仏説無量清浄平等覚経 巻第三

後漢月氏国三蔵支婁迦讖訳

 

【14】ぶついつさつげたまはく、 りょう清浄しょうじょうぶつこうちゅうこうみょうきわめてだいみょうなり。 その日月にちがつしょうしんはみなくうのなかにありてじゅうすれども、 またまたてんうんぎょうせず。 またしょうこうあることなく、 そのみょうみなおおはれてまたあらわれず。 りょう清浄しょうじょうぶつこうみょうこくちゅうらし、 およびほう仏国ぶっこくえんしょうして、 つねにだいみょうにしてつひにまさにみょうするときあることなし。

仏告タマハク↢阿逸菩薩↡、无量清浄仏項中光明大明ナリ。其日月・星辰皆在↢虚空↡住止ドモ、亦不↢復廻転運行↡。亦無↠有コト↢精光↡、其明皆蔽レテ不↢復現↡。無量清浄仏光明↢国中↡、及焔↢照他方仏国↡、常大明ニシテ↠有コト↢当時↡也。

そのこくちゅうには一日いちにちにちもあることなし。 じゅうにち一月いちがつもあることなし。 がつじゅうがつもあることなし。 さい十歳じっさいもあることなし。 ひゃくさい千歳せんざいもあることなし。 万歳まんざい億歳おくさい億万おくまんざいじゅう億万おくまんざいもあることなし。 ひゃく千億せんおく万歳まんざいもあることなし。 千億せんおく億万おくまんざいもあることなし。 一劫いっこう十劫じっこうもあることなし。 ひゃくこう千劫せんこうもあることなし。 万劫まんごうじゅう万劫まんごうもあることなし。 千万せんまんごうもあることなし。 ひゃく千億せんおく万劫まんごうもあることなし。

国中ニハ↠有コト↢一日・二日↡也。無↠有コト↢十五日・一月↡也。無↠有コト↢五月・十月↡也。無↠有コト↢五歳・十歳↡也。无↠有コト↢百歳・千歳↡也。無↠有コト↢万歳・億歳・億万歳・十億万歳↡也。無↠有コト↢百千億万歳↡也。无↠有コト↢千億億万歳↡也。無↠有コト↢一劫・十劫↡也。無↠有コト↢百劫・千劫↡也。無↠有コト↢万劫・十万劫↡也。無↠有コト↢千万劫↡也。無↠有コト↢百千億万劫↡也。

ぶつのたまはく、 りょう清浄しょうじょうぶつこうみょうは、 ひかりあきらかなることきわまりなし。 りょう清浄しょうじょうぶつこうみょうは、 きゃくしゅこうしゅこう、 かさねてまたしゅこうしゅこうにも、 またはかるべからざる劫々こうごう央数おうしゅにもつひにまさにみょうすべきときあることなし。 りょう清浄しょうじょうこくおよび諸天しょてんもつひにはいするときあることなし。 ゆゑはいかん。 りょう清浄しょうじょうぶつ寿じゅみょうきわめてながく、 こくもはなはだし。 ゆゑによくしかるのみ。 ぶつのたまはく、 りょう清浄しょうじょうぶつ尊寿そんじゅは、 きゃく数劫しゅこう、 つねにくることなく、 はつ泥洹ないおんときなし。

仏言、無量清浄仏光明、光明ナルコト↠極。无量清浄仏光明、却後無数劫无数劫、重復無数劫无数劫ニモ、不↠可↢復計↡劫劫無央数ニモ↠有コト↢当↠冥時↡也。无量清浄国土及諸天↠有コト↢壊敗時↡也。所以者何。無量清浄仏寿命極、国土。故耳。仏言、無量清浄仏尊寿劫後無数劫、常↠央コト、無↢般泥洹時↡也。

りょう清浄しょうじょうぶつけんにおいてきょうじゅし、 こころ八方はっぽうじょうのもろもろの央数おうしゅ仏国ぶっこく諸天しょてん人民にんみんおよびけん蠕動ねんどうたぐい過度かどせんとほっし、 みなそのくにおうじょうせしめ、 ことごとく泥洹ないおんどうしめんとほっす。 その諸有しょうさつとなるものは、 みなことごとくぶつせしめんとほっし、 なりをはりてことごとくうたたまた八方はっぽうじょう諸天しょてん人民にんみんおよびけん蠕動ねんどうたぐいきょうじゅせしめ、 みなまたことごとくぶつしめんとほっす。

無量清浄仏於↢世間↡教授、意過↢度ムト八方上下无央数仏国諸天・人民及蜎飛蠕動之類↡、皆欲↧使↣往↢生↡、悉ムト↞得↢泥洹之道↡。其諸有↢菩薩↡者、皆欲↠令メムト↢悉作仏↡、↣転復教↢授八方上下諸天・人民及蜎飛蠕動之類↡、皆復欲↠令メムト↣悉得↢作仏↡。

ぶつとき、 また央数おうしゅ諸天しょてん人民にんみん蠕動ねんどうたぐいきょうじゅして、 みな泥洹ないおんどうらしむ。 もろもろのきょうじゅすべきところの弟子でし展転てんでんしてまたあひきょうじゅし、 うたたあひだつしてしゅおん斯陀しだごん阿那あなごん阿羅あらかんびゃく仏道ぶつどうしめんにいたる。

作仏時、復教↢授無央数諸天・人民・蠕動之類↡、皆令↧得↢泥洹↡去↥。諸↠可↢教授↡弟子者展転復相教授、転度脱↠令ルニ↠得↢須陀洹・斯陀含・阿那含・阿羅漢・辟支仏道↡。

うたたあひだつしてみな泥洹ないおんどうることことごとくかくのごとくなれども、 りょう清浄しょうじょうぶつつねにいまだはつ泥曰ないわつほっしたまはず。 りょう清浄しょうじょうぶつだつしたまふところ展転てんでんしてかくのごとし。 またじゅうすることしゅこうしゅこう不可ふか復計ぶけこうにもつひにはつ泥洹ないおんときあることなし。

度脱皆得コト↢泥洹之道↡悉クナレドモ↠是、無量清浄仏常↠欲タマハ↢般泥曰↡也。无清浄仏所↢脱度タマフ↡展転↠是。復住コト無数劫無数劫、不可復計劫ニモ↠有コト↢般泥洹時↡也。

八方はっぽうじょう央数おうしゅ諸天しょてん人民にんみんけん蠕動ねんどうたぐい、 そのりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうずるもの、 またげてかぞふべからず。 もろもろの阿羅あらかんとなりて泥洹ないおんどうるものもまたしゅこうにして、 すべてまたかぞふべからず。 りょう清浄しょうじょうぶつ恩徳おんどく、 もろもろの布施ふせしたまふところ、 八方はっぽうじょうぐうごく甚深じんじんだいりょうにしてぜんなることいふべからず。

八方上下無央数諸天・人民・蜎飛蠕動之類、其ズル↢無量清浄仏国↡者、不↠可↢復勝↡。諸↢阿羅漢↡得↢泥洹之道↡者亦無央数ニシテ、都不↠可↢復計↡也。無量清浄仏恩徳、諸所↢布施タマフ↡、八方上下無窮無極、甚深大無量ニシテ快善ナルコト不↠可↠言也。

りょう清浄しょうじょうぶつ智慧ちえきょうじゅいだしたまふところのきょうどう八方はっぽうじょうのもろもろの央数おうしゅてんじょうてんこくすること、 はなはだおおくしてたずねず。 そのきょうかんかずはなはだ大衆だいしゅにして、 またかぞふべからず。 すべてきわまりなしと。

無量清浄仏智慧教授、所↠出タマフ経道、布↢告コト八方上下無央数天上・天下↡、甚クシテ不↠タズ。其経巻数甚大衆ニシテ、不↠可↢復計↡。都シト↠極也。

ぶついつさつげたまはく、 なんぢりょう清浄しょうじょうぶつ寿じゅみょうごくときらんとほっするやいなやと。 いつさつまうさく、 ねがはくはみなこれをもんせんとほっすと。

仏告タマハク↢阿逸菩薩↡、若欲ルヤ↠知ムト↢無量清浄仏寿命無極↡不ヤト也。阿逸菩薩言、願クハ皆欲スト↣聞↢知ムト↡。

ぶつのたまはく、 あきらかにけ、 ことごとく八方はっぽうじょうのもろもろの央数おうしゅ仏国ぶっこくのなかの諸天しょてん人民にんみんけん蠕動ねんどうたぐいをしてみな人道にんどうしめ、 ことごとくびゃくぶつ阿羅あらかんとならしめて、 ともにぜん一心いっしんにすべてその智慧ちえがっしていちとなし、 ゆうみょうにともにりょう清浄しょうじょうぶつ寿じゅみょうはかり、 寿いのち幾千いくせん億万おくまんごう歳数さいしゅらんとほっすとも、 みなよくかぞりょう清浄しょうじょうぶつ寿いのちきわむるものあることなしと。

仏言、明、悉↢八方上下無央数仏国諸天・人民・蜎飛蠕動之類↡皆使↠得↢人道↡、悉↠作↢辟支仏・阿羅漢↡、共坐禅一心↢其智慧↡為↠一、勇猛トモ↧計↢知無量清浄仏寿命↡、知ムト↦寿幾千億万劫歳数↥、皆無シト↠有コト↧能↢無量清浄仏寿↡者↥也。

ぶつのたまはく、 また方面ほうめんのおのおのせんしゅせん仏国ぶっこくのなかの諸天しょてん人民にんみんおよびけん蠕動ねんどうたぐいをして、 みなまた人道にんどうしめ、 ことごとくびゃくぶつ阿羅あらかんとならしめ、 みなぜん一心いっしんならしめともにその智慧ちえがっしてすべていちとなし、 ゆうみょうにともにりょう清浄しょうじょうぶつこくちゅうのもろもろのさつ阿羅あらかんかぞへて千億せんおく万人まんにんけいせんとほっして、 みなよくかぞふるものあることなからん。

