じねんこむのしんむごくのたい 自然虚無の身無極の体 自然・虚無・無極涅槃の異名。 浄土における身体は、 涅槃のさとりにかない、 あらゆる限定を超えているという意。 ¬大経¼ には、 阿弥陀仏の浄土に往生した者について 「みな自然虚無の身、 無極の体を受けたり (皆受自然虚無之身無極之体)」 と説かれており、 これを親鸞は 「真仏土巻」 に引用している。 また、 ¬浄土和讃¼ には ¬讃弥陀偈¼ の文をうけ 「虚無之身無極体」 とあり、 「文明本左訓には 「法身如来なり」 とある。