略論安楽浄土

ひていはく、 安楽あんらくこく三界さんがいなかにおいていづれのかいしょしょうなるや。

、安楽国↢三界↡何所摂ナルヤ

こたへていはく、 ¬しゃくろん¼ (大智度論・三八・往生品・意) にいふがごとし。 「かくのごときじょう三界さんがいしょしょうにあらず。 なにをもつてのゆゑに。 よくなきがゆゑに欲界よくかいにあらず、 地居じこなるがゆゑに色界しきかいにあらず、 ぎょうしきあるがゆゑに色界しきかいにあらざればなりと。

↢¬釈論¼言フガ↡。「如キノ↠斯浄土↢三界所摂↡。何。無キガ↠欲故↢欲界↡、地居ナルガ↢色界↡、有形色↡故レバナリト無色界↡。

¬経¼ (大経・上・意) にいはく、「弥陀みだぶつ、 もとさつどうぎょうじたまひしとき比丘びくとなりづけて法蔵ほうぞうといふ。 ざい王仏おうぶつみもとにおいて、 諸仏しょぶつじょうぎょうじょうもんす。 ときぶつ、 ためにひゃくいちじゅうおく諸仏しょぶつせつてんにん善悪ぜんあくこくしょうきて、 ことごとくげんじてこれをあたへたまふ。 とき法蔵ほうぞうさつ、 すなはち仏前ぶつぜんにおいてぜい大願だいがんおこし、 諸仏しょぶつりて、 りょうそうこうにおいて所発しょほつがんのごとくもろもろの波羅はらみつぎょうじ、 まんぎょう円満えんまんしてじょうどうじょうず」 と。 別業べつごう所得しょとくなれば三界さんがいにあらず。

¬経¼、「阿弥陀仏、本行タマヒシ↢菩薩↡時、作↢比丘↡名↢法蔵↡。於↢世自在王仏↡、請↢問諸仏浄土之行↡。時仏為↢二百一十億諸仏刹土天・人善悪、国土精麁↡、悉タマフ↠之。于↠時法蔵菩薩、即↢仏前↡発↢弘誓大願↡、取↢諸仏↡、於↢無量阿僧祇劫↡如↢所発↡行↢諸波羅蜜↡、万行円満ズト↢無上道↡。」別業所得ナレバ↢三界↡也。

ひていはく、 安楽あんらくこく幾種いくしゅしょうごんありてかづけてじょうとなすや。

、安楽国テカ↢幾種荘厳↡名スヤ↢浄土↡。

こたへていはく、 もしきょうによりによらば、 法蔵ほうぞうさつじゅう八願はちがんはすなはちこれそのなり。 ¬さん¼ (讃弥陀偈)たずねてるべし、 またかさねてべず。 もし ¬りょう寿じゅろん¼ (浄土論) によらば、 しゅ清浄しょうじょうをもつてじゅうしゅしょうごんじょうじゅせっす。 しゅ清浄しょうじょうをもつてとは、 いちにはこれけん清浄しょうじょうにはこれしゅじょうけん清浄しょうじょうなり。

、若↠経↠義、法蔵菩薩八願ナリ。尋↠¬讃¼可↠知、不↢復重↡。若↢¬無量寿論¼↡、以↢二種清浄↡摂↢二十九種荘厳成就↡。↢二種清浄↡者、一ニハ是器世間清浄、二ニハ是衆生世間清浄ナリ

けん清浄しょうじょうじゅう七種しちしゅしょうごんじょうじゅあり。

器世間清浄↢十七種荘厳成就↡。

いちにはこくそう三界さんがいどうしょうせり。

者国土相勝↢過セリ三界↡。

にはそのくに大広だいこうにして、 りょうくうのごとく斉限さいげんあることなし。

者其大広ニシテ、量如↢虚空↡無↠有コト↢斉限↡。

さんにはさつしょうどうだい慈悲じひしゅっ善根ぜんごんよりおこるところなり。

者従↢菩薩正道大慈悲、出世善根↡所ナリ↠起

には清浄しょうじょうこうみょう円満えんまんしょうごんす。

者清浄光明円満荘厳

にはつぶさに第一だいいち珍宝ちんぽうしょうそなへてみょう宝物ほうもついだす。

者備↢第一珍宝性↡出↢奇妙宝物↡。

ろくにはけつじょうこうみょうつねにけんてらす。

者潔浄光明常↢世間↡。

しちにはそのくに宝物ほうもつにゅうなんにして、 るるものはちゃくえつしてしょうらくしょうず。

者其宝物柔軟ニシテ、触ルル適悦↢於勝楽↡。

はちには千万せんまんほうしょうしょうごんし、 宝殿ほうでん楼閣ろうかく種々しゅじゅ宝樹ほうじゅ雑色ざっしきこうみょうかい影納ようのうして、 りょうほうもうくうおおひ、 めんすずけてつねに法音ほうおんく。

