こうたく 光沢 ❶阿弥陀仏光明のこと。 あらゆる者に法の潤いを与え、 信心を生ぜしめるはたらきをもつから、 このようにいう。 ¬讃弥陀偈¼ に 「一切の有礙光沢を蒙る」 (真仏土巻引文) とある。 ¬浄土和讃¼ には 「一切の有礙にさはりなし 光沢かぶらぬものぞなき」 とあり、 「国宝本左訓には 「ひかりにあたるゆゑに智慧の出でくるなり」 とある。 ❷ ¬大経¼ ¬観経¼ ¬小経¼ の輝かしい恩恵のこと。 「信巻」 別序に 「広く三経の光沢を蒙りて、 ことに一心の華文を開く」 とある。