんあらわ
 真実しんじつしょうあらわ
 しんぶつあらわ
 しんあらわ

 

題号

けんじょう真実しんじつきょう文類もんるい 

禿とくしゃく親鸞しんらんしゅう

先づ法門を開拓す【真宗大綱】

【1】 ^つつしんで*じょうしんしゅうあんずるに、 しゅ*こうあり。 一つには*往相おうそう二つには*還相げんそうなり。 往相おうそうこうについて*真実しんじつ*きょうぎょうしんしょうあり。

ルニ↢浄土真宗↡有↢二種廻向↡。一者往相、二者還相ナリ。就↢往相廻向↡有↢真実教行信証↡。

正しく真実教を明かす
  教体を指定す【指定教体】

【2】 ^それ真実しんじつ*きょうあらわさば、 すなはち ¬*だいりょう寿じゅきょう¼ これなり。

サバ↢真実↡者、則¬大无量寿経¼是也。

大意を顕示す【大経大意】
    正しく大意を明かす

^このきょうたいは、 *弥陀みだちかいちょうほつして、 ひろ*法蔵ほうぞうひらきて、 *ぼんしょうあわれんでえらんで*どくほうすることをいた*しゃしゅっこうして、 *どうきょう*光闡こうせんして*群萌ぐんもうすくめぐむに*真実しんじつをもつてせんとおぼすなり

大意者、弥陀超↢発↟誓、広↢法蔵↡、致↧哀↢凡小↡選コトヲ↦功徳之宝↥。釈迦出↢興於↟世、光↢ヒロシヒラク道教↡、スナリ↢群萌↡恵ムニテセムト↦真実之利↥。

二 Ⅱ 宗体を結示す

^ここをもつて如来にょらい*本願ほんがんきてきょう*しゅうとすすなはちぶつ*みょうごうをもつてきょう*たいとするなり

↢如来本願↡為↢経↡、即↢仏名号↡為↢経↡也。

真実を証誠す【出世本懐】
   
徴起

 ^なにをもつてか*しゅっだいなりとることをるとならば、

トナラバ↠知コトヲ↢出世大事ナリト↡、

二 Ⅲ 出文
      経文
        ¬大経¼

【3】 ^¬*だいりょう寿じゅきょう¼ (上) にのたまはく、

¬大无量寿経¼言

1.阿難請問 ・ 未曽瞻覩

^ª今日こんにち*そん*諸根しょこんえつ姿しき清浄しょうじょうにして、 *光顔こうげん巍々ぎぎとましますことあきらかなるかがみきよかげひょうとおるがごとし。 *よう顕曜けんようにしてちょうぜつしたまへることりょうなり。 いまだかつて*せんせず、 しゅみょうなることきょうのごとくましますをば。

「今日世尊、諸根姿色清浄ニシテ、光巍巍トマシマスコト、如↣明カナル影、暢ルガ↡。威容顕ニシテタマヘルコト无量ナリ。未↢曽瞻覩↡、殊妙ナルコトクマシマスヲバ↠今

1.阿難請問 ・ 五徳瑞現

^*やや、 しかなり。 だいしょう、 わがこころ念言ねんごんすらく 今日こんにちそん*どくほうじゅうしたまへり 今日こんにち*おうぶつしょじゅうじゅうしたまへり 今日こんにち*げん*どうぎょうじゅうしたまへり 今日こんにち*ようさいしょうどうじゅうしたまへり 今日こんにち*天尊てんそん*如来にょらいとくぎょうじたまへり。

唯然ナリ。大聖、我念言スラク今日 ケフ 世尊、住タマヘリ↢奇特↡。今日 ケフ 世雄、住タマヘリ↢仏所住↡。今日 ケフ 世眼、住タマヘリ導師↡。今日 ケフ 世英、住タマヘリ↢最勝↡。今日 ケフ 天尊、行タマヘリ↢如来↡。

1.阿難請問 ・ 仏仏相念

^*らいげんぶつぶつぶつとあひねんじたまへり。 いまのぶつ諸仏しょぶつねんじたまふことなきことをんや。 なんがゆゑぞ*じんひかりひかりいまししかるº と。

去来現仏、仏タマヘリ。得↠无コトヲ↣今タマフコト↢諸仏↡邪。何威神光光乃ルト

2.如来審問

^ここにそん*なんげてのたまはく、 ª諸天しょてんのなんぢをおしへてきたしてぶつはしむるや、 みづから*けんをもつてげんへるやº と。

於↠是世尊告↢阿難↡曰、諸天↠汝シテシムル↠仏邪、↢慧見↡問↢威顔↡乎

3.阿難実答

^なんぶつにまうさく、 ª諸天しょてんきたりてわれをおしふるものあることなけん。 みづから所見しょけんをもつてこのひたてまつるならくのみº と。

阿難白↠仏、無ケム↠有コト↢諸天↠我者↡。↢所見↡問マツル↢斯

4.如来正答 ・ 先歎所問

 ^ぶつののたまはく、 ªいかななんへるところはなはだこころよし。 ふか智慧ちえ*しんみょう弁才べんざいおこして、 しゅじょう*愍念みんねんせんとして、 この*慧義えぎへり。