仏言、復令↧他方面千須弥山仏国諸天・人民及蜎飛蠕動之類ヲシテ、皆復得↦人道↥、悉↠作↢辟支仏・阿羅漢↡、皆令↢坐禅一心ナラ↡共↢其智慧↡都↠一、勇猛↧数ヘテ↢無量清浄仏国中菩薩・阿羅漢↡計セムト↦千億万人↥、皆無ラム↠有コト↢能フル者↡也。

ぶつのたまはく、 りょう清浄しょうじょうぶつ年寿ねんじゅははなはだじょうにして浩々こうこうなり。 浩々こうこう照明しょうみょうとしてく、 甚深じんじんにしてきわまりなくそこなし。 たれかまさによくそれをしんすべけんものや。 ひとぶつのみづからりたまふのみと。

仏言、無量清浄仏年寿長久ニシテ浩浩ナリ。浩浩照明トシテ、甚深ニシテ↠極↠底。誰ケム↣能信↢知↡者乎。独タマフ

いつさつぶつことばきてすなはちおおきにかんし、 じょう叉手しゃしゅしてまうさく、 ぶつりょう清浄しょうじょうぶつ寿じゅみょうじんじょうじんだい智慧ちえこうみょう巍々ぎぎとしてぜんなることをきたまふことすなはちひとりかくのごときやと。

阿逸菩薩聞↢仏歓喜、長跪叉手、仏説タマフコト↢無量清浄寿命甚長、威神大、智慧光明巍巍トシテ快善ナルコトヲ↡乃↠是

ぶつのたまはく、 りょう清浄しょうじょうぶつそのしかうしてのちいたりてはつ泥洹ないおんしたまはば、 その*あうこうさつすなはちまさにぶつしてどう典主てんしゅそうりょうし、 けん八方はっぽうじょう過度かどせんとするところの諸天しょてん人民にんみんけん蠕動ねんどうたぐいきょうじゅして、 ぶつ泥洹ないおんどうしむ。 そのぜん福徳ふくとくまさにまただいりょう清浄しょうじょうぶつのごとくなることをべし。 じゅうすること央数おうしゅこう央数おうしゅこう不可ふか復計ぶけこう不可ふか復計ぶけこうなり。 だいじゅんぽうして、 しかうしてすなはちはつ泥曰ないおんす。

仏言、無量清浄仏至↢其シテ↡般泥タマハバ者、其楼亘菩薩便作仏総↢領道智典主↡、教↧授世間八方上下↢過度ムトスル↡諸天・人民・蜎飛蠕動之類↥、皆令↠得↢仏泥洹之道↡。其善福徳当↠得↣復如クナルコトヲ↢大師無量清浄仏↡。住止コト無央数劫無央数劫、不可復計 △不可復計劫ナリ准↢法大師↡、爾シテ般泥曰

そのつぎ*摩訶まかはつさつまさにまたぶつして智慧ちえ典主てんしゅし、 きょうじゅそうして、 過度かどするところ福徳ふくとくもまさにまただいりょう清浄しょうじょうぶつのごとくなるべし。 じゅうすること央数おうしゅこうにして、 つねにまたはつ泥洹ないおんせず。 展転てんでんそうじょうしてきょうどうくることはなはだあきらかにして、 こく極善ごくぜんなり。 そのほうかくのごとくにして、 つひに断絶だんぜつあることなく、 きわむべからずと。

摩訶那鉢菩薩当復作仏典↢主智慧↡、都↢総教授↡、所↢過度↡福徳↣復如クナル↢大師無量清浄仏↡。止住コト无央数劫ニシテ復不↢般泥洹↡。展転相承コト↢経道ニシテ、国土極善ナリ。其法如クニシテ↠是、終↠有コト↢断絶↡、不↠可↠極也。

【15】なんじょう叉手しゃしゅしてぶつひたてまつりてまうさく、 ぶつりょう清浄しょうじょうぶつこくちゅうにはしゅせんあることなしときたまはば、 その第一だいいち天王てんのうだいとうてん、 みななんらによりてじゅうするや。 ねがはくはこれをかんとほっすと。

阿難長跪叉手マツリテ↠仏、仏説タマハバ↢无量清浄仏国中ニハシト↟有コト↢須弥山↡者、其第一四天王・第二忉利天、皆依↢因何等↡住止乎。願クハスト↠聞ムト↠之

ぶつなんげたまはく、 なんぢ仏所ぶっしょ疑意ぎいありや。 八方はっぽうじょうぐうごくにして辺幅へんぷくあることなきそのもろもろのてん大海だいかいみず一人いちにんしてこれを升量しょうりょうせんになほじんしてそのそこべし。 ぶっもまたかくのごとし、 八方はっぽうじょうぐうごくにして辺幅へんぷくあることなし。

仏告タマハク↢阿難↡、若有↣疑↢意於仏所↡耶。八方上下無窮无極ニシテ↠有コト↢辺幅↡其天下大海水、一人シテ升↢量ムニ↡尚可↣枯尽得↢其↡。仏智亦如↠是、八方上下無窮无極ニシテ↠有コト↢辺幅↡。

ぶつのたまはく、 わが智慧ちえけんするところのもろもろの過去かこぶつ、 わがみょうしゃもんぶつのごとくなるもの、 また恒水ごうすいほとりしゃ一沙いっしゃ一仏いちぶつとするがごとし。 はじめてもろもろのきたりてぶつもとめんとほっするもの、 わがみょうしゃもんぶつのごとくなるもの、 また恒水ごうすいほとりしゃ一沙いっしゃ一仏いちぶつとするがごとし。

仏言、我智慧↢知見↡諸已過去仏、如クナル↢我名字釈迦文仏↡者、復如↢恒水流沙一沙一仏トスルガ↡。甫始↠求ムト↢作仏↡者、如クナル↢我名字釈迦文仏↡者、復如↢恒水流沙一沙一仏トスルガ↡。

ぶつしょうしてただちにみなみかひ南方なんぽうけんしたまふに、 いま現在げんざいぶつ、 わがみょうしゃもんぶつのごとくなるものも、 また恒水ごうすいほとりしゃ一沙いっしゃ一仏いちぶつとするがごとし。 八方はっぽうじょうらい現在げんざい諸仏しょぶつ、 わがみょうしゃもんぶつのごとくなるもの、 またじゅう恒水ごうすいほとりしゃ一沙いっしゃ一仏いちぶつとするがごとし。 そのかずかくのごとくなるも、 ぶつみなことごとくあらかじめこれをけんしたまふと。

仏正坐視↢見タマフニ南方↡、今現在仏、クナル↢我名字釈迦文仏↡者、復如↢恒水流沙一沙一仏トスルガ↡。八方上下、去・来・現在諸仏、クナル↢我名字釈迦文仏↡者、各↢十恒水流沙一沙一仏トスルガ↡。其数如クナルモ↠是、仏皆悉見↢知タマフト↡。

ぶつのたまはく、 おうじゃく過去かこ央数おうしゅこうよりこのかた、 一劫いっこう十劫じっこうひゃくこう千劫せんごう万劫まんごう億劫おくこう万億まんおくこう億万おくまんごうこうのなかにぶつまします。 もろもろの過去かこぶつ一仏いちぶつじゅうぶつひゃくぶつ千仏せんぶつ万仏まんぶつ億仏おくぶつ億万おくまんぶつのなかにぶつましまして、 ぶつおのおのみづからみょうあり。 みょうあひ同類どうるいならざるに、 わがみょうのごとくなるものあることなし。 はじめて当来とうらいするこうのもろもろの当来とうらいぶつ一劫いっこう十劫じっこうひゃくこう千劫せんごう万劫まんごう億劫おくこう万億まんおくこう億万おくまんごうこうのなかに一仏いちぶつじゅうぶつひゃくぶつ千仏せんぶつ万仏まんぶつ億仏おくぶつ億万おくまんぶつまします。 なかにぶつましまして、 ぶつおのおのみづからみょうあり。 みょうおのおのことにしておなじからざるに、 諸仏しょぶつみょうときにすなはち一仏いちぶつのわがみょうしゃもんぶつのごとくなるものあるのみ。

仏言、往昔過去无央数劫ヨリ已来、一劫・十劫・百劫・千劫・万劫・億劫・万億劫・億万劫↠仏。諸已過去仏、一仏・十仏・百仏・千仏・万仏・億仏・億万仏シテ↠仏、仏各各自↢名字↡。名字不ルニ↢相同類ナラ↡、無↠有コト↧如クナル↢我名字↡者↥。甫始当来当来仏、一劫・十劫・百劫・千劫・万劫・億劫・万億劫・億万劫↢一仏・十仏・百仏・千仏・万仏・万億仏・億万仏↡。中シテ↠仏、仏各↢名字↡。名字各ニシテルニ↠同カラ、諸仏名字、時↣一仏クナルモノ↢我名字釈迦文仏↡耳。

もろもろの八方はっぽうじょう央数おうしゅ仏国ぶっこく、 いま現在げんざいぶつつぎほう仏国ぶっこくいち仏国ぶっこくじゅう仏国ぶっこくひゃく仏国ぶっこくせん仏国ぶっこくまん仏国ぶっこくおく仏国ぶっこく万億まんおく仏国ぶっこく億万おくまん仏国ぶっこく仏国ぶっこくのなかにぶつまします。 おのおのみづからみょうあり。 みょうおのおのことにして多々たたなるにまたどうずべからずして、 わがみょうのごとくなるものあることなし。 八方はっぽうじょう央数おうしゅ諸仏しょぶつのなかに、 時々ときどきにすなはちわがみょうしゃもんぶつのごとくなるものあるのみ。

八方上下無央数仏国、今現在仏、次他方異仏国一仏国・十仏国・百仏国・千仏国・万仏国・億仏国・万億仏国・億万仏国、仏国↠仏。各各自↢名字↡。名字各ニシテ多多ナルニ復不シテ↠可↠同、無↠有コト↧如クナル↢我名字↡者↥。八方上下無央数諸仏、時時↠如クナルモノ↢我名字釈迦文仏↡耳。

