いんじょう 引接 仏道に誘い導くこと。 ❶(阿弥陀仏が第十八願によって) 衆生を摂取して浄土へ導き入れること。 ¬高僧和讃¼ には 「縦令一生造悪の 衆生引接のためにとて 称我名字と願じつつ 若不生者とちかひたり」 とあり、 「国宝本」 左訓には 「導きとる。 とるといふは手にとるこころなり」 とある。 ❷阿弥陀仏が行者の臨終に来迎らいこうし浄土に導き入れること。 親鸞は臨終来迎が誓われた阿弥陀仏の第十九願について、 「化身土巻」 に 「また来迎引接の願と名づく」 と述べている。