、善哉阿難、所↠問。発↢深智慧、真妙弁才↡、愍↢念ムトシテ衆生↡、問↢斯慧義↡。

4.如来正答 ・ 正顕本懐 ・ 正明

^如来にょらい*がいだいをもつて*三界さんがい*矜哀こうあいしたまふ。 しゅっこうするゆゑは、 *どうきょう光闡こうせんして、 群萌ぐんもうすくめぐむに真実しんじつをもつてせんとおぼしてなり。

如来以↢无大悲矜↢哀タマフ三界↡。所↣以出↢興於↟世、光↢闡道教↡、欲テナリ↧拯↢群萌↡恵ムニテセムト↦真実之利↥。

4.如来正答 ・ 正顕本懐 ・ 示難

^りょうおくこうもうあひがたくたてまつりがたきこと、 なほし*霊瑞れいずいときありてときにいましづるがごとし。

无量億劫↠値キコト↠見マツリ、猶↢霊瑞華ルガ↡。

4.如来正答 ・ 正顕本懐 ・ 問益

^いまへるところは*にょうやくするところおおし、 一切いっさい諸天しょてん人民にんみんかいす。

今所↠問者多↠所↢饒益↡、開↢化一切諸天・人民↡。

4.如来正答 ・ 述成所問

^なんまさにるべし、 如来にょらい*しょうがくは、 そのはかりがたくして、 どうしたまふところおおし。 *けん無礙むげにしてよく*遏絶あつぜつすることなしº」 と。

阿難当↠知、如来正覚、其智難クシテ↠量、多↠所↢導御タマフ↡。慧見无ニシテシト↢能遏絶コト↡。」

二 Ⅲ ⅱ a ¬如来会¼

【4】 ^¬*りょう寿じゅ如来にょらい¼ (上) にのたまはく、

¬无量寿如来会¼言

^なんぶつにまうしてまうさく、 ªそん、 われ如来にょらい*光瑞こうずい*希有けうなるをたてまつるがゆゑにこのねんおこせりてんとうによるにあらずº と。

「阿難白↠仏、世尊、我見マツルガ↢如来光瑞希有ナルヲ↡故セリ↢斯↡。非ズト↢天等↡。

^ぶつなんげたまはく、 ªいかないかな、 なんぢいまこころよへり。 よくみょう弁才べんざい観察かんざつして、 よく如来にょらいにょひたてまつれり。 なんぢ一切いっさい*如来にょらい*おう*しょう等覚とうがくおよびだいあんじゅうして*ぐんじょう*やくせんがために*どん希有けうなるがごとくして*だいけんしゅつげんしたまへり。 ゆゑにこのひたてまつる。 またもろもろの*じょう*哀愍あいみん*らくせんがためのゆゑに、 よく如来にょらいにょひたてまつれりº」 と。

仏告タマハク↢阿難↡、善哉善哉、汝今快。善能観↢察微妙弁才↡、能マツレリ↢如来如是之義↡。汝為↧一切如来・応・正等覚及安↢住大悲↡利↦益ムガ群生↥、如クシテ↢優曇華希有ナルガ↡大士出↢現タマヘリ世間↡。故マツル↢斯↡。又為↤哀↢愍利↣楽ムガ有情↡故、能マツレリト↢如来如是之義↡。」

二 Ⅲ ⅱ a ¬平等覚経¼

【5】 ^¬*びょうどうがくきょう¼ (一) にのたまはく、

¬平等覚経¼言

^ぶつなんげたまはく、 ªけん*どんじゅあり、 ただありてはなあることなし。 てんぶつまします、 いましはなづるがごとくならくのみ。 けんぶつましませども、 はなはだもうあふことをることかたし。 いまわれぶつになりててんでたり。 *なんぢ大徳だいとくありて、 そうみょう善心ぜんしんにして、 あらかじめぶつる。 なんぢわすれずして仏辺ぶっぺんにありてぶつつかへたてまつるなり。 なんぢいまへるところ、 よくき、 あきらかにけº」 と。