八方はっぽうじょうらい現在げんざい、 そのちゅうげん曠絶こうぜつ甚遠じんおんにして、 悠々ゆうゆうとしてぐうごくなり。 ぶっ亘然こうねんとしてはなはだあきらかに、 いにしえりいまをり、 さきぐうしりえねんる。 あらかじめることきわまりなく、 すべてまたはかるべからず。 はなはだ央数おうしゅなり。 ぶつじんそんみょうにしてみなことごとくこれをろしめす。 ぶつ智慧ちえ道徳どうとくごうみょうし、 すべてよくぶつきょうどうひてきわきわむるものあることなし。 ぶっ智慧ちえはつひにりょうくすべからずと。

八方上下、去・来・現在、其中間曠絶甚遠ニシテ、悠悠トシテ无窮无極ナリ。仏智亘然トシテ↠古↠今、前↢無窮シリヘ↢未然↡。予コト↠極、都不↠可↢復計↡。甚無央数ナリ。仏威神尊明ニシテ皆悉シメス↠之。仏智慧道徳合明、都↠有コト↧能↢仏経道↡窮者↥。仏智慧↠可↢斗量↡也。

なんぶつことばきてすなはちおおきに恐怖くふもうみなつ。 なんぶつにまうしてまうさく、 われあへて仏所ぶっしょ疑意ぎいあるにあらず。

阿難聞↢仏↡則恐怖衣毛皆起。阿難白↠仏、我不↪敢↣疑↢意於仏所↡也。

ぶつひたてまつるゆゑは、 ほう仏国ぶっこくにみなしゅせんあり、 その第一だいいち王天おうてんだいとうてん、 みなこれによりてじゅうす。 われおそらくはぶつはつ泥曰ないわつのち、 もし諸天しょてん人民にんみんもしは比丘びくそう比丘びく優婆うばそく優婆うばありて、 きたりてわれにはん、 りょう清浄しょうじょうぶつくにはなにをもつてかひとしゅせんなきや、 その第一だいいち王天おうてんだいとうてん、 みななんらによりてじゅうするやと、 われまさにこれにこたふべし。

所↢以マツル↟仏者、他方仏国皆有↢須弥山↡、其第一四王天・第二忉利天、皆依↢因↡住止。我恐クハ仏般泥曰後、儻↢諸天・人民若比丘僧・比丘尼・優婆塞・優婆夷↡、来↠我、無量清浄仏キヤ↢須弥山↡、其第一四王天・第二忉利天、皆依↢因何等↡住止、我当↠答↠之

いまわれぶつひたてまつらずは、 ぶつりたまひてのち、 われまさになんらのことばたもちてこれに答報とうほうすべきや。 ひとぶつのみみづからこれをりたまふのみ。 そのひとはよくためにこれをくものあることなからん。 これをもつてのゆゑにぶつひたてまつるのみと。

今我不↠問マツラ↠仏者、仏去タマヒテ後、我当↢何等答↦報↥乎。独ノミタマフ↠之耳。其ラム↠有コト↢能↠之者↡。以↠是マツル↠仏

ぶつのたまはく、 なん、 なんぢがことばなり。 第三だいさん焔天えんでんだいそつてんようより第七だいしち梵天ぼんてんいたるまで、 みななんらによりてじゅうするやと。

仏言、阿難、若是也。第三焔天・第四兜率天上ヨリマデ↢第七梵天↡、皆依↢因何等↡住止

なんのたまはく、 この諸天しょてんはみなねんくうのなかにありてじゅうす。 よるところなし。

阿難言、是諸天皆自然↢虚空↡住止。無↠所↢依因↡也。

ぶつのたまはく、 りょう清浄しょうじょうぶつくにに、 しゅせんあることなきはまたかくのごとし。 第一だいいち王天おうてんだいとうてん、 みなねんくうのなかにありてじゅうするによるところなし。 ぶつのたまはく、 ぶつじんはなはだおもし。 ざい所欲しょよくのごとく作為さいし、 こころになすところあらんとほっすること、 あらかじめはからず。 この諸天しょてんすらみなつねにねんくうのなかにありてじゅうす。 いかにいはんやぶつじんそんじゅうにして、 作為さいせんとほっするところにざいなるをやと。

仏言、無量清浄仏、無↠有コト↢須弥山↡者亦如↠是。第一四王天・第二忉利天、皆自然↢虚空↡住止ルニ↠所↢依因↡也。仏言、仏威神甚。自在所欲ノゴトク作為、意コト↠有ムト↠所↠作、不↢予↡也。是諸天スラ皆常自然↢虚空↡住止。何威神尊重ニシテ、自↢在ナルヲ↟欲↢作為ムト↡乎

なんぶつことばきてすなはちおおきにかんし、 じょう叉手しゃしゅしてまうさく、 ぶつ智慧ちえ八方はっぽうじょうらい現在げんざいりたまふこと、 ぐうごくにして辺幅へんぷくあることなし。 はなはだ高大こうだいみょうぜつぜんごくみょうにして好甚こうじんなることならびなし。 じんそんじゅうにしてあたるべからずと。

阿難聞↢仏↡則歓喜、長跪叉手、仏智慧タマフコト↢八方上下、去・来・現在之事↡、无窮無極ニシテ↠有コト↢辺幅↡。甚高大妙絶、快善極明ニシテ好甚ナルコト↠比。威神尊重ニシテ↠可↠当也。

【16】ぶついつさつげたまはく、 それけん人民にんみんもしは善男ぜんなんぜん女人にょにんりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうせんと欲願よくがんするものに三輩さんぱいあり、 どくをなすにだいしょうあり、 うたたあひおよぶことあたはず。

仏告タマハク↢阿逸菩薩↡、其世間人民若善男子・善女人、欲↣願往↢生ムト無量清浄仏国↡者↢三輩↡、作スニ↢功徳↡有↢大小↡、転不↠能↢相コト↡。

ぶつのたまはく、 なんらをか三輩さんぱいとなす。 そのさいじょうだい一輩いっぱいとは、 まさにいえさい愛欲あいよくだんぎょうじて沙門しゃもんとなり、 無為むいどうきてまさにさつどうをなし、 ろっ波羅ぱらみつきょうぎょうするものなり。 沙門しゃもんとなりてまさにきょうかいしつせず、 しんをもつてしょうじんしまさにしんせず、 まさに女人にょにんきょうつうせず、 斎戒さいかい清浄しょうじょうにしてこころとんするところなく、 しょうがんじてりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうぜんとほっし、 まさにねんじてしんにして断絶だんぜつせざれば、 そのひとすなはちこんどうもとむるとき、 すなはちみづからそのすいのなかにおいて、 ゆめりょう清浄しょうじょうぶつおよびもろもろのさつ阿羅あらかんたてまつり、 そのひと寿じゅみょうおわらんとほっするときりょう清浄しょうじょうぶつすなはちみづからもろもろのさつ阿羅あらかんとともにほんぎょうしてこれをふかふ。

仏言、何等ヲカ↢三輩↡。其最上第一輩者、当↠家↢妻子↡断↢愛欲↡行↢沙門↡、就↢無為↡当↢菩薩道↡、奉↢行六波羅蜜経↡者ナリ。作↢沙門↡不↣当虧↢失経戒↡、慈心ヲモテ精進不↢当瞋怒↡、不↧当与↢女人↡交通↥、斎戒清浄ニシテ↠所↢貪慕↡、至精↠生ムト↢無量清浄仏国↡、当至心ニシテレバ↢断絶↡者、其人便今世↠道時、則↢其臥睡↡、夢マツリ↢無量清浄仏及菩薩・阿羅漢↡、其人寿命欲↠終ムト時、无量清浄仏則与↢諸菩薩・阿羅漢↡共翻飛行↠之

すなはちりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうし、 すなはち七宝しっぽうすいれんのなかよりしょうして、 すなはちねんけ、 ちょうだいしてすなはちゆいおっさつとなり、 すなはちもろもろのさつとともに番輩ばんぱいぎょうして八方はっぽうじょうのもろもろの央数おうしゅぶつようしたてまつり、 すなはち智慧ちえゆうみょうにして、 ねがひてきょうどうき、 そのこころかんす。 しょ七宝しっぽう舎宅しゃたくくうのなかにありて、 ほしいままにそのこころしたがひて所欲しょよくのごとくありて作為さいして、 りょう清浄しょうじょうぶつることちかしと。

往↢生無量清浄仏国↡、便↢七宝水池蓮華中↡化生、則自然↠身、長大↢阿惟越致菩薩↡、便則与↢諸菩薩↡共番輩飛行供↢養マツリ八方上下無央数↡、則智慧勇猛ニシテ、楽ヒテ↢経道↡、其心歓楽。所居七宝舎宅在↢虚空↡、恣↢其↡在↢所欲ノゴトク↡作為、去コト↢無量清浄仏↡近シト

ぶつのたまはく、 もろもろのりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうせんとほっするもの、 しょうじんしてきょうかいたもち、 かくのごときのじょうほうぎょうすれば、 りょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうするもの、 しゅのためにそんきょうせらるることをべし。 これをじょうだい一輩いっぱいとなすと。

仏言、諸↣往↢生ムト無量清浄仏国↡者、精進↢経戒↡、奉↢行キノ↠是上法↡者、往↢生無量清浄仏国↡者、可↠得↣為↠衆コトヲ↢尊敬↡。是スト↢上第一輩↡。

【17】ぶつのたまはく、 そのちゅうはいとは、 そのひとがんじてりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうせんとほっするに、 いえさい愛欲あいよくだんぎょうじて沙門しゃもんとなることあたはざるものといへども、