者千万宝華荘↢厳池沼↡、宝殿・楼閣、種々宝樹、雑色光明、影↢世界↡、無量羅網覆↢虚空↡、四面↠鈴↢法音↡。

にはくうのなかにおいて、 ねんにつねにてんてん天香てんこうあめふらしてしょうごんしあまねくくんず。

者於↢虚空↡、自然ラシテ↢天華・天衣・天香↡荘厳

じゅうにはぶっこうみょうてらしてあんのぞく。

者仏光明照↢痴闇↡。

じゅういちにはぼんしょうかいしてとお十方じっぽうきこゆ。

十一者梵声開悟↢十方↡。

じゅうには弥陀みだぶつじょう法王ほうおう善力ぜんりきをもつてじゅうしたまふ。

十二者阿弥陀仏無上法王善力ヲモテ住持タマフ

じゅうさんには如来にょらいじょうよりしょうするところなり。

十三者従↢如来浄花↡之所ナリ↢化生↡。

じゅうには仏法ぶっぽうあじはひをあいぎょうし、 ぜん三昧ざんまいじきとなす。

十四者愛↢楽仏法↡、禅三昧↠食

じゅうにはなが身心しんしんしょはなれ、 らくくることひまなし

十五者永↢身心諸苦↡、受コト↠楽↠間。

じゅうろくにはないじょう女人にょにん根欠こんけつとのすらかず。

十六者乃至不↠聞↢二乗女人根欠之名スラ↡。

じゅうしちにはしゅじょうよくぎょうするところあれば、 こころしたがこころかなひて満足まんぞくせずといふことなし。

十七者衆生有↠所↢欲楽↡、随↠心↠意↠不トイフコト↢満足↡。

かくのごときらのじゅう七種しちしゅ、 これをけん清浄しょうじょうづく。

↠是十七種、是↢器世間清浄↡。

しゅじょうけん清浄しょうじょうじゅうしゅしょうごんじょうじゅあり。

衆生世間清浄↢十二種厳成就↡。

いちにはりょうだい珍宝ちんぽうおうみょうじょうだい、 もつてぶつとなす。

者無量大珍宝微妙浄華台、以↢仏座↡。

にはりょう相好そうごうりょうこうみょう仏身ぶっしんしょうごんす。

者無量相好、無量光明、荘↢厳仏身↡。

さんにはぶつりょう辨才べんざいおうじてほうき、 しょうびゃくそくしてひとをしてくことをねがはしめ、 くものかならず悟解ごげす。 ことばせつならず。

者仏無量辨才応↠機↠法、具↢足清白↡令↢人ヲシテ↟聞コトヲ、聞者必悟解。言不↢虚説ナラ↡。

にはぶつ真如しんにょ智慧ちえはなほくうのごとし。 諸法しょほう総相そうそう別相べっそう照了しょうりょうしてこころ分別ふんべつなし。

者仏真如智猶如↢虚空↡。照↢了諸法相・別相↢分別↡。

にはてんにんどうしゅ広大こうだいにしてしょうごんす。 たとへばしゅせん大海だいかい映顕ようけんするがごとく、 法王ほうおうそうそくしたまへり。

者天・人不動広大ニシテ荘厳。譬↣須弥山映↢顕ルガ四大海↡、法王相具足タマヘリ

ろくにはじょうじょうじゅし、 なほよくおよぶものなし。 いはんやまたぐるものあらんや。

者成↢就無上↡、尚無↢能ブモノ↡。況復過アラムヤ

しちにはてんにんじょう調じょう御師ごしとなりて大衆だいしゅぎょうにょうせらるること、 獅子ししおうの獅子ににょうせらるるがごとし。

者為↢天・人丈夫調御師↡大衆恭敬囲遶ラルルコト、如↢師子王師子囲遶ラルルガ↡。

はちにはぶつ本願ほんがんりきをもつてもろもろのどくしょうごんじゅうす。 ふものはむなしくぐることなく、 よくすみやかに一切いっさいどくかい満足まんぞくせしむ。 ためにもろもろのじょうしんさつひっきょうじてびょうどう法身ほっしんしょうすることをじょうしんさつじょうさつひっきょうじておなじくじゃくめつびょうどう

者仏本願ヲモテ荘↢厳住↣持功徳↡。遇↢空コト↡、能↣速満↢足一切功徳海↡。浄心菩薩、畢竟得↠証コトヲ↢平等法身↡。浄心菩薩与↢上地菩薩↡畢竟得↢寂滅平等↡。

には安楽あんらくこくのもろもろのさつしゅ動揺どうようせずしてあまねく十方じっぽういたりて、 種々しゅじゅおうして如実にょじつしゅぎょうし、 つねにぶつをなす。

者安楽国菩薩衆、身シテ↢動揺↡而遍↢十方↡、種々応化如実修行、常↢仏事↡。

じゅうにはかくのごときさつおうしん一切いっさいときぜんならずならず、 一心いっしん一念いちねんだいこうみょうはなち、 ことごとくよくあまねく十方じっぽうかいいたりてしゅじょうきょうす。 種々しゅじゅ方便ほうべんしゅぎょうしてじょうずるところ、 一切いっさいしゅじょうのう滅除めつじょす。

者如↠是菩薩応化身、一切不↠前ナラ不↠後ナラ、一心一念大光明↡、悉↢十方世界↡教↢化衆生↡。種々方便修行所↠成、滅↢除一切衆生↡。

じゅういちにはかくのごときさつ一切いっさいかいにおいてのこすことなく、 諸仏しょぶつだいらしてのこすことなく、 広大こうだいりょう諸仏しょぶつ如来にょらいどくようぎょう讃歎さんだんす。

十一↠是菩薩於↢一切世界↡無ノコスコト、照↢諸仏大会↡無↠余コト、広大無量供↢養恭↣敬讃↤歎諸仏如来功徳↡。

じゅうにはこのもろもろのさつ十方じっぽう一切いっさいかい三宝さんぽうなきところにおいて、 仏法ぶっぽう僧宝そうぼうどく大海だいかいじゅうしょうごんして、 あまねくしめして如実にょじつしゅぎょうさとらしむ。

十二者是菩薩於↧十方一切世界↢三宝↡処↥、住↢持荘↣厳仏法僧宝功徳大海↡、遍サト↢如実修行↡。

かくのごとき法王ほうおう八種はっしゅしょうごんどくじょうじゅと、 かくのごときしゅしょうごんどくじょうじゅと、 これをしゅじょうけん清浄しょうじょうづく。

↠是法王八種荘厳功徳成就、如↠是四種荘厳功徳成就、是↢衆生世間清浄↡。

安楽あんらくこくにはかくのごときじゅうしゅしょうごんどくじょうじゅす。 ゆゑにじょうづく。

安楽国土ニハ↢如↠是二十九種荘厳功徳成就↡。故↢浄土↡。

ひていはく、 安楽あんらくしょうずるものにはおよそ幾種いくしゅはいあるや、 はいにいくばくの因縁いんねんあるや。

、生↢安楽土↡者ニハルヤ↢幾輩↡、ルヤ因縁↡。

こたふ。 ¬りょう寿じゅきょう¼ (下)なかにはただ三輩さんぱいあり、 じょうちゅうなり。 ¬りょう寿じゅかんぎょう¼ のなかには一品いちぼんなかをまたわかちてじょうちゅうとなして、 三々さんざんにしてなり、 がっしてぼんとなす。 いま ¬りょう寿じゅきょう¼ によりへて ¬さん¼ (讃弥陀偈)つくる。 しばらくこの ¬きょう¼ (大経)三品さんぼんをなすによりてこれをろんぜん。

。¬無量寿経¼中ニハ唯有↢三輩↡、上中下ナリ。¬無量寿観経¼中ニハ一品又分チテ↢上中下↡、三々ニシテ而九ナリ、合↢九品↡。今依↢傍¬無量寿経¼↡ツク↠¬讃¼。且¬経¼スニ↢三品↡論↠之

じょうはいしょうには、 因縁いんねんあり。 いちにはいえよくはなれて沙門しゃもんとなる。 にはじょうだいしんおこす。 さんには一向いっこうにもつぱらりょう寿じゅぶつねんず。 にはもろもろのどくしゅす。 には安楽あんらくこくうまれんとがんず。 このえんすれば命終みょうじゅうときのぞみて、 りょう寿じゅぶつもろもろの大衆だいしゅとそのひとまえげんじたまふ。 すなはちぶつしたがひて安楽あんらくおうじょうし、 七宝しっぽうはななかよりねんしょうし、 退転たいてんじゅうす。 智慧ちえゆうみょうにして神通じんずうざいなり。

上輩生者、有↢五因縁↡。一者捨↠家↠欲而作↢沙門↡。二者発↢無上菩提心↡。三者一向↢無量寿仏↡。四者修↢諸功徳↡。五者願↠生ムト↢安楽国↡。具レバ五縁↡臨↢命終↡、無量寿仏与↢諸大衆↡現タマフ↢其↡。即便↠仏往↢生安楽↡、於↢七宝中↡自然化生、住↢不退転↡。智恵勇猛ニシテ神通自在ナリ

ちゅうはいしょうには、 しち因縁いんねんあり。 いちにはりょうだいしんおこす。 には一向いっこうにもつぱらりょう寿じゅぶつねんず。 さんにはしょうぜんしゅして斉戒さいかい奉持ぶじす。 には塔像とうぞうりゅうす。 には沙門しゃもん飯食ぼんじきせしむ。 ろくにはぞうともはなさんこうく。 しちにはこれをもつてこうして安楽あんらくうまれむとがんず。 命終みょうじゅうときのぞみて、 りょう寿じゅぶつそのげんしたまふ。 こうみょう相好そうごうつぶさに真仏しんぶつのごとし。 もろもろの大衆だいしゅとそのひとまえげんじたまふ。 すなはちぶつしたがひて安楽あんらくおうじょうして退転たいてんじゅうす。 どく智慧ちえいでじょうはいのごとし。

中輩生者、有↢七因縁↡。一者発↢無量菩提心↡。二者一向↢無量寿仏↡。三少多修↠善奉↢持斉戒↡。四者起↢立塔像↡。五者飯↢食シム沙門↡。六者懸↠繒↠灯↠華↠香。七者以↠此迴向↠生ムト↢安楽↡。臨↢命終↡、無量寿仏化↢現タマフ↡。光明・相好具↢真仏↡。与↢諸大衆↡現タマフ↢其↡。即↢化仏↡往↢生安楽↡住↢不退転↡。功徳・智恵次↢上輩↡。

はいしょうには、 さん因縁いんねんあり。 いちにはたとひもろもろのどくをなすことあたはざれども、 まさにじょうだいしんおこすべし。 には一向いっこうこころをもつぱらにしてすなはちじゅうねんいたすまでりょう寿じゅぶつねんず。 さんにはじょうしんをもつて安楽あんらくうまれむとがんず。 命終みょうじゅうときのぞみて、 ゆめりょう寿じゅぶつを↡たてまつりてまたおうじょうどく智慧ちえこれちゅうはいのごとし。

下輩生者、有↢三因縁↡。一者仮使ドモ↠能↠作コト↢諸功徳↡、当↠発↢無上菩提心↡。二者一向ニシテ↠意マデ↢十念↡念↢無量寿仏↡。三者以↢至誠心↡願↠生ムト↢安楽↡。臨↢命終↡、夢マツリテ↢無量寿仏↡亦得↢往生↡。功徳・智恵如↢此中 △↡。

また一種いっしゅ安楽あんらくおうじょうするものあり、 三輩さんぱいなからず。 いはくわくしんをもつてもろもろのどくしゅして安楽あんらくうまれむとがんず。 ぶっ思議しぎ不可ふかしょうだいじょうこうとうりんさいじょうしょうりょうせずして、 このしょにおいてわくしてしんぜず。 しかれどもなほ罪福ざいふくしん善本ぜんぽんしゅじゅうして安楽あんらくうまれむとがんず。 安楽あんらくこくしょうずるに七宝しっぽう殿でんあるいはひゃくじゅんあるいはひゃくじゅんなり。 おのおのそのなかにおいてもろもろのらくくることとうてんのごとくにして、 またみなねんなり。 ひゃくさいにおいてぶつたてまつらず、 きょうぼうかず、 さつしょうもんしょうじゅず。

又有↣一種往↢生ルモノ安楽↡、不↠入↢三輩↡。謂↢疑惑↡修功徳↡願↠生ムト↢安楽↡。不シテ↠了仏智・不思議智・不可称智・大乗広智・無等無倫最上勝智↡、於↢此諸智↡疑惑不↠信。然ドモ猶信↢罪福↡修↢習善本ムト安楽↡。生ルニ↢安楽国七宝宮殿或百由旬或五百由旬ナリ。各↢其↡受コト↢諸快楽↡如ニシテ↢忉利天↡、亦皆自然ナリ。於↢五百↡不↠見マツラ↠仏、不↠聞↢経法↡、不↠見↢菩薩・声聞聖衆↡。

安楽あんらくこくにはこれをへんといひ、 またたいしょうといふ。 へんとは、 いふこころはそのひゃくさいなか三宝さんぼう見聞けんもんしたてまつらず、 へんなんおなじく、 あるいはまた安楽あんらくこくにおいてもつともそのほとりにあり。 たいしょうとは、 たとへばたいしょうひとしょしょうとき人法にんぼういまだらざるがごとし。 へんはそのなんをいひ、 たいはそのあんをいふ。 このみょうはみなこれをりてかれをきょうするのみ。 これ八難はちなんなかへんにあらず、 また胞胎ほうたいなかたいしょうにはあらず。 なにをもつてかこれをる。 安楽あんらくこく一向いっこうしょうなるがゆゑなり。 ゆゑにる、 じつたいしょうにあらざることを。 ひゃくねんのちかえりて三宝さんぼう見聞けんもんしたてまつることをるがゆゑなり。 ゆゑにる、 八難はちなんなかへんにもあらざることを。

安楽国土ニハ↢之辺地↡、亦↢胎生↡。辺地者、言フココロハ五百歳不↠見↢聞マツラ三宝↡、義同↢辺地之難↡、或亦於↢安楽国土↡最↢其↡。胎生者、譬↢胎生人初生之時、人法未ルガ↟成。辺↢其↡、胎↢其↡。此二名皆借↠彼耳。非↢是八難辺地↡、亦非↢胞胎胎生ニハ↡。何↠之。安楽国一向化生ナルガナリ。故、非コトヲ↢実胎生↡。五百↣得ルガ見↢聞マツルコトヲ三宝↡故ナリ。故、非コトヲ↢八難ニモ

ひていはく、 かのたいしょうのものは、 七宝しっぽう殿でんなかしょしてらくくるやいなや、 またなにをか憶念おくねんするところぞや。

、彼胎生、処↢七宝宮殿↡受ルヤ↢快楽、復何ヲカゾヤ↢憶念↡。

こたへていはく、 ¬きょう¼ (大経・下・意)たとへていはく、 「たとへば転輪てんりんおうおうつみおうれば、 こうれてつなぐにこんをもつてせんがごとし、 一切いっさい供具くぐぼうしょうするところなきことなほおうのごとし。 おうときこうみょう種々しゅじゅらくありといへども、 つぶさにこころあいぎょうせず。 ただもろもろの方便ほうべんもうけてまぬかるることをもとづるをねがふことをねんず。 かのたいしょうのものもまたかくのごとし。 七宝しっぽう殿でんしょしてたえなるしきしょうこうそくありといへども、 もつてらくとなさず。 ただ三宝さんぼうたてまつらざるをもつて、 ようしてもろもろの善本ぜんぽんしゅすることをず、 これをもつてとなす。 もしそのもとつみりてふかくみづからしゃくしてかのところはなれんともとめば、 すなはちこころのごとくなるをて、 かえりて三輩さんぱいしょうのものにおなじと」。 まさにこれひゃくねんすえにまさにつみりてゆるのみ。

、¬経¼喩、「譬↧転輪王王子得レバ↢罪於王↡、イレ於後宮↡繋グニテセムガ↦金鎖↥、一切供具無キコト↠所↢乏少↡猶如↢王↡。王子于↠時雖↠有リト↢好妙種々自娯楽↡、不↢愛楽↡。但念↧設方便↡求↠免コトヲコトヲ↞出ルヲ。彼胎生亦復如↠是。雖↧処↢七宝宮殿↡有リトナル色・声・香・味・触↥、不↢以↟楽。但以↠不ルヲ↠見マツラ↢三宝↡、不↠得↣供養コトヲ↢諸善本↡、以↠之↠苦リテ↢其↡深メバ↠離ムト↢彼↡、即↠如クナルヲ↠意、還ジト↢三輩生↡」。当是五百年耳。

ひていはく、 わくしんをもつて安楽あんらくおうじょうするものをづけてたいしょうといはば、 いかんがうたがいをおこすや。

、以↢疑惑心↡往↢生ルモノヲ安楽↡名ハバ↢胎生↡者、云何スヤ↠疑

こたへていはく、 ¬経¼ (大経・下)なかにただ 「わくしん」 といひて疑意ぎいするゆゑをいださず、 りょう五句ごくたずねてあへてたいをもつてこれをはむ。 「りょうぶっ」 とは、 いはく仏の一切いっさいしゅしんりょうすることあたはず。 りょうのゆゑにうたがいをおこす。 このいっそうじてしょべんず。 しも四句しく一々いちいちしょたいす。 うたがいに四意しいあり。

、¬経¼中但云↢「疑惑不信」↡不↠出↣所↢以疑意スル↡、尋↢不了五句↢対治↡言↠之。「不了仏智」者、謂不↠能↣信↢了コト一切種智↡。不了↠疑。此一句↢所疑↡。下四句一々対↢治所疑↡。疑↢四意↡。

いちにはうたがはく、 ただ弥陀みだぶつ憶念おくねんするもかならずしも安楽あんらくおうじょうすることをざらん。 なにをもつてのゆゑに。 きょうにのたまはく、 「業道ごうどうはかりのごとし、 おもきものまづく」 と。 いかんがいっしょう、 あるいはひゃくねん、 あるいはじゅうねん、 あるいは一日いちにちあくとしてつくらずといふことなきもの、 じゅうねん相続そうぞくするをもつてすなはちおうじょうすることをて、 すなはち正定しょうじょうじゅりてひっきょうじて退たいせず、 さんしょとながくへだてむや。 もししからば先牽せんけんなにをもつてかしんる。 また曠劫こうごうよりこのかた、 つぶさにしょぎょう有漏うろほうつくりて、 三界さんがいぞくせり。 いかんが三界さんがい結惑けつわくだんぜずして、 ただちにしょう弥陀みだぶつねんずるをもつてすなはち三界さんがいでんや。 ごうまたいかんせんとほっする。

者疑但憶↢念ルモ阿弥陀仏↡不ラム↤必シモ得↣往↢生コトヲ安楽↡。何。経、「業道、重者先クト。」云何一生、或百年、或十年、キモノ↢悪トシテトイフコト↟造↢十念相続ルヲ↡便↢往生コトヲ↡、即↢正定聚↡畢竟不↠退、与↢三途諸苦↡永テム耶。若先牽之義何↠信。又曠劫ヨリ已来↢諸行有漏之法↡、繋↢属セリ三界↡。云何シテ↠断↢三界結惑↡、直↣少時ルヲ↢阿弥陀仏↡便↢三界耶。繋業之義復欲↢云何セムト↡。

このうたがいをたいするがゆゑに思議しぎといふ。 思議しぎとは、 いはくぶっちからはよくしょうをもつてとなしをもつてしょうとなし、 ごんをもつておんとなしおんをもつてごんとなし、 きょうをもつてじゅうとなしじゅうをもつてきょうとなし、 ちょうをもつてたんとなしたんをもつてちょうとなす。 かくのごときぶっりょうへん不可ふか思議しぎなり。

対↢治ルガ↡故↢不思議智↡。不思者、謂仏智↠少↠多↠少、以↠近↠遠↠遠↠近、以↠軽↠重↠重↠軽、以↠長↠短↠短↠長。如↠是仏智、無量無辺不可思ナリ

たとへばひゃっひゃくねんたきぎあつめてむことたか千刃せんじんならんに、 まめばかりのをもつてくに半日はんにちにすなはちくるがごとし。 あにひゃくねんたきぎ半日はんにちきざるといふことをべけんや。

↧百夫、百年聚↠薪コト千刃ナラムニ、豆ヲモテクニ半日便ルガ↥。ケム↠得↠言コトヲ↢百年之薪、半日ルト↟尽耶。

また躄者へきしゃふねさいせらるれば帆風はんぷういきおひによりて一日いちにちにしてせんいたらんがごとし。 あに躄者へきしゃいかんぞ一日いちにちせんいたらむといふことをべけんや。

又如躄者寄↢載ラルレバ↡因帆風↡一日ニシテムガ↦千里↥。豈ケム↠得↠言コトヲ↣躄者云何一日ムト↢千里耶。

またせん貧人びんにんいち瑞物ずいもつてもつておうみつぐに、 おうるところをよろこびてもろもろの重賞じゅうしょうくわふれば、 斯須しばらくのあひだに富貴ふきあふるるがごとし。 あにしゅじゅうねんつかへてつぶさに辛勤しんごんくせども、 たっせずしてかえものあるをもつて、 かの富貴ふきをいひてこのなしといふことをべけんや。

又如↧下賎貧人獲↢一瑞物↡而以グニ、王慶↠所↠得レバ↢諸重賞↡、斯須シバラクアヒダ富貴盈ルガ↥。豈ケム得↪以↧数十年仕ドモ↢辛↡、不シテ↠達アルヲ↥、言↢彼富貴↡無シトイフコトヲ↩此事↨耶。

またれっしんちからをもつてあがりてのぼらざれども、 転輪てんりんおうみゆきしたがへばすなはちくうじょうじてとうざいなるがごとし。 またてきれつをもつて転輪てんりんおうみゆきにかならずくうじょうことあたはずといふべけんや。

又如↧劣夫以↢己身↡擲↠驢ドモ↠上、従ヘバ↢転輪王ミユキ↡便↢虚空↡飛騰自ナルガ↥。復ケム↧以↢擲驢之↡言転輪王↞能↠乗コト↠空耶。

またじゅうさくせんたちきらざれども、 どうけんふるへば瞬項たちまちりょうぶんするがごとし。 あにいちしょうちからさくつことあたはずといふことをべけんや。

又如↢十囲之索ドモタチキ、童子フルヘ↠剣瞬項タチマチ両分ルガ↡。ケム↠得↠言コトヲ↢一小児力不↠断コト↠索耶。

またちんちょうみずれば魚蜯ぎょほうここにたふれ、 犀角さいかくでいるればせるものみなつがごとし。 あに性命しょうみょうひとたびゆればくべきことなしといふことをべけんや。

又如鴆鳥入↠水魚蜯斯タフ、犀角触レバ↠泥ミナツガ↡。豈ケム↠得↠言コトヲ↢性命一タビレバシト↟可キコト↠生耶。

また黄鵠こうこくあんぶにあんかえりてよみがへるがごとし。 あにふん千歳せんざいけっしてよみがえるべきことなしといふことをべけんや。

又如↧黄鵠呼ブニ↢子安子安還ヨミガヘル↥。豈ケム↠得↠言コトヲ↢墳下歳決シトキコト↠甦耶。

一切いっさい万法まんぼうはみなりきりきしょうしょうありて、 千開せんかい万閉まんぺいりょうへんなり。 いづくんぞ有礙うげしきをもつて無礙むげほううたがふことをんや。 また思議しぎなか仏法ぶっぽうもつとも不可ふか思議しぎなり。 しかるにひゃくねんあくをもつてじゅうとなし、 じゅうねん念仏ねんぶつうたがひてきょうとなして、 安楽あんらくおうじょうして正定しょうじょうじゅることをずといふは、 このしからず。

一切万法↢自力・他力、自摂・他摂↡、千開万閉、無量無辺ナリ。安↢有碍之識コトヲ↦無碍之法↥乎。又五不思仏法最不可思ナリ。而↢百年之悪↡為↠重、疑↢十念念仏↡為↠軽、不トイフ↠得↧往↢生安楽↡入コトヲ↦正定聚↥者、是事不↠然

にはうたがはく、 ぶっひとにおいて玄絶げんぜつとなさず。 なにをもつてのゆゑに。 それ一切いっさいみょう相待そうたいよりしょうじ、 かくかくよりしょうず。 迷方めいほうほうよりしょうずるがごとし。 もしまよぜっしてまよはざらしめば、 まよひつひにけざるべし。 まよひもしくべくは、 かならずまよへるもののさとりなり。 またさとれるもののめいともいふべし、 めいと、 めいと、 なほ反覆ほんぷくするがごときのみ。 すなはちみょうまいとなすべし。 またいづくんぞちょうねんたることをんや。 このうたがひをおこすがゆゑにぶつ智慧ちえにおいてうたがひをしょうじてしんぜず。

者疑、仏智↠人不↠為↢玄絶↡。何。夫一切名字↢相待↡生、覚智↢不覚↡生↧迷方記方↡生ルガ↥。若使↢迷絶↟迷、迷ツヒルベシ↠解。迷若クハ↠解、必ナリ。亦可↠云サトレトモ↡、、解、猶反覆ルガ↡耳。乃↢明昧↟異。亦安↢超然タルコトヲ↡哉。起スガ↢此↡故↢仏↡生↠疑不↠信

このうたがひをたいするがゆゑに不可ふかしょうといふ。 不可ふかしょうとは、 いふこころはぶっしょうぜっしあひぎょうたいするにあらず。

対↢治ルガ↡故↢不可称智↡。不可称智者、言フココロハ仏智於称謂↡非↢相形待ルニ↡。

なにをもつてかこれをいふとならば、 ほうもしこれならばかならずあり、 ほうもしこれならばまたあるべし。 諸法しょほう有無うむはなるるがゆゑに、 ぶつ諸法しょほうかなふときはすなはち相待そうたいぜっす。 なんぢめいきてたとへとなすもなほこれ一迷いちめいなるのみ。 めいじょうぜずしてまたちゅうにしてのためにゆめくがごとし。 ゆめくといふといへどもこれゆめならざるにあらず。 をもつてぶつるもぶつるといはず。 不知ふちをもつてぶつるもまたぶつるにあらず。 非知ひち不知ふちをもつてぶつるもまたぶつるにあらず。 非々ひひ非々ひひ不知ふちをもつてぶつるもまたぶつるにあらず。 ぶっはこの四句しくはなれたり。 これをえんずるものはしんぎょうめっし、 これをおしふるものはごんだんず。

フトナラバ↠之、法若是有ナラバ↢知↠有之智↡、法若是無ナラバ亦応↠有↢知↠無之智↡。諸法ルガ↢於有無↡故、仏カナフトキハ↢諸法↡則智絶↢相待↡。汝引↢解迷↡為スモ↠喩猶是一迷ナル耳。不シテ↠成↢迷解↡亦如↢夢中ニシテ↠他クガ↟夢。雖↠云フト↠解クト↠夢↢是不ルニ↟夢ナラ。以↠知ルモ↠仏不↠曰↠知ルト↠仏。以↢不知↡取ルモ↠仏亦非↠知ルニ↠仏↢非知非不知↡取ルモ↠仏亦非↠知ルニ↠仏。以↢非々知非々不知↡取ルモ↠仏亦非↠知ルニ↠仏。仏智レタリ↢此四句↡。縁ズル↠之心行滅ヲシフ↠之言語断

このをもつてのゆゑに ¬しゃくろん¼ (大智度論・一八・初品) にいはく、 「もしひと般若はんにゃるといはば、 これすなはちばくせられたりとなす。 もし般若はんにゃざるといはば、 これまたばくせられたりとなす。 もしひと般若はんにゃるといはば、 これすなはちだつとなす。 もし般若はんにゃざるといはば、 これまただつとなす」 と。 このなかに、 四句しくはなれざるものをばくとなし、 四句しくはなるるものをとなすとく。

↢是↡故¬釈論¼、「若トイハバ↢般若↡、是則↠被レタリト↠縛。若ルトイハバ↠見↢般若↡、是亦為↠被レタリト↠縛。若人見トイハバ↢般若↡、是則↢解脱↡。若ルトイハバ↠見↢般若↡、是亦為スト↢解脱↡。」此、説↧不↠離↢四句↡者↠縛、離ルル↢四句↡者スト

なんぢぶっひと玄絶げんぜつならざるとうたがはば、 このしからず。

汝疑ハバ↣仏智与↠人不ルト↢玄絶ナラ↡者、是事不↠然

さんにはうたがはく、 ぶつじつ一切いっさいしゅじょうしたまふことあたはず。 なにをもつてのゆゑに。 過去かこりょうそうごうじゃ諸仏しょぶつまします。 現在げんざい十方じっぽうかいにもまたりょうへんそう恒沙ごうじゃ諸仏しょぶつまします。 もしぶつをしてじつによく一切いっさいしゅじょうせしむるとき、 すなはちひさしくまた三界さんがいなかるべし。 だいぶつはすなはちまたしゅじょうのためにだいしんおこし、 つぶさにじょうしゅしてしゅじょうしょうじゅしたまふべからず。 しかるにじつにはだいぶつましましてしゅじょうしょうじゅしたまふ。 ないじつにはさん十方じっぽうりょう諸仏しょぶつましましてしゅじょうしょうじゅしたまふ。 ゆゑにる。 ぶつじつ一切いっさいしゅじょうしたまふことあたはず。 このうたがひをおこすがゆゑに弥陀みだにおいてりょうそうをなす。

者疑、仏不↠能↣実タマフコト↢一切衆生↡。何。過去世↢無量阿僧祇恒沙諸仏↡。現在十方世界ニモ亦有↢無量無辺阿僧祇恒沙諸仏↡。若使ルトキ↣仏ヲシテ↢一切衆生者、則↣久カル復三界↡。第二不↠応カラ↧復為↢衆生↡発↢菩提心↡、具↢浄土↡摂↦受タマフ衆生↥。而ニハシテ↢第二仏↡摂↢受タマフ衆生↡。乃至実ニハシテ↢三世十方無量諸仏↡摂↢受タマフ衆生↡。故。仏不↠能↠度タマフコト↢一切衆生↡。起スガ↢此↡故阿弥↡作↢有量↡。

このうたがひをたいするがゆゑにだいじょうこうといふ。 だいじょうこうとは、 いふこころはぶつほうとしてりたまはずといふことなく、 煩悩ぼんのうとしてだんじたまはざるといふことなく、 ぜんとしてそなへたまはざるといふことなく、 しゅじょうとしてしたまはざるといふことなし。 さん十方じっぽうぶつましますゆゑは五義ごぎあり。

対↢治ルガ↡故↢大乗広智↡。大乗広智者、言フココロハ↢法トシテトイフコト↟知タマハ、無↢煩トシテルトイフコト↟断タマハ、無↢善トシテルトイフコト↟備タマハ、無↢衆生トシテルトイフコト↟度タマハ。所↣以有↢三世十方仏↡者有↢五義↡。

いちにはもしだいぶつないりょうそう恒沙ごうじゃ諸仏しょぶつなからしめば、 ぶつすなはち一切いっさいしゅじょうしたまふことあたはず。 じつ一切いっさいしゅじょうしたまふをもつてのゆゑに、 すなはち十方じっぽうりょう諸仏しょぶつまします。 諸仏しょぶつはすなはちこれ前仏ぜんぶつしたまふところのしゅじょうなり。

者若使メバ↠無↢第二仏乃至無量阿僧祇恒沙諸仏↡者、仏便不↠能↠度タマフコト↢一切衆生↡。以↣実タマフヲ↢一切衆↡故、則↢十方無量諸仏↡。諸仏是前仏↠度タマフ衆生ナリ

にはもし一仏いちぶつ一切いっさいしゅじょうつくさば、 のちにもまたまたぶつましますべからず。 なにをもつてのゆゑに。 かくなきがゆゑなり。 またいづれのによりてかさんぶつましますとかんや。 かくによるがゆゑに、 仏々ぶつぶつみなよく一切いっさいしゅじょうしたまふとく。

者若一仏度↢一切衆生↡尽サバ者、後ニモ亦不↠応カラ↢復有↟仏。何。無キガ↢覚他義↡故ナリ。復依テカ↢何↡説↠有スト↢三世仏↡耶。依ルガ↢覚他↡故、説↣仏々皆タマフト↢一切衆生↡。

さんにはぶつよくしたまふ。 なほこれ前仏ぜんぶつのうなり。 なにをもつてのゆゑに。 前仏ぜんぶつによりてぶつましますがゆゑなり。 っとへば帝王たいおうよろいあひ紹襲じょうしゅうすることをるはおうすなはちこれ前王ぜんおうのうなるがごときがゆゑなり。

後仏能タマフ。猶是前仏之能ナリ。何。由↢前仏↡有スガ↢後仏↡故ナリ。譬キガ↧帝王之冑得ルハ↢相紹襲コトヲ↡後王即是前王之能ナルガ↥故ナリ

には仏力ぶつりきよく一切いっさいしゅじょうしたまふといへども、 かならずすべからく因縁いんねんあるべし。 もししゅじょう前仏ぜんぶつ因縁いんねんなくはぶつつべし。 かくのごとくえんしゅじょうややもすればひゃく千万せんまんぶつるも、 かずざるは仏力ぶつりきれつなるにはあらず。

者仏力雖↣能タマフト一切衆生↡、要↠有↢因縁↡。若衆生与↢前仏↡無クハ↢因縁↡マツベシ↢後仏↡。如↠是無縁生動ルモ↢百千万仏↡、不↠聞ルハ↠見非↢仏力ナルニハ↡也。

たとへば日月にちがつてんあまねくしてもろもろのあんみょうやぶれども盲者もうじゃず、 あきらかならざるにはあらず、 雷震らいしんみみけども聾者ろうじゃかず、 こえはげしからざるにはあらざるがごとし。 もろもろのえんさとるをこれをなづけてぶつといふ。 もしこころひてえんせば、 しょうがくにあらず。 これしゅじょうりょうなれば、 ぶつもまたりょうなり。 ぶつえんえんふことなく、 なんぞことごとく一切いっさいしゅじょうしたまはざるやとちょうするは、 にあらざるごんなり。

↧日月クシテ↢四天下↡破レドモ↢諸闇冥↡而盲者不↠見、非↢日ルニハ↟明ナラ也、雷震ドモ↠耳而聾者不↠聞、非ルガ↦声ルニハ↞励カラ也。覚ルヲ↢諸縁理ナヅケ↠之↠仏。若情強ヒテセバ↢縁↡、非↢正覚↡也。是衆生無量ナレバ、仏亦無量ナリ。徴↫仏↠問コト↢有縁・無縁↡、何ルヤト↪尽タマハ↩一切衆生↨者、非↠理言也。

にはしゅじょうもしきなば、 けんすなはちへんせん。 このをもつてのゆゑにすなはちりょうぶつましまして一切いっさいしゅじょうしたまふ。

者衆生若ナバ、世間↢有辺↡。以↡故シテ↢無量仏↡度タマフ↢一切衆生

ひていはく、 もししゅじょうくべからずはけんまたへんせん。 へんのゆゑにぶつすなはちじつ一切いっさいしゅじょうしたまふことあたはざるや。

、若衆生不↠可↠尽世間復堕↢無辺↡。無辺仏則ルヤ↠能↣実タマフコト↢一切衆生↡。

こたへていはく、 けんへんにあらずへんにあらず、 また四句しくぜっす。 ぶつしゅじょうをしてこの四句しくはなれしめたまふ。 これをづけてとなす。 そのじつにあらず不度ふどにあらず、 じんにあらずじんにあらず。

、世間↢有辺↡非↢無辺↡、亦絶↢四句↡。タマフ↣衆生ヲシテ↢此四句↡。名↠之↠度。其↠度↢不度↡、非↠尽↢不尽↡。

たとへばゆめ大海だいかいわたるにとう諸難しょなんひ、 そのひと畏怖いふしてさけこえそととおり、 そとひとありてさますに、 怛然たんねんとしてうれひなきがごとし。 ただ渡夢どむとなして、 渡河どがとはなさず。

↧夢ルニ↢大海↡値↢涛波諸難↡、其人畏怖声徹↠外人↡喚スニ怛然トシテキガ↞憂。但為シテ↢渡夢↡、不↠為↢渡河トハ↡。

ひていはく、 不渡ふどとみな辺見へんけんすといはば、 なにをもつてかただ一切いっさいしゅじょうするをだいじょうこうとなすときて、 しゅじょうせざるをだいじょうこうとなすとかざる。

、言ハバ↧渡与↢不渡↡皆堕スト↦辺見↥、何但説↧渡ルヲ↢一切衆生↡為スト↦大乗広智↥、不↠説↧不ルヲ↠渡↢衆生↡為スト↦大乗広智耶。

こたへていはく、 しゅじょういとらくもとめ、 ばくおそもとめずといふことなし。 けばすなはちこうし、 不渡ふどけばせざるゆゑをらずして、 すなはちぶつだい慈悲じひにあらずといひてすなはちこうせず。 こうせざるがゆゑになが久夢くむねてむべきによしなし。 このひとのためのゆゑにおおきて不渡ふどかず。

、衆生↠不トイフコト↢厭↠苦↠楽、畏↠縛↟解。聞ケバ↠渡帰向、聞ケバ↢不渡↡不シテ↠知↣所↢以↟渡、便↣仏ズト↢大慈悲↡則不↢帰向ルガ↢帰向↡故↢久夢↡無↠由↠可キニ↠息。為↢是↡故↠渡不↠説↢不渡↡。

またつぎに ¬諸法しょほうぎょうきょう¼ (上) にまたのたまはく、 「ぶつ仏道ぶつどうたまはず、 またしゅじょうしたまはざるも、 ぼんひてぶつとなりしゅじょうしたまふと分別ふんべつす」 と。 しゅじょうすといふはこれたい悉旦しっだんなり、 しゅじょうせずといふはこれ第一だいいち悉檀しっだんなり。 ごんおのおのゆゑありてあひはいせず。

復次¬諸法無行経¼亦言、「仏不↠得タマハ↢仏道↡、亦不ルモ↠渡タマハ↢衆生↡、凡夫強ヒテ分↣別スト↠仏タマフト↢衆生↡。」言フハ↠度スト↢衆生↡是対治悉ナリ、言フハ↠不↠度↢衆生↡是第一悉ナリ。二言各↢所以↡不↢相違背↡。

ひていはく、 もしゆめむことをばあにこれにあらずや。 もし一切いっさいしゅじょうしょみなめば、 けんあにくことあたはざらんや。

モシ夢得↠息コトヲ不↢是度ニアラ↡耶。若一切衆生所夢皆息メバ、世間豈ラム↠尽コト耶。

こたへていはく、 ゆめきてけんとなすも、 もしゆめむときはすなはちしゃなし、 もししゃなくはまたしゃをもかず。 かくのごとくけんはすなはちこれしゅっけんれば、 りょうしゅじょうすといへどもすなはち顛倒てんどうせず。

、説スモ↢世間↡、若夢息トキハ↢夢者↡、若クハ↢夢者↡亦不↠説↢度者ヲモ↡。如↠是レバ↢世間是出世間↡、雖↠度スト↢無量衆生↡則不↠堕↢顛倒↡。

にはうたがはく、 ぶつ一切いっさいしゅたまはず。 なにをもつてのゆゑに。 もしよくあまねく諸法しょほうりたまはば諸法しょほうへんするがゆゑなり。 もしあまねくることあたはざればすなはち一切いっさいしゅにあらざるがゆゑなり。

者疑、仏不↠得タマハ↢一切種智↡。何。若タマハバ↢諸法諸法堕ルガ↢有辺↡故ナリ。若レバ↠能↢遍コト↡則ルガ↢一切種智↡故ナリ

このうたがひをたいするがゆゑにとうりんさいじょうしょうといふ。 とうりんさいじょうしょうとは、 ぼんもうなり、 ぶつ如実にょじつなり、 じつ玄殊げんしゅなり。 としてひとしきことをることなきがゆゑにとうといふ。 しょうもんびゃくぶつるところあらんとほっすれば入定にゅうじょうしてまさにり、 出定しゅつじょうしてまたるもまたかぎりあり。 ぶつ如実にょじつ三昧ざんまいつねじんじょうにましましてあまねく万法まんぼう無二むにとをてらしたまふ。

対↢治ルガ↡故↢無等無倫最上勝智↡。無等無倫最上勝智者、凡夫虚妄ナリ、仏如実ナリ、虚玄殊ナリ。理トシテキガ↠得コト↠等キコトヲ↢無等↡。声聞・辟支仏レバ↠有ムト↠所↠入定、出又知ルモ亦有↠限。仏得↢如実三昧↡、常シテ↢深定↡而タマフ↣万法↢無二↡。

深浅じんせんたぐいにあらざるがゆゑにりんといふ。 はちじょうさつほうしょう三昧ざんまいゆう出入しゅつにゅうなしといへども、 じっかすかに三昧さんまいふすべて明浄みょうじょうきわめず。 ぶっぎょうたいするもなほじょうとなす。 ぶつだんそくほうのごとくにしててらしたまふ。 ほうりょうなるがゆゑにしょうもまたりょうなり。 たとへばはこだいなればふたもまただいなるがごとし。

浅非ルガ↠倫↢無倫↡。八地已上菩薩↧得↢報生三昧↡用シト↦出入↥、而習気フスベ↢三昧↡不↠極↢明浄↡。形↢ルモ仏智↡猶為↢有上↡。仏智断具足ニシテ↠法而照タマフ。法無量ナルガ亦無量ナリ。譬↢函大ナレバナルガ↡。

このさんまた展転てんでんしてあひじょうずべし。 仏智はともひとしきものなきをもつてのゆゑに、 ゆゑにりんなり。 りんなるをもつてのゆゑにさい上勝じょうしょうなり。 またさい上勝じょうしょうなるがゆゑにとうなり、 等々とうどうなるがゆゑにりんなりといふべし。 ただとうといふにすなはちりぬ。 またなにをもつてかしも二句にくもちふるとならば、 しゅおんのごときは阿羅あらかんひとしからざれどもこれそのるいなり。 しょよりじゅういたるもまたかくのごとし。 ひとしからずといへどもそのたぐいならざるにあらず。 なにをもつてのゆゑに。 さいじょうにあらざるがゆゑなり。 なんぢへんへんとをることをもつてなんとなし、 ぶつ一切いっさいにあらずとうたがへば、 このしからず。

三句亦可↢展転↡。以↣仏智キヲ↢与者↡故、所以無倫ナリ。以↢無ナルヲ↡故最上勝ナリ亦可↢最上勝ナルガ無等ナリ、無等ナルガ無倫ナリトイフ↡。但言フニ↢無等↡便。復何フルトナラバ↢下二句↡者、如キハ↢須陀洹↡不ドモ↧与↢阿羅漢↡等カラ↥而是其ナリ。初地ヨリルモ↢十地↡亦如↠是。智↠不↠等カラ↠不ルニ↢其ナラ↡。何。非ルガ↢最上↡故ナリ。汝以コトヲ↢有トヲ↡為↠難、疑↣仏ズト↢一切智↡者、是事不↠然

ひていはく、 はいしょうなかじゅうねん相続そうぞくしてすなはちおうじょうといへり。 いかなるをかづけてじゅうねん相続そうぞくとなすや。

、下輩生↣十念相続便↢往生↡。云何ナルヲカスヤ↢十念相続↡。

こたへていはく、 たとへばきゅうにんありて空曠くうこうはるかなるところにして怨賊おんぞくぐうするに、 かたなゆうふるひてただちにきたりてらんとほっす。 そのひとつよはしりていちわたるべきをる。 もしかわわたることをしゅりょうまったかるべし。 そのときただかわわた方便ほうべんねんず。 われがんいたらばころもちゃくしてわたるとやせん、 ころもぎてわたるとやせん。 もしのうちゃくさばおそらくはぐることをざらん。 もしのうがばおそらくはいとまることなからん。 ただこのねんのみありてさらにえんなし。 もつぱらいかにしてまさにかわわたるべしとおもはん。 すなはちこれ一念いちねんなり。 かくのごとくじゅうねんしんまじへざるをづけてじゅうねん相続そうぞくとなすがごとし。

、譬↧有旧人↡空曠ナルニシテ値↢遇ルニ怨賊↡、抜↠勇ムト、其ツヨ↠渡ルベキヲ↢一河↡、若↠渡コトヲ首領可↠全カル、爾但念↢渡↠河方便↡、我至河岸↡為↢著↠衣ルトヤ↡、為↢脱↠衣ルトヤ↡、若↢衣↡恐ラム↠得↠過コトヲ、若↢衣↡恐ラム↠得コト↠暇、但有↢此ノミ↡更↢他縁↡、一ハム↢何ニシテシト↟渡↠河、即是一念ナリ、如↠是十念不ルヲ↠雑余心↡名スガ↦十念相続↥。

ぎょうじゃもまたしかなり。 弥陀みだぶつねんずるに、 かのねんずるがごとくにしてじゅうねんいたるべし。 もしはぶつみょうねんじ、 もしはぶつ相好そうごうねんじ、 もしはぶつこうみょうねんじ、 もしはぶつ神力じんりきねんじ、 もしはぶつどくねんじ、 もしはぶつ智慧ちえねんじ、 もしはぶつ本願ほんがんねんじてしん間雑けんぞうすることなく、 心々しんしんあひぎてないじゅうねんするをづけてじゅうねん相続そうぞくとなす。

行者亦爾ナリ。念ルニ↢阿弥陀仏↡、如クニシテ↢彼ルガ↟渡ベシ↢于十念↡。若↢仏名字↡、若↢仏相好↡、若↢仏光明↡、若↢仏神力↡、若↢仏功徳↡、若↢仏↡、若↢仏本願↡无↢他心間雑コト↡、心々相至十念ルヲ↢十念相続↡。

一往いちおうじゅうねん相続そうぞくといへばむつかしからざるに似若たり。 しかれどもぼんこころはなほ野馬やめのごとく、 しきこうよりもはげし。 六塵ろくじんちょうしてしばらくもじょうそくすることなし。 よろしく信心しんじんおよぼしてあらかじめみづから剋念こくねんし、 積習しゃくじゅうしてしょうじょうじ、 善根ぜんごんけんならしむべし。

一往言↢十念相続似↢若タリルニ↠難シカラ。然ドモ凡夫↢野馬↡、識ヨリモ↡。馳↢騁六塵↡无↢暫クモ停息コト↡。宜ボシテ↢信心↡預剋念、使↦積習↠性、善根堅固ナラ↥也。

ぶつびんしゃおうげたまふがごとし。 ひとぜんぎょうめばするとき悪念あくねんなし。 西にしかたむたふるるにかならずまがれるにしたがふがごとし。

↣仏告タマフガ↢頻婆娑羅王↡。人積↢善行↡死ルトキ↢悪念↡。如↢樹西ルニフガルニ

もし刀風とうふうひとたびいたらしめばひゃっあつまる。 ならひあらずは懐念おくねんなんぞべんずべけんや。

使↢刀風一タビ↡百苦アツマ↠身習不↠在懐念何ケムヤ↠弁

またよろしくどうさんともに言要ごんようむすびて命終みょうじゅうになんなんとするとき、 たがひにあひかいぎょうして、 ために弥陀みだぶつみょうごうしょうして安楽あんらくうまれんとがんじ、 声々しょうしょうあひぎてじゅうねんじょうぜしむべし。

又宜↧同志五三共↢言要ナムナムトス↢命↡時、タガヒ開暁、為↢阿弥陀仏名号↡願↠生ムト↢安楽↡、声々相使↞成↢十念↡也。

たとへば蝋印ろういんをもつてでいいんするに、 いんしてもんじょうずるがごとし。 ここにいのちゆるとき、 すなはちこれ安楽あんらくしょうずるときなり。 ひとたび正定しょうじょうじゅればさらになんのうれふるところかあらん。

↢蝋印ヲモテルニ↠泥、印壊文成ルガ↡。ユル時、即是生↢安↡時ナリ。一タビ↢正定聚↡更カアラム↠憂也。

略論安楽浄土義

底本は◎京都府来迎院蔵良如上人手沢本。 Ⓐ京都府常楽寺蔵室町時代書写本、 Ⓑ大英博物館蔵スタイン本(No.2723)、 Ⓒ龍谷大学蔵赤松文庫所収本 Ⓓ¬真宗校本 七祖聖教¼所収本 と対校。
 ◎ⒷⒸになし
→ⒶⒹ義[曇鸞法師作]
 ⒷⒸになし
 ⒷⒸになし
→ⒷⒸ
 ⒷⒸになし
 ⒷⒸになし
→ⒶⒷⒸⒹ
→Ⓐ
 Ⓑになし
 ⒷⒸⒹになし
 Ⓓになし
清浄 Ⓓになし
大広→ⒶⒷⒸⒹ広大
 Ⓐになし
→Ⓐ
羅網→ⒷⒸ網羅
 ⒶⒹになし
→◎
→ⒶⒷⒸⒹ
 Ⓓになし
十七種 ⒷⒸになし
 ◎になし
 Ⓓになし
 ⒶⒷⒸⒹになし
 ⒷⒸになし
 Ⓐになし
→ⒶⒹ
→Ⓐ
 Ⓐになし
 Ⓐになし
住持→◎持住
与諸→Ⓓ未証
→ⒶⒷⒸⒹ[与]浄
 Ⓓになし
→ⒷⒸ
 ⒶⒷⒸⒹになし
一切 Ⓐになし
→ⒶⒷⒸⒹ菩薩
種輩 Ⓐになし
 ⒷⒸⒹになし
→Ⓐ輩[観経中] Ⓓになし
 ⒷⒸになし
→ⒷⒸⒹ答[曰]
→Ⓑ
中又 Ⓓになし
 Ⓐになし
 ⒷⒸになし
→Ⓐ
 ⒷⒸになし
功徳 Ⓐになし
→Ⓐ
→Ⓓ
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸⒹ
少多→ⒶⒹ多少
 ⒷⒸになし
 △ ⒷⒸになし
恵如此慧次如
 ⒷⒸになし
仏智→Ⓒ智仏
→ⒷⒸ
 Ⓓになし
→ⒷⒸ生[下輩生者有三因縁一者仮使不能作諸功徳当発无上菩提心二者一向専意乃至十念念无量寿仏三者以至誠心願生安楽臨命終時夢見无量寿仏亦得往生功徳智恵次如中輩又有一種往生安楽不入三輩中謂以疑惑心修諸功徳不異前説]
安楽 ⒷⒸになし
→ⒷⒸ已十
→Ⓓ歳[中常]
→◎
→Ⓐ
→Ⓐ
→ⒶⒹ地[也]
→Ⓓ ⒷⒸになし
→Ⓐ所[何]
 ⒶⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸ
 Ⓓになし
王子 Ⓐになし
→ⒷⒸ
→Ⓓ
 ⒷⒸになし
→◎
→Ⓓ
 Ⓓになし
 Ⓓになし
悔責 Ⓓ責悔
→◎
→◎
→ⒷⒸ罪[生]
→Ⓐ
→Ⓓ故[故]
→◎ⒷⒸ
 ⒷⒸになし
→ⒷⒸⒹ
 Ⓒになし
→ⒶⒹ
→ⒷⒸⒹ[但]以
→Ⓓ
→Ⓓ
→Ⓐ
→ⒶⒹ議[智]→ⒷⒸ誼智
多以 Ⓑになし
 ⒷⒸになし
→Ⓐ
12字 ⒷⒸになし
→Ⓐ
躄者 左Ⓓアシナヘタルモノ
帆風→ⒶⒷⒸⒹ風帆
 ⒷⒸになし
王王→Ⓓ主主 左Ⓓワウワウ
→ⒷⒸ
得以→Ⓓ得[言]以[可有]
→ⒷⒸ年[貧]
→Ⓓ懃[上下尚]
→Ⓓ
→ⒷⒸ可[得]
→ⒶⒹ劣[夫]
転輪王行 ⒶⒷⒸⒹになし
→Ⓐ
 Ⓐになし
 ⒷⒸになし
鴆鳥 Ⓐ鴆鳥と上欄註記
子安 ⒶⒷになし
→Ⓓ歳[齢]
可甦→◎甦可
 Ⓐになし
→Ⓒ以[一]
→Ⓓ疑[彼]
→Ⓐ
→Ⓓ如[是]
→Ⓐ
 ◎ⒶⒹになし
 Ⓐになし
→◎Ⓐ
 Ⓓになし
→Ⓓ必[応]
 Ⓓになし
 Ⓐになし
 Ⓐになし
→Ⓓ
者言→Ⓐ言者
→Ⓓ
→Ⓐ見[衆]
→ⒶⒹ解[脱]
 Ⓓになし
→◎
 Ⓓになし
修浄→◎浄修
→◎阿[僧]
→ⒶⒷⒸⒹ陀[ˆ仏ˇ]
 Ⓓになし
→ⒷⒸ
 Ⓓになし
 ⒶⒷⒸⒹになし
 ⒷⒸになし
→ⒶⒹ[無量]諸
→Ⓑ→Ⓓ
 ⒶⒷⒸⒹになし
後仏→◎仏後
→Ⓐ→Ⓓ
→Ⓓ
一切 ⒷⒸになし
→ⒶⒷⒸⒹ縁[復]
 Ⓐになし
→ⒷⒸ雷[声]
 ⒷⒸになし
 ⒷⒸになし
→ⒶⒷⒸⒹ是[故]
→Ⓓ
→Ⓑ
→ⒶⒷⒸⒹ
→Ⓓ復[須]
無辺 Ⓐになし
→Ⓐ非[非] Ⓑになし
→Ⓐ仏[仏]
非不→◎不非
 ⒶⒹになし
 ⒷⒸになし
→Ⓐ→ⒷⒸⒹ
 Ⓓになし
不帰向 ⒶⒹになし
諸法 ⒷⒸになし
 Ⓐになし
→ⒶⒷⒹ→Ⓒ
→ⒶⒸⒹ一[義]
→Ⓒ
 ⒶⒷⒸⒹになし
 Ⓓになし
 ⒷⒸになし
 Ⓐになし
→ⒷⒸ
 ⒷⒸになし
諸法 ⒷⒸになし
→Ⓐ疑比
 ⒷⒸになし
→Ⓐ
→ⒶⒷⒸⒹ定[不知]
→ⒶⒷ遍[知]
→Ⓓ
 ⒷⒸになし
→Ⓓ
→Ⓐ
→Ⓓ大[故言最上]
→◎
亦可最上勝 Ⓐになし
 ⒷⒸⒹになし
→◎Ⓐ
→Ⓐ
→Ⓐ
 Ⓓになし
→Ⓐ Ⓓになし
 ⒶⒷⒸⒹになし
→◎
→◎ⒷⒸ→Ⓐ
→ⒶⒹ
→ⒸⒹ
→ⒷⒸ→Ⓓ
 Ⓐになし
 ⒷⒸになし
 ⒷⒸになし
→ⒷⒸ
十念 Ⓓになし
 Ⓓになし
→ⒶⒷⒸⒹ
 ⒷⒸになし
→ⒶⒹ
 Ⓐになし
→ⒶⒷⒸⒹ
→ⒶⒷ
→Ⓓ Ⓐになし
倒必→Ⓓ必倒
→ⒷⒸ曲[也]
 Ⓐになし
→Ⓐ習[先]→Ⓓ[若]習[前]
 ◎になし
 Ⓐと上欄註記
 Ⓐになし
→Ⓐ
→Ⓐ
→ⒷⒸ楽[国]
 ⒷⒸになし
略論安楽浄土義→◎略論安楽土義→ⒷⒸ讃阿弥陀仏論上巻 Ⓐになし