じょうど 浄土 穢土に対する語で、 菩薩の智慧清浄の行業によって建立された清浄な国土。 煩悩のけがれを離れたきよらかな世界。 浄刹・浄界・浄国・浄邦などともいう。 阿弥陀仏の浄土は、 安楽・極楽・安あん養にょうなどともいわれ、 娑婆世界の西方、 十万億土を過ぎたところにあるという。 親鸞は、 阿弥陀仏の浄土について真実報土と方便化土とを区別している。 →報化二土、 広略相入、 補註2、 七補註2。