「仏告タマハク↢阿難↡、如↧世間↢優曇鉢樹↡、但有↠実无↠有コト↠華天下↠仏、乃ヅルガ。世間セドモ↠仏、甚↠得コト↠値コトヲ。今我作↠仏タリ↠於↢天下↡。↢大徳↡、聡明善心ニシテ↢仏意、若↢仏辺タマフ↠仏也。今所↠問ヘル、諦ケト。」

二 Ⅲ ⅱ 師釈
        憬興¬述文賛¼

【6】 ^*きょうごうのいはく (*述文賛)

憬興師云、

^ª今日こんにちそんじゅうどくほうº といふは、 *神通じんずうりんによりてげんじたまふところのそうなり。 ただつねにことなるのみにあらず。 またひとしきものなきがゆゑに。

「今日世尊住奇特法トイフハ↢神通輪↡所↠現タマフ之相ナリ。非↢唯異ルノミニ↟常。亦无キガ↢等シキ↡故

^ª今日こんにちおうじゅうぶつしょじゅうº といふは、 *とう三昧ざんまいじゅうして、 *よくしゅ雄健おうごんてんせいするがゆゑに

今日世雄住仏所住トイフハ↢普等三昧↡、能↢衆魔雄健天↡故

^ª今日こんにちげんじゅうどうぎょうº といふは、 *げんどうぎょうづく。 しゅじょう*引導いんどうするにじょうなきがゆゑに。

今日世眼住導師行トイフハ 五眼↢導師↡。引↢導ルニ衆生↡无キガ↢過上↡故

^ª今日こんにちようじゅうさいしょうどうº といふは、 ぶつ*四智しちじゅうしたまふひとひいでたまへること、 ひとしきことなきがゆゑに。

今日世英住最勝道トイフハ 仏住タマフ↢四智↡。独タマヘルコトキガ↠匹シキコト

^ª今日こんにち天尊てんそんぎょう如来にょらいとくº といふは、 すなはち*だいいちてんなり。 *ぶっしょうくうをもつてのゆゑに。

今日天尊行如来徳トイフハ第一義天ナリ。以↢仏性不空↡故

^ªなんとう如来にょらいしょうがくº といふは、 すなはちどくほうなり。

阿難当知如来正覚トイフハ奇特之法ナリ

^ªけん無礙むげº といふは、 さいしょうどうじゅつするなり。

慧見无トイフハ ルナリ↢最勝之道↡。

^ªのう遏絶あつぜつº といふは、 すなはち如来にょらいとくなり」 と。

无能トイフハ如来之徳ナリ

二 Ⅲ 結示

【7】 ^しかればすなはち、 これ真実しんじつきょうあらわ明証みょうしょうなり。

レバ者則顕真実教明証也。

結嘆【六句歎釈】

^まことにこれ、 如来にょらいこうしょうせつどくさいしょうみょうでん*いちじょうきょう極説ごくせつ速疾そくしつえんにゅう*金言きんげん十方じっぽうしょうさんじょうごん時機じき純熟じゅんじゅくしんきょうなりと、 るべしと。

如来興世之正説、奇特最勝之妙典、一乗究竟之極説、速疾円融之金言、十方称讃之誠言、時機純熟之真教也、応シト↠知

けんじょう真実しんじつきょう文類もんるい 一

 