仏言、其中輩者、其人願ルニ↣往↢生ムト无量清浄仏国↡、雖↩不↠能↧去↠家↢妻子↡断↢愛欲↡行コト↦沙門↥者↨、

まさにきょうかいたもちてしつることなく、 ますます分檀ぶんだん布施ふせをなして、 つねにぶつふかきことを信受しんじゅし、 まさにじょうちゅうしんをなして、 沙門しゃもん飯食ぼんじきせしめ、 しかうしてぶつつくとうて、 こうはならしともしびともし、 ざつ繒綵ぞうさいく。 かくのごときのほうのもの、 ちゃくとんするところなく、 まさにしんせず、 斎戒さいかい清浄しょうじょうに、 しんをもつてしょうじんし、 欲念よくねんだんじて、

↢経戒↡无↠得コト↢虧失↡、益↢分檀布施↡、信↢受仏語キコトヲ↡、当↢至誠忠信↡、飯↢食シメ沙門↡、而シテ↢仏寺↡起↠塔、焼↠香↠華↠灯、懸↢雑繒綵↡。如キノ↠是者、無↠所↢適貪↡、不↢当瞋怒↡、斎戒清浄、慈心ヲモテ精進、断↢欲念↡、

りょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうせんとほっして、 一日いちにちいち断絶だんぜつせざれば、 そのひとこんにおいて、 またすいちゅうにおいてりょう清浄しょうじょうぶつたてまつり、

↣往↢生ムト無量清浄仏国↡、一日一夜不レバ↢断絶↡者、其人於↢今世↡、亦復於↢臥睡夢中↡見マツリ↢無量清浄仏↡、

そのひと寿いのちきんとほっするときりょう清浄しょうじょうぶつすなはちしてそのひとをしてみづからりょう清浄しょうじょうぶつおよびこくしめたまふ。 りょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうするものは、 智慧ちえゆうみょうなることをべしと。

人寿欲↠尽ムト時、无量清浄仏則タマフ↣其ヲシテ見↢無量清浄仏及国土↡。往↢生无量清浄仏国↡者、可シト↠得↢智慧勇猛ナルコトヲ↡。

ぶつのたまはく、 そのひと施与せよぎょうすることかくのごとし。 もしそれしかうしてのちなかごろまたいて、 しんちゅう狐疑こぎして、 分檀ぶんだん布施ふせ諸善しょぜんをなせば後世ごせにそのふくることをしんぜず、 りょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくあることをしんぜず、 そのこくちゅうおうじょうすることをしんぜず。 しかればそのひとねんつづけてたざるに、 しばらくはしんじしばらくはしんぜずして、 意志いしゆうしてせんするところなしといへども、 つづけてその善願ぜんがんけっするをほんづくれば、 つづけておうじょうすることを

仏言、其人奉↢行コト施与↡如↠是者。若シテ後中ゴロ復悔、心中狐疑、不↠信↧分檀布施↢諸善↡後世コトヲ↦其↥、不↠信↠有コトヲ↢无量清浄仏国↡、不↠信↣往↢生コトヲ国中↡。雖↢爾レバ人続↠念ルニ↠絶、蹔シテ↠信、意志猶予シテシト↟所↢専拠↡、続ルヲ↢其善願クレバ↠本、続得↢往生コトヲ↡。

そのひと寿じゅみょうみておわらんとほっするときりょう清浄しょうじょうぶつすなはちみづからしてぎょうぞうとなり、 そのひとをしてにみづからこれをしめたまふ。 くちにまたいふことあたはざれども、 すなはちしんちゅうかんやくして、 こころ念言ねんごんすらく、 われますますさいしてぜんをなすことをらざりしをゆ、 いままさにりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうずべしと。 そのひとすなはちしんちゅう悔過けかす。 悔過けかすればとがえてくるも、 またおよぶところなし。 そのひと寿じゅみょうしゅうじんするに、 すなはちりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうずれども、 りょう清浄しょうじょうぶつみもとすすいたることをることあたはず。

人寿命病↠終ムト時、无量清浄仏則↢形像↡、令タマフ↢其ヲシテ見↟之。口ドモ↠能↢復言コト↡、便心中歓喜踊躍、意念言ラク、我悔↠不リシヲ↠知↢益コトヲ↟善、今当シト↠生↢无量清浄仏国↡。其人則心中悔過。悔過レバ者過イエカクル、無↠所↢復及↡。其人寿命終尽ルニ、則レドモ↢無量清浄仏国↡、不↠能↠得コト↣前コトヲ↢无量清浄仏↡。

すなはちどうりょう清浄しょうじょうぶつ国界こっかいほとりねん七宝しっぽうしろて、 しんちゅうにすなはちおおきにかんし、 どうにその城中じょうちゅうとどまる。 すなはち七宝しっぽうすいれんのなかよりしょうして、 すなはちねんちょうだいす。 城中じょうちゅうにあることこのけんにおいてひゃくさいなり。 そのしろこうじゅうおのおのせん城中じょうちゅうにもまた七宝しっぽう舎宅しゃたくあり。

便↢無量清浄仏国界自然七宝↡、心中便歓喜、道↢其城中↡。則↢七宝水池蓮華中↡化生、則↠身自然長大。在コト↢城中↡於↢是↡五百歳ナリ。其広縦各二千里、城中ニモ亦有↢七宝舎宅↡。

舎宅しゃたくのなかにねんないにみな七宝しっぽうよくあり。 よくのなかにもまたねんはなありてめぐれり。 よくほとりにまた七宝しっぽうじゅありてかさなりならび、 みなまたいつつのおんじょうをなせり。 その飲食おんじきするときまえにまたねんじきあり、 ひゃくしたるじきなり。 所欲しょよくのごとくありて。 そのひと城中じょうちゅうにおいてらくあり。 その城中じょうちゅうたとへばだいとうてんじょうねんのもののごとし。

舎宅自然皆有↢七宝浴池↡。浴池ニモ亦有↢自然華↡繞レリ。浴池亦有↢七宝樹↡重、皆復作セリ↢五音声↡。其飲食亦有↢自然食↡、具シタル↢百味↡食ナリ。在↢所欲ノゴトク↡得。其人於↢城中↡快楽アリ。其城中比↢第二忉利天上自然之物↡。

そのひと城中じょうちゅうよりづることをることあたはず。 またりょう清浄しょうじょうぶつたてまつることをることあたはず、 ただそのこうみょうたてまつり、 しんちゅうにみづからしゃくやくしてよろこぶのみ。 またきょうくことをることあたはず。 またもろもろの比丘びくそうることをることあたはず。 またりょう清浄しょうじょうぶつこくちゅうのもろもろのさつ阿羅あらかん状貌じょうみょうはなんらのたぐいなるかをけんすることをることあたはず。 そのひとすなはちかくのごとくして小適しょうちゃくなるのみ。

人於↢城中↡不↠能↠得コト↠出コトヲ。復不↠能↠得コト↠見マツルコトヲ↢無量清浄仏↡、但見マツリ↢其光明↡、心中悔責踊躍耳。亦復不↠能↠得コト↠聞コトヲ↠経。亦復不↠能↠得コト↠見コトヲ↢諸比丘僧↡。亦復不↠能↠得コト↣見↢知コトヲ無量清浄仏国中菩薩・阿羅漢状貌何等ナルカヲ↡。其スナハクシテ是比 カク ↡而小適ナル耳。

ぶつまたしからしむるにあらず、 のもろもろのしょねんにこれをるなり。 みなこころにみづから趣向しゅこうしてどうにその城中じょうちゅうりしなり。 そのひともと宿命しゅくみょうどうもとめしときしんおのおのことにして言念ごんねんまことなく、 ぶっきょう狐疑こぎして、 またこれを信向しんこうせず、 まさにねん悪道あくどうのなかにるべし。 りょう清浄しょうじょうぶつ哀愍あいみんして、 じんをもつてこれをきてらしめたまふのみ。

仏亦不↠使ルニ↠爾、身所作、自然ルナリ↠之。皆心趣向リシナリ↢其城中↡。其人本宿命メシ↠道時、心口各ニシテ言念無↠誠、狐↢疑仏経↡、復不↣信↢向↡、当↣自然↢悪道↡。無量清浄仏哀愍、威神ヲモテ↠之シメタマフ耳。

そのひと城中じょうちゅうにおいてひゃくさいにして、 すなはちでてりょう清浄しょうじょうぶつみもとおうしてきょうくことをるも、 こころかいせず、 またもろもろのさつ阿羅あらかん比丘びくそうのなかにありて、 きょうきてもつてることをず。 しょところ舎宅しゃたくにありて、 舎宅しゃたくをしてこころしたがひて高大こうだいにしてくうのなかにあらしむることあたはず。 またりょう清浄しょうじょうぶつることはなはだおおきにとおくして、 りょう清浄しょうじょうぶつごんしたてまつることをることあたはず。 そのひと智慧ちえあきらかならず、 きょうることもまたすくなくして、 こころかんらくせず、 こころかいせず。

人於↢城中↡五百歳ニシテ、乃ルモ↧出往↢至無量清浄仏↡聞コトヲ↞経、心不↢開解↡、亦復不↠得↧在↢諸菩薩・阿羅漢比丘僧↡、聴↠経コトヲ↥。所居舎宅在↠地、不↠能↠令コト↣舎宅ヲシテ↠意高大ニシテ↢虚空↡。復去コト↢無量清浄仏↡甚クシテ、不↠能↠得コト↣近↢附マツルコトヲ无量清浄仏↡。其人智慧不↠明カナラ、知コトモ↠経復少クシテ、心不↢歓楽↡、意不↢開解↡。

そのひと久々くくにまたみづからまさに智慧ちえかいしてきょうることみょうごんゆうみょうなるべくして、 こころまさにかんらくすべし。 いでまさにまたかみだい一輩いっぱいのごとくなるべし。 ゆゑはいかん。 そのひとただそのぜん宿命しゅくみょうどうもとめしときおおきに斎戒さいかいたもたず、 きょうぼうしつし、 しん狐疑こぎなるによりて、 ぶつしんぜず、 ぶっきょうふかきことをしんぜず、 分檀ぶんだん布施ふせしてぜんをなせば後世ごせにそのふくべきことをしんぜず、 またちゅうしてりょう清浄しょうじょうぶつおうじょうすることをしんぜざるによりて、 とくをなすことしんならず、 これをもつてのゆゑにだいちゅうはいとなすと。

人久久亦自クシテ ↢智慧開解シテコト↠経明健勇猛ナル↡、心当↢歓楽↡。次イデ↣復如クナル↢上第一輩↡。所以者何。其人但坐↧其前世宿命メシ↠道時、不↣大↢斎戒↡、虧↢失経法↡、心意狐疑ナルニ↥、不↠信↢仏語↡、不↠信↢仏経キコトヲ↡、不↠信↢分檀布施↠善後世キコトヲ↟得↢其↡、復坐↢中悔ルニ↟信↣往↢生コトヲ无量清浄仏国↡、コト↠徳不↢至心ナラ↡、用テノ↠是スト↢第二中輩↡。

【18】ぶつのたまはく、 その三輩さんぱいとは、 そのひとがんじてりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうぜんとほっすれども、 もしは分檀ぶんだん布施ふせもちゐるところなく、 またこうはならしともしびともし、 繒綵ぞうさいけ、 ぶつつくとうて、 沙門しゃもん飲食ぼんじきせしむることあたはざるものは、 まさに愛欲あいよくだんじてとんするところなく、 しんをもつてしょうじんし、 まさにしんせず、 斎戒さいかい清浄しょうじょうなるべし。

仏言、其三輩者、其人願レドモ↠生ムト↢无量清浄仏国↡、若↠所↠用↢分檀布施↡、亦不↠能↧焼↠香↠華↠灯、懸↢繒綵↡、作↢仏寺↡起↠塔、飲↦食シムルコト沙門↥者↢愛欲↡无↠所↢貪慕↡、慈心ヲモテ精進、不↢当瞋怒↡、斎戒清浄ナルベシ

かくのごときの清浄しょうじょうなるもの、 まさに一心いっしんねんじてりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうぜんとほっし、 ちゅうじゅうにち断絶だんぜつせざれば、 寿いのちおわりてすなはちりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうして、 また尊極そんごくにして智慧ちえゆうみょうなるべしと。

キノ↠是清浄ナル者、当一心↠生ムト↢無量清浄仏国↡、昼夜十日不レバ↢断絶↡者、寿終往↢生無量清浄仏国↡、可シト↢復尊極ニシテ智慧勇猛ナル↡。

ぶつのたまはく、 そのひとこれをなして已後いご、 もしまたなかごろゆるこころをなして、 こころ狐疑こぎもちゐて、 ぜんをなせば後世ごせにまさにそのふくべきことをしんぜず、 りょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうすることをしんぜず。 そのひとしかりといへども、 つづいておうじょうすることを。 そのひと寿じゅみょうみておわらんとほっするときりょう清浄しょうじょうぶつすなはちそのひとをしてすいちゅうりょう清浄しょうじょうぶつこくせしめたまふ。

仏言、其人作↠是已後、若復中ゴロ↢悔↡、意ヰテ↢狐疑↡、不↠信↢作↠善後世キコトヲ↟得↢其↡、不↠信↣往↢生コトヲ無量清浄仏国↡。其人雖↠爾リト、続得↢往生コトヲ↡。其寿命病↠終ムト時、无量清浄仏則タマフ↧其ヲシテ↢臥睡夢中↡見↦無量清浄仏国土↥。

そのひとしんちゅうかんし、 こころにみづから念言ねんごんすらく、 われますますぜんをなすべきことをらざりしをゆ。 いままさにりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうずべしと。 そのひとただこころにこれをねんじてくちにまたいふことあたはざれども、 すなはちみづから悔過けかす。 悔過けかすれば、 とがへて減少すくなきも、 ゆるものまたおよぶところなし。 そのひと命終みょうじゅうするに、 すなはちりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうずるも、 すすいたることをることあたはず。

人心中歓喜、意念言ラク、我悔↠不リシヲ↠知↢益ベキコトヲ↟善。今当シト↠生↢无量清浄仏国↡。其人但心↠是ドモ↠能↢復言コト↡、則悔過。悔過レバ者、過差減少スクナキ、悔者无↠所↢復及↡。其人命終ルニ、則ルモ↢無量清浄仏国↡、不↠能↠得コト↢前コトヲ↡。

すなはちどうせん七宝しっぽうしろて、 しんちゅうひとかんし、 すなはちそのなかにとどまりて、 また七宝しっぽうすいれんのなかよりしょうし、 すなはちねんちょうだいす。 そのしろもまたさきしろほうのごとく、 だいとうてんじょうねんのもののごとし。 そのひとまた城中じょうちゅうにおいてひゃくさいなり。 ひゃくさいおわりてすなはちづることをて、 りょう清浄しょうじょうぶつみもといたりて、 しんちゅうおおきにかんす。

便↢二千里七宝↡、心中歓喜、便↢其↡、復於↢七宝蓮華中↡化生、則自然長大。其亦復如↢前↡、↢第二忉利天上自然之物↡。其人亦復於↢城中↡五百歳ナリ。五百歳竟↠出コトヲ、至↢无量清浄仏↡、心中歓喜

そのひときょうちょうもんすれども、 こころかいせず、 こころかんせず、 智慧ちえあきらかならず、 きょうることまたすくなし。 しょ舎宅しゃたくにありて、 舎宅しゃたくをしてこころしたがひて高大こうだいにしてくうのなかにあらしむることあたはず。 またりょう清浄しょうじょうぶつることまたこれだいはい狐疑こぎのもののごとし。

人聴↢聞レドモ↡、心不↢開解↡、意不↢歓喜↡、智慧不↠明カナラ、知コト↠経復少。所居舎宅在↠地、不↠能↠令コト↣舎宅ヲシテ↠意高大ニシテ↢虚空↡。復去コト↢無量清浄仏↡亦復如是第二輩狐疑↡。

そのひと久々くくにまたまさに智慧ちえかいしてきょうることゆうみょうなるべくして、 こころまさにかんらくすべし。 いでかみだい一輩いっぱいのごとし。 ゆゑはいかん。 みなぜん宿命しゅくみょうによりてどうもとめしときちゅう狐疑こぎし、 しばらくはしんじしばらくはしんぜず、 ぜんをなせばのちその福徳ふくとくることをしんぜざれば、 みなねんにこれをるのみ。 そのどくげんげんすることあるにしたがひて、 おのおのねん趣向しゅこうす。 きょうどうぎょうずること卓徳たくとく万殊まんじゅにして、 えてあひおよばず。

人久久亦当クシテ ↢智慧開解コト↠経勇猛ナル↡、心当↢歓↡。次イデ↢上第一輩↡也。所以者何。皆坐↢前世宿命メシ↠道時、中悔狐疑、暫不↠信、不ルニ↟信↣作↠善後得コトヲ↢其福徳↡、皆自然↠之耳。随↣其功徳↢鉉・不鉉コト↡、各自然趣向。説↠経コト↠道卓徳万殊ニシテ、超不↢相↡。

ぶつのたまはく、 それもとめてさつどうをなしてりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうぜんとほっするものは、 それしかうしてのちみなまさにゆいおっさつべし。 ゆいおっさつは、 みなまさにさんじゅうそう紫磨しま金色こんじきはちじゅう種好しゅこうあるべし。

仏言、其↧求↢菩薩道↡生ムト↦無量清浄仏国↥者、其シテ後皆当↠得↢阿惟越致菩薩↡。阿惟越致菩薩者、皆当↠有↢三十二相・紫磨金色・八十種好↡。

みなまさにぶつしてこころ所願しょがんしたがふべし。 ほっするがごとくありて、 ほう仏国ぶっこくにおいてぶつし、 つひにないきんじゅう薜荔へいれいかえらず。

皆当↣作仏↢心所願↡。在↠欲ルガゴトク、於↢何方仏国↡作仏、終不↠更↢泥犁・禽獣・薜荔↡。

それしょうじんどうもとむるにしたがひて、 早晩そうばん事々じじ同等どうとうなるのみ。 どうもとめてやすまずは、 かならずまさにこれをてその所欲しょよくがんしっせずと。

↢其精進ルニ↟道、早晩之事事同等ナル耳。求↠道↠休、会↠之↠失↢其所欲↡也。

【19】ぶついつさつとう諸天しょてん帝王たいおう人民にんみんげたまはく、 われみななんぢらにかたる。 もろもろのりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくしょうぜんとほっして、 おおきにしょうじんしもっぱらきょうかいたもつことあたはざるものなりといへども、 おおきにかならずまさにぜんをなすべし。 いちにはせっしょうすることをざれ。 には盗窃とうせつすることをざれ。 さんには淫妷いんいつにしてにんにょ犯愛ぼんないすることをざれ。 には調じょうすることをざれ。 には飲酒おんじゅすることをざれ。 ろくにはりょうぜつすることをざれ。 しちにはあっすることをざれ。 はちには妄言もうごんすることをざれ。 にはしっすることをざれ。 じゅうには貪欲とんよくすることをざれ。 こころけんじゃくするところあることをざれ。 しんすることをざれ。 愚痴ぐちなることをざれ。 こころよくしたがふことをざれ。 しんちゅうちゅうすることをざれ。 狐疑こぎすることをざれ。

仏告タマハク↢阿逸菩薩等諸天・帝王・人民↡、我皆語↢若曹↡。諸↠生ムト↢無量清浄仏国↡、雖↧不↠能↣大精進コト↢経戒↡者ナリト↥、大↠作↠善。一者不↠得↢殺生コトヲ↡。二者不↠得↢盗窃コトヲ↡。三者不↠得↢淫ニシテ犯↢愛コトヲ他人婦女↡。四者不↠得↢調欺コトヲ↡。五者不↠得↢飲酒コトヲ↡。六者不↠得↢両舌コトヲ↡。七者不↠得↢悪口コトヲ↡。八者不↠得↢妄言コトヲ↡。九者不↠得↢嫉妬コトヲ↡。十者不↠得↢貪欲コトヲ↡。不↠得↢心コトヲ↟所↢慳惜↡。不↠得↢瞋怒コトヲ↡。不↠得↢愚痴ナルコトヲ↡。不↠得↠随コトヲ↢心嗜欲↡。不↠得↢心中中悔コトヲ↡。不↠得↢狐疑コトヲ↡。

まさにきょうじゅんをなすべし。 まさにじょうちゅうしんをなすべし。 まさにぶつきょうふかきことをくることをなすべし。 まさにぜんをなせば後世ごせにそのふくることをしんずべし。 かくのごときそのほう奉持ぶじしてしつせざるものは、 こころ所願しょがんのごとくありてりょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくおうじょうすることをべし。 かならずまさに斎戒さいかい一心いっしん清浄しょうじょうにして、 ちゅうにつねにねんじ、 りょう清浄しょうじょうぶつくにおうじょうせんとほっして、 じゅうにちじゅう断絶だんぜつせざるべし。 われみなこれをみんしてことごとくりょう清浄しょうじょうぶつくにしょうぜしめんと。

↠作↢孝順↡。当↠作↢至誠忠信↡。当↠作↠受コトヲ↢仏経語キコトヲ↡。当↠信↣作↠善後世コトヲ↢其↡。奉↢持↠是↡不↢虧失↡者、在↢心所願ノゴトク↡可↠得↣往↢生コトヲ無量清浄仏国↡。至要↧斎戒一心清浄ニシテ、昼夜、欲↣往↢生ムト無量清浄仏↡、十日十夜不↦断絶↥。我皆慈↢↡悉メムト↠生↢無量清浄仏↡。

ぶつのたまはく、 けんひともつてげんみょうしたおよばんことをほっすれども、 いえぜんしゅどうをなさんもの、 さいとともにし、 恩好おんこう愛欲あいよくのなかにありてねんし、 もしはおお家事かじそうにして、 おおきに斎戒さいかい一心いっしん清浄しょうじょうなるにいとまあらず。 いえはなるることをることあたはずといへども空閑くうげんときありて、 みづからしんたんじょうにして、 諸善しょぜんねんじ、 せんしょうどうぎょうずることじゅうにちじゅうすればしゅなり、 もししかうすることあたはずは、 みづからゆいじゅっすべし。

仏言、世間人欲ドモ↣以↢及ムコトヲ賢明↡、居↠家↠善サム↠道者、与↢妻子↡共、在↢恩好愛欲之中↡憂念、若家事怱務ニシテ、不↠暇アラ↢大斎戒一心清浄ナルニ↡。雖↠不↠能↠得コト↠離コトヲ↠家↢空閑時↡、自端↢正ニシテ心意↡、念↢諸善↡、専精コト↠道十日十夜スレバナリ、使↠能↠爾スルコト、自思惟熟計スベシ

だつせんとほっするもの、 しもまさにおもいうれひをるべく、 家事かじねんずることなかれ。 女人にょにんどうじょうすることなかれ。 みづから身心しんしんたんじょうにして愛欲あいよくだんじ、 一心いっしん斎戒さいかい清浄しょうじょうにして、 こころいたしてりょう清浄しょうじょうぶつくにしょうぜんとねんじて一日いちにちいち断絶だんぜつせざれば、 寿いのちおわりてみなそのくにおうじょうすることを七宝しっぽうよくれんのなかにありてしょうして、 智慧ちえゆうみょうなることをべし。 しょ七宝しっぽう舎宅しゃたくざいにそのこころ所欲しょよくのごとく作為さいして、 いでかみだい一輩いっぱいのごとくなるべしと。

↣度↢脱ムト↡者、下当↢絶↠念↟憂、勿↠念コト↢家事↡。莫↧与↢女人↡同床コト↥。自端↢正ニシテ身心↡断↢愛欲↡、一心斎戒清浄ニシテ、至↠意↠生ムト↢無量清浄仏↡一日一夜不レバ↢断絶↡者、寿終皆得↣往↢生コトヲ↡、在↢七宝浴池蓮華↡化生、可↠得↢智慧勇猛ナルコトヲ↡。所居七宝舎宅、自在所欲ノゴトク作為、可シト↣次イデクナル↢上第一輩↡。

ぶついつさつかたりてのたまはく、 もろもろの八方はっぽうじょう央数おうしゅ諸天しょてん人民にんみん比丘びくそう比丘びく優婆うばそく優婆うばの、 そのりょう清浄しょうじょうぶつくにおうじょうする衆等しゅとうだい、 みなともに七宝しっぽうよくのなかにおいてす。

仏語↢阿逸菩薩↡言、諸八方上下無央数諸天・人民・比丘僧・比丘尼・優婆塞・優婆夷、其往↢生無量清浄仏↡衆等大会、皆共テス↢七宝浴池↡。

すべてともに人々にんにんはことごとくみづからいちだいれんうえして、 みなみづから道徳どうとくぜんぶ。 人々にんにんおのおのみづからそのぜん宿命しゅくみょうどうもとめしとききょうかいたもちてなすところの善法ぜんぽうじゅうらいするところのしょう本末ほんまつ、 その好喜このむところのきょうどうきょうれる智慧ちえぎょうするところのどくき、 かみよりしもぎてうたたみなへんす。

人人於↢一大蓮華上↡坐、皆自↢道徳↡。人人↧其前世宿命メシ↠道↢経戒↡所↠作善法、所↢従来↡生本末、其↢好喜↡経道、知レル↠経智慧、所↢施行↡功徳↥、従↠上次ギテ↠下皆遍

もつてきょうるにみょうみょうあり、 深浅じんせんだいしょうあり、 とくれつこうはくありて、 ねんどうとして、 才能ざいのう智慧ちえみょうごんべっす。 しゅはあひかんしょうし、 らいじゅんして、 みなみづからかんやくす。 智慧ちえゆうみょうあるに、 おのおのあひ属逮およばずと。

↠経↢明・不明↡、有↢深浅・大小↡、徳↢優劣・厚薄↡、自然之道トシテ、別↢知才能智慧猛健↡。衆観照、礼義和順、皆自歓喜踊躍。智慧↢勇猛↡、各↢相属逮↡。

ぶつのたまはく、 そのひとことにあらかじめますますとくをなしぜんをなすことをせず、 きょうしこれをしんぜず、 しかうして徙倚しいだいなれば、 ためにもちゐてしかるべく、 ときいたりて都集あつまりてきょうどうぎょうずれども、 ねん迫促はくそくせられて応答おうとうばんなり。 どう卓殊たくしゅぜつみょうにしてざいみょうこうみょうなれども、 ひと辺羸へんろうにおいてのぞみてすなはちゆ。 ゆればすでにづるも、 そののちにまさにまたなんのやくかあらん。 ただしんちゅうらいろうしてひとしからんとぎゅうするのみ。

仏言、其人殊不↢予↠徳コトヲセ↟善、軽不↠信↠之、然シテ徙倚懈怠ナレバ、為↠爾、至↠時都集アツマリ↠経ドモ↠道、自然迫促ラレテ応答遅晩ナリ。道智卓殊超絶ニシテ才妙高猛ナレドモ、独↢辺羸↡臨↠事。悔レバ者已ルモ、其復何カアラム。但心悷慕↢及シカラムト↡耳

【20】ぶつのたまはく、 りょう清浄しょうじょうぶつくにのもろもろのさつ阿羅あらかん衆等しゅとう大道だいどうじゅは、 みづから都集あつまりて、 こころとどこころせいし、 ただしくしおこなひをただしくし、 遊戯ゆげ洞達どうだつして、 ともにあひしたがひてぎょう幡輩ほんぱい出入しゅつにゅうす。 ようすることきわまりなく、 歓心かんしんをもつてらくして、 このみてともにきょうかんどうぎょうじ、 こうもんならひ、 ざいたけ智慧ちえあり。 こころざしくうのごとくにしてしょうじんしてがんし、 こころつひにまたちゅうせずこころつひにまたてんぜず、 つひにごくときあることなし。

仏言、无量清浄仏菩薩・阿羅漢衆等大道聚会、自都集トド↠心↠意、端クシ↠身クシ↠行、遊戯洞達、倶飛行幡輩出入。供養コト↠極、歓心ヲモテ喜楽、楽ミテ↠経↠道、和好、才猛智慧アリ。志クニシテ↢虚空↡精進求願、心終不↢復中↡意終不↢復転↡、終↠有コト↢懈極時↡。

どうもとむるにほかかんのごとくなりといへどもうちひとはやきゅうしつにして、 容々ようようとしてくうのごとく、 中適ちゅうちゃくにそのちゅう中表ちゅうひょう相応そうおうす。 ねんごんじょうに、 撿斂けんれん端直たんじきに、 身心しんしんじょうけつにして、 愛欲あいよくあれどもちゃくとんするところあることなく、 衆悪しゅあく瑕穢かえあることなし。 そのがんみなあんじょう殊好しゅこうにして、 ぞう欠減けつげんなし。

↣求ルニ↠道クナリト↢遅緩↡内急疾ニシテ、容容トシテ虚空ノゴトク、中適↢其↡中表相応。自然厳整、撿斂端直、身心浄潔ニシテ、无↧有ドモ↢愛欲↡有コト↞所↢適貪↡、無↠有コト↢衆悪瑕穢↡。其志願皆安定殊好ニシテ、無↢増欠減↡。

どうもとむるにしょうにして、 あやまりてじゃかたむかず。 道法どうほうじゅんもうし、 きょうしたがりょうやくし、 あへてしつでつせず。 じょうぼくのごとし。 八方はっぽうじょうあそびて辺幅へんぷくあることなく、 ざい所欲しょよくのごとくとうすることぐうごくなり。 咸然げんねんどうをなし、 恢廓かいかくぎゅうし、 曠蕩こうとうどうねんじて、 ねんなく、 憂思うしあることなし。 ねん無為むい虚無こむくうりゅう淡安たんあんよくにして、 とくをなしがんくし、 こころくしてしゃくして、 あわれみをふくみてみんし、 しょうじんしてうちおもてらいにすべてがっす。

ルニ↠道和正ニシテ、不↢↟邪。准↢望道法↡、随↠経↠令、不↢敢違失蹉跌↡。若↢於縄墨↡。遊↢於八方上下↡無↠有コト↢辺幅↡、自在所欲ノゴトク至到コト無窮无極ナリ咸然↠道、恢廓慕及、曠蕩↠道、无↢他之念↡、無↠有コト↢憂思↡。自然無為、虚無空立、淡安无欲ニシテ、作↠徳クシ↠願、尽↠心求索、含↠哀慈愍、精進礼義

通洞づうどうしてすることなく、 じゅんふくしょうし、 ひょうほうし、 過度かどだつして、 あへて泥洹ないおんのぼり、 ながへに道徳どうとくごうみょうし、 ねんにあひしゅす。 快意けい滋々じじ真々しんしんとして、 あきらかにけっぱくなり。 がんたかじょうにして、 清浄しょうじょうじょうあんにして、 じょうらくきわまりあることなく、 善好ぜんこうなることならびあることなし。 巍々ぎぎ耀かがやき、 照々しょうしょうして一旦いったん開達かいだつみょうてつなること、 ねんのなかのねんそうねん根本こんぽんあり。

通洞↠違コト、和順副称、苞↢羅表裏↡、過度解脱、敢↢入於泥洹↡、長ヘニ与↢道徳↡合明、自然保守。快意之滋滋真真トシテ、了潔白ナリ。志願高无上ニシテ、清浄定安ニシテ、静楽之無↠有コト↠極、善好ナルコト↠有コト↠比。巍巍之耀、照照一旦開達明徹ナルコト、自然自然相、自然之有↢根本↡。

ねんこうじょうしきいたり、 こうよりしきいたり、 まじわてんしてしゅひゃくせんきょうへんし、 さいしょうねんなり。 ねん七宝しっぽうじょうじ、 よこさまりて万物まんもつじょうじ、 こうしょうまじわりあきらかにしてともにづ。 うるわしくして甚姝じんしゅなることきわまりあることなし。

自然↢五光↡至↢九色↡、五光ヨリ↢九色↡、参ハリ廻転数百千更変、最勝之自然ナリ。自然↢七宝↡、横↢万物↡、光精参ハリニシテウルハシクシテナルコト↠有コト↠極

そのこくはなはだ姝好しゅこうなることかくのごとし。

国土甚姝好ナルコト↠此

なんぞつとめてぜんをなし、 どうねんねんじ、 じょうなく洞達どうたつして辺幅へんぷくなきことをあらわし、 こころざしくうのなかにてざる。

↪力↠善、念↢道之自然↡、著↧於無↢上下↡洞達コトヲ↦辺幅↥、捐↩志虚空↨。

なんぞおのおのしょうじんりきしてみづからしゃくせざる。

↢各精進努力求索↡。

ちょうぜつしてつることをべし。 りょう清浄しょうじょう弥陀みだぶつくにおうじょうすれば、 よこさまどうり、 悪道あくどうおのづから閉塞へいそくして、 どうのぼるにきわまりなきに、 きやすくしてひとあることなし。 そのこくぎゃくせず、 ねんにしてくにしたがふなり。

↠得↢超絶スツルコトヲ↡。往↢生レバ無量清浄阿弥陀仏↡、横↢於五道↡、悪道自閉塞、昇↠道之無キニ↠極シテ↠往↠有コト↠人。其国土不↢逆違↡、自然ニシテ之随フナリ↠牽クニ

なんぞ世事せじててぎょうじて道徳どうとくもとめざる。 ごくじょうしょうにして寿楽じゅらくきわまりあることなきをべし。 なんすれぞ世事せじもちゐてにょうとしてともにつねあることなきをうれへん。

↧棄↢世事↡行↦道徳↥。可↠得↢極長ニシテ寿楽キヲ↟有コト↠極何為ナンスレヰテ↢世事トシテ↠無キヲ↠有コト↠常。

にん薄俗はくぞくにしてともにきゅうあらそふ。

世人薄俗ニシテ↢不急之事↡。

ともにここにおいてぎゃくあくごっのなかにしょして、 つとめてしょうもちゐてあひきゅうかつす。 そんとなくとなく、 となくひんとなく、 ろうとなくしょうとなく、 おとことなくおんなとなく、 みなまさにともに銭財ぜんざいうれふ。 有無うむ同然どうねんなり。 憂思うしまさにひとしく、 びょうようとしてしゅうし、 おもいかさりょして、 これのためにそう使せられやすときあることなし。

↠是↢劇悪極苦之中↡、勤↠身治生給活。无↠尊↠卑、無↠富↠貧、无↠老↠少、无↠男↠女、皆当↢銭財↡。有無同然ナリ。憂思適、屏営トシテ愁苦、累↠念思慮、為↠之走使ラレ↠有コト↢安時↡。

あればうれへ、 いえあればいえうれへ、 うしあればうしうれへ、 うまあればうまうれへ、 六畜ろくちくあれば六畜ろくちくうれへ、 奴婢ぬひあれば奴婢ぬひうれふ。 衣被えひ銭財ぜんざい金銀こんごん宝物ほうもつ、 またともにこれをうれふ。 かさそくかさねて、 ねんしゅういだく。

↠田憂↠田、有↠宅憂↠宅、有↠牛憂↠牛、有↠馬憂↠馬、有↢六畜↡憂↢六畜↡、有↢奴婢↡憂↢奴婢↡。衣被・銭財・金銀・宝物、復共↠之。重↠思↠息、憂念↢愁恐↡。

よこさまじょうすい盗賊とうぞくおん債主さいしゅのために漂焼ひょうしょうせられつながれ唐突とうとつせられもつにゃくせられ、 どくしょうじゅとしてくるときあることなし。 いきどおりをしんちゅうむすび、 あつめてしんし、 やまいきょうふくにありて、 憂苦うくはなれず。 こころかたこころかたくして、 まさにじゅうしゃすることなし。

↢非常水火・盗賊・怨家・債主↡所↢漂焼唐突ラレ没溺ラレ、憂毒怔忪トシテ↠有コト↢解時↡。結↢憤心中↡、アツメ↠気、病在↢胸腹↡、憂苦不↠離。心意固クシテ、適↢縦捨コト↡。

あるいは摧蔵さいぞうせらるるによりてしんみょうほろぼす。 これをえんりてたれもしたがふものなし。

↢摧蔵ラルルニ↡終↢亡身命↡。棄↢捐↡去↢誰者↡。

そんごうこの憂懼うくあり。 ごんすることかくのごとし。 もろもろの寒熱かんねつむすびていたみとともにす。

尊貴・豪富有↢此憂懼↡。勤苦コト↠此。結↢衆寒熱↡与↠痛

しょう貧者ひんじゃこんぼうなり。 なければまたうれへてあらんことをほっし、 いえなければまたうれへていえあらんことをほっし、 うしなければまたうれへてうしあらんことをほっし、 うまなければまたうれへてうまあらんことをほっし、 六畜ろくちくなければまたうれへて六畜ろくちくあらんことをほっし、 奴婢ぬひなければまたうれへて奴婢ぬひあらんことをほっす。 衣被えひ銭財ぜんざいじゅうもつ飯食ぼんじきたぐい、 またうれへてこれあらんことをほっす。

小家貧者窮困乏無ナリ。无レバ↠田亦憂↠有ムコトヲ↠田、無レバ↠宅亦憂↠有ムコトヲ↠宅、無レバ↠牛亦憂↠有ムコトヲ↠牛、无レバ↠馬亦憂↠有ムコトヲ↠馬、無レバ↢六畜↡亦憂↠有ムコトヲ↢六畜↡、無レバ↢奴婢↡亦憂↠有ムコトヲ↢奴婢↡。无レバ↢衣被・銭財・什物・飯食之属↡、亦憂↠有ムコトヲ↠之。

たまたまひとつあればひとつをき、 これあればこれをきて、 あること斉等さいとうならんことをおもふ。 たまたますこしく具有ぐうすればすなはちまたじんす。 かくのごときのしょうず。 まさにまたしゃくそうすれどもやくなかるべし。 ときることあたはず。 身心しんしんともにろうして坐起ざきやすからず、 ねんあひしたがひてごんすることかくのごとし。 こころこがこんはなれずしてひといかる。

↠一↠一ツヲ、有↠是少キテ↠是、思↢有コト斉等ナラムコトヲ↡。適シク具有レバ便儩尽。如キノ↠是苦生。当↢復求索思想ドモカル↟益。不↠能↢時コト↡。身心倶坐起不↠安カラ、憂念相勤苦コト↠此。焦↠心シテ↠離↢恚恨↡独

またもろもろの寒熱かんねつむすびていたみとともにす。

亦結↢衆寒熱↡与↠痛

あるときはこれによりていのちほろぼす。 またぜんをなしどうをなすをがえんぜず。 寿じゅみょうきてすれば、 みなまさにひととおるべし。 趣向しゅこうするところあれども、 善悪ぜんあくどう、 よくるものなし。

↠之↠身ホロボ↠命。亦不↠肯↢作↠善スヲ↟道。寿命尽スレバ、皆当↢独↡。有ドモ↠所↢趣向↡、善悪之道、莫↢能者↡。

あるときにんきょうだいふうしつちゅう親属しんぞくてんのあひだにしてまさにあひきょうあいすべく、 まさにあひにくむべからず。 有無うむまさにあひきゅうすべく、 まさにむさぼることあるべからず。 言色ごんしきまさにしてあひらいすることなかるべし。

世人、父子・兄弟・夫婦・家室・中外親属トシテ、居↢天地之間↡当↢相敬愛↡、不↠当カラ↢相↡。有无当↢相給与↡、不↠当カラ↠有↠貪コト。言色当↣和カル↢相違戻コト↡。

あるいはもしこころあらそひてしんするところあらば、 こんうらみのこころにあひ嫉憎しつぞうすれども、 後世ごせにはうたたはげしくして大怨だいおんとなるにいたる。 ゆゑはいかん。 こん、 さらにあひ患害げんがいせんとほっしてときのぞみてきゅうにあひすべからずといへどもしかうしてしゅうどくしていきどおりをしょうじんむすび、 ねんこくしてあひはなるることをず、 みなまさにたがひにしょうひてたがひに報復ほうふくす。

↠所↢恚怒↡、今世嫉憎ドモ、後世ニハクシテ↠成ルニ↢大怨↡。所以者何。今世之事、更↢相患害ムト↡雖↠不↣臨↠時カラ↢急シテ之愁毒↢憤精神↡、自然剋識不↠得↢相コトヲ↡、皆当ケレバナリ↢対相更相報復↡。

ひとけん愛欲あいよくのなかにありて、 ひときたひとる。 しょうしてまさにきてらくところいたおもむくべし。 みづからこれにあたりてかわるものあることなし。

人在↢世間愛欲之中↡、独。死生↣行↢趣苦楽之処↡。身自↠之↠有コト↢代者↡。

善悪ぜんあくへんせるおうしょにして、 あらかじめ厳待ごんたいす。 まさにひと昇入しょうにゅうすべきに、 とおしょいたり、 よくるものなし。 りていづれのところにあれども、 善悪ぜんあくねん追逐ついちくしてしょうず。 窈々ようよう冥々みょうみょうとしてべつひさしくながし。 どうおなじからざればることなく、 はなはだかたしはなはだかたし、 またあひふことをんや。

善悪変化セル殃咎異処ニシテ、宿予厳待。当キニ↢独昇入↡、遠↢他処↡、莫↢能者↡。去ドモ↢何↡、善悪自然追逐。窈窈冥冥トシテ別離久。道路不レバ↠同カラコト↠期、甚、復得ムヤ↢相コトヲ↡。

なんぞしゅてて、 おのおのはげみて強健ごうごんときりきしてつとめてぜんをなしつとめてしょうじんせざる。 度世どせもとむればきわめてちょう寿じゅべし。 ことにどうもとむるをがえんぜずして、 またなにをか須待しゅたいせんとほっしなにをかねがはんとほっするや。

↧棄↢衆事↡、各強健時、努力↠善精進↥。レバ↢度世↡可↠得↢極長寿↡。殊シテ↠肯↠求ルヲ↢於道↡、復欲↢何ヲカ須待ムト↡欲↢何ヲカムト↡乎。

かくのごときにんぜんをなせばぜんることをしんぜず、 どうをなせばどうることをしんぜず、 、 すれば後世ごせにまたしょうずることをしんぜず、 施与せよすればその福徳ふくとくることをしんぜず。 すべてこれをしんぜずして、 またもつてこれをしからずとおもへり。 ことばあることなし。

↠是世人、不↠信↢作↠善コト↟善、不↠信↢為↠道コトヲ↟道、不↠信↢死レバ後世復生コトヲ↡、不↠信↣施与レバコトヲ↢其福徳↡。都シテ↠信↠之、亦以ヘリ↢之↟然。言無↠有コト↠是。

ただこれによるがゆゑにしばらくみづからこれを、 たがひにかんして、 ぜんうたたあひちちのこせる教令きょうりょうじょうじゅす。

但坐↠是見↠之、更相看視、前後転承↢受ノコセ教令↡。

先人せんにん祖父そぶもとよりぜんをなさず、 もとよりどうをなさず、 おろかたましいくらく、 こころふさがりこころじて、 天道てんどうず。 ことによくひとしょうして趣向しゅこうするところあるをること、 またよくるものなし。 まさに善悪ぜんあくどうることあることなく、 またかたるものもあることなし。 ために善悪ぜんあくをなすをもちゐて、 福徳ふくとくおうばつ、 おのおのみづからきおひてこれを作為さいするも、 もちゐてことにあやしむことあることなし。

先人・祖父素ヨリ不↠作↠善、本ヨリ不↠為↠道、身愚タマシヒ、心塞意閉、不↠見↢天道↡。殊↠有コト↣能コト↢人生死ルヲ↟所↢趣向↡、亦莫↢能者↡。適↠有コト↠見コト↢善悪之道↡、復無↠有コト↢語↡。為↠作スヲ↢善悪↡、福徳・殃咎・禍罰、各作↢為ルモ↡、用↠有コト↠怪ムコト也。

しょうどういたること、 うたた相続そうぞくす。 顛倒てんどうじょうすることはじょう根本こんぽんなり。 みなまさにるべく、 じょうとくすべからず。 きょう開導かいどうすれどもどうしんずるものはすくなし、 みなまさにしょうすべくして休止くしあることなし。

コト↢於生死之道↡、転相続。顛倒上下コトハ無常根本ナリ。皆当↢過↡、不↠可↢常得↡。教語開導ドモ↠道、皆当クシテ↢生死↡無↠有コト↢休止↡。

かくのごときたぐひのひともうみょう抵突たいとつしてきょうしんぜず、 おのおのこころこころよくせんとほっして、 こころりょせず、 愛欲あいよく愚痴ぐちにして、 道徳どうとくさとらず、 しん迷惑めいわくして財色ざいしき貪猥とんわいす。 これによりてどうず、 まさにごんごくへて、 悪処あくしょにありてしょうじ、 つひにとどまりてそくすることをざるべし。 これをいたむことはなはだいたむべし。

↠是タグヒ矇冥抵突シテ不↠信↢経語↡、各↠快クセムト↠意、心不↢計慮↡、愚↢痴ニシテ於愛欲↡、不↠解↢於道徳↡、迷↢惑於瞋怒↡貪↢於財色↡。坐↠之不↠得↠道、当↢勤苦↡、在↢於悪処↡生、終↞得↢止休息コトヲ↡。痛コト↠之↠傷

あるときしつちゅう父子ぶしきょうだいふうしょういたりて、 たがひに哭涙こくるいし、 うたたあひ思慕しぼす。 ねん憤結ふんけつし、 恩愛おんないにょうぞくし、 しんつうじゃくして、 たがひに顧思こしす。 ちゅうくるときあることなし。

家室・中外・父子・兄弟・夫婦、至↢於生死之義↡、更相哭涙、転思慕。憂念憤結、恩愛繞続、心意痛著、対相。昼夜無↠有コト↢解時↡。

道徳どうとくきょうすれども、 こころかいみょうせず、 恩愛おんないじょうよくはなれず、 閉塞へいそく蒙々もうもうとして交錯きょうしゃくへいせらる。 思計しげしてこころみづからたんじょうにして世事せじ決断けつだんし、 せんしょうどうぎょうずることをず。 便旋べんせんとしていたおわり、 年寿ねんじゅいのちくれどもどうることあたはずして、 いかんともすべきことなし。

教↢示ドモ道徳↡、心不↢開明↡、恩愛情欲不↠離、閉塞蒙蒙トシテ交錯覆蔽ラル。不↠得↧思計心自端正ニシテ決↢断世事↡、専精コトヲ↞道。便旋トシテ、年寿命尽クレドモシテ↠能↠得コト↠道、無↠可コト奈何 イカン トモス↡。

総猥そうわいかいにょうにしてみな愛欲あいよくむさぼる。 かくのごときのほうありて、 どうさとらざるものはおおく、 どうるものはすくなし。 けん怱々そうそうとしてりょうらいすべきものなし。

総猥憒ニシテ皆貪↢愛欲↡。如↠是之法アリテ、不↠解↠道、得↠道。世間怱怱トシテ↠可モノ↢聊頼↡。

そんじょうごうひん男女なんにょだいしょう、 おのおのみづからそうごんして、 みづからおのおの殺毒せつどくいだき、 あっようみょうとして、 惆悵ちゅうちょうせざるものなし。 ためにみだりにをなし、 てんあくぎゃくして仁心にんしん道徳どうとくしたがはず。

尊卑・上下・豪貴・貧富・男女・大小、各怱務勤苦躬身ミヅカラ↢殺毒↡、悪気窈冥トシテ、莫↠不ルモノ↢惆悵↡。為↠事、悪↢逆シテ天地↡不↠従↢仁心道徳↡。

あくにはまづしたがひ、 これにくみしてほしいままになすところをゆるす。 その寿いのちいまだいたらざるに、 すなはちにはかにこれをうばひて悪道あくどうくだり、 るいごんし、 展転てんでんしゅうどくして、 しゅ千万せんまん億歳おくさいづるあることなし。 いたみいふべからず、 はなはだ憐愍れんみんすべしと。

非悪ニハ、与シテ↠之↠所↠為。其寿未ルニ ↠至、便↠之↢入悪道↡、累世勤苦、展転愁毒、数千万億歳無↠有コト↢出期↡。痛不↠可↠言、甚シト↢憐愍↡。

【21】ぶついつさつら、 諸天しょてん帝王たいおう人民にんみんげたまはく、 われみななんぢらにけんかたれり。 ひとこれをもつてのゆゑにとどまりてどうず。 なんぢらつらつらこれをゆいして、 あくをまさにじゅうしゃしてこれをおんすべし。 そのぜんなるものにしたがひて、 まさにかたくこれをたもちてみだりにをなすことなくますます諸善しょぜんをなすべし。 だいしょうしょう愛欲あいよくえい、 みなじょうとくすべからず。 なほまさにべつすべく、 ねがふべきものなし。

仏告タマハク↢阿逸菩薩等、諸天・帝王・人民↡、我皆語レリ↢若曹世間之事↡。人用↠是トドマリ不↠得↠道。若曹熟思↢惟↡、悪者当↣縦捨遠↢離↡。従↢其ナル↡、当↧堅↠之コト↟非↦諸善↥。大小・多少愛欲之栄、皆不↠可