しゅじょう 衆生 梵語サットヴァ (sattva) の意訳。 有情・含識がんしきとも意訳する。 多くの生類という意味で、 群生・群萌ぐんもうともいう。 一切の迷いの生類、 すなわち生きとし生けるものすべてを指す。 衆多の生死を受けるものの意である。 一般には凡夫である人間を指す場合が多い。 →補註3、 七補註3。 なお、 衆生を衆縁所生の意味とみる時は、 仏・菩薩をも衆生という。