愚禿釈親鸞述 現行本にない。 六要鈔の註に対応するため仮に入れた。
ひそかにおもんみれば 仏意に対して、 へりくだる意をあらわす。
彰れて Ⓐ「彰して」
浄邦縁熟して 釈尊が浄土の教えを説き明かす機縁が熟して。
浄業機彰れて 浄土往生の行業 (念仏) を修するにふさわしい機類があらわれて。
凡小 愚かなぼん
捷径 近道。
大聖一代の教 釈尊が一生の間に説いた教法。
しくなし 及ぶものはない。
多生にも値ひがたく いくたび生を重ねても容易にあえるものではなく。
疑網に覆蔽せられば 疑いの網におおわれたなら。
経歴 ここではてんをくり返すこと。
聞思して… 本願のいわれを聞きひらき、 疑いためらってはならない。
西蕃月支 月支 (月氏) は中央アジアの民族名であるが、 ここでは西蕃も月支もともにインドを指す。
真実の教 →補註8
回向 →補註12
功徳の宝 阿弥陀仏のみょうごうのこと。
真実の利 真実のやく。 阿弥陀仏の本願名号によって得る利益をいう。
宗致 経典に説かれた法義の最も肝要なことがら。
出世の大事 釈尊がこの世に出現した本意、 真の目的。
諸根悦予 諸根は眼・耳・鼻・舌・身の五根 (五種の感覚器官)、 悦予はよろこぶこと。 全身によろこびがあふれている相をあらわした言葉。
光顔巍々 光り輝く顔が気高くすぐれているさま。
威容顕曜 姿がおごそかで、 光り輝いていること。
ややしかなり 相手にきょうじゅんの意を示しつつ応諾する語。 「はい、 そうです」 と仏のしょうに随順するという意。
真妙の弁才 真実で巧妙な弁舌の才能。
慧義 智慧によってのみ知ることができる意義。 すなわち、 仏のとく瑞現ずいげんの理由。
慧見無礙 仏の智慧ちえが自在であること。
遏絶 さえぎりとどめること。
大士 一般には菩薩のこと。 ここでは釈尊を指す。
優曇鉢樹 どんのこと。
なんぢ…聴け 底本には 「もし大徳ありて、 聡明善心にして、 仏意を知るによって、 もし忘れずは、 仏辺にありて仏に侍へたまふなり。 もしいま問へるところ、 あまねく聴き、 あきらかに聴け」 とある。
神通輪 三輪さんりんの一。
よく衆魔雄健天を制するがゆゑに 雄健天を天魔 (第六天の魔王) と解するものか。 通常は 「よく衆魔を制す。 雄健天 (世雄。 仏のこと) なるがゆゑに」 と読む。
仏性不空 ぶっしょうは無量の徳用をもち常住じょうじゅうであることをいう。
一乗究竟の極説 一切しゅじょうをことごとく仏のさとりに至らせる一乗教の究極を説きあらわした最高の教え。
底本は◎真宗大谷派蔵親鸞聖人真筆本。 Ⓐ本派本願寺蔵鎌倉時代写本、 Ⓑ高田派専修寺蔵真仏上人書写本、 Ⓒ本派本願寺蔵存如上人授与本、 Ⓓ本派本願寺蔵版 と対校。
総序は底本を欠く。 Ⓐによる。
 左◎クニⒷクニ反
 左◎シヤウ反Ⓑ―
救済 左◎タスクスクフⒷタスク反スクフ反
 左◎オウⒷ―
 左◎トオルⒷトオル反
 左◎ヨシ反スグル反Ⓑヨシ反
 左◎トシ反Ⓑトシ
 左Ⓑゴン反
 左Ⓑツカハス反
最勝 左◎モトモスグレⒷモトモ反―
 左Ⓑナゲク反
→Ⓑ
 左◎サカイ
Ⓐイヒオハルコトバナリ Ⓑイヒオハルコヽロナリ
この段は底本を欠く。 Ⓐによる。
→Ⓑ
 Ⓐ「オモテナリイ本」と左傍註記 右Ⓑオモテナリ 左Ⓑオボシテナリ
 左Ⓑジヨウ反
 左◎ムネトⒷムネト反
 左◎ヨロコビ
 左◎ヨロコブⒷヨロコブ反
姿 左◎スガタⒷスガタ反
 左◎カオバセⒷカオバセ反
 左◎スガタⒷスガタト反
 左◎オモテⒷオモテ反
 Ⓑ「裏」と上欄註記 左◎ウラⒷウラト反
 左◎スガタ カオバセⒷスガタ反 カオバセ反
 左◎カヾヤクⒷカヾヤク反
 左◎タエタリ
瞻覩 左◎ミタテマツラⒷミタテマツル
 左◎スグレⒷスグレル反
 左◎シクⒷ―
世雄 左◎ヨニスグレタリトⒷ―
 Ⓐ「道アル本ニコノ字」と下欄註記
→Ⓒ辨
 左◎オホフ反ケダシ反Ⓑオヽフ反
矜哀 左Ⓑオホキニ アハレム
 左◎ヨルⒷ―
観察 左◎ミソナハシクカヾミテⒷミソナハシ反 カヾミテ反
 左◎ワキマヘシルⒷ― →Ⓒ
有情→Ⓑ衆生
 左ⒶトクⒷトク反
 左Ⓑワスレ
 左Ⓐヘタテマツラムト
 左◎スグルⒷ―
 左ⒶⒷノブ反
 左◎タヘⒷ―
 左◎タフルⒶタフル ゼチ反Ⓑ―
 ◎「是」「此」と上書訂記 →Ⓑ
顕真実教→Ⓑ↢真実
 ◎右傍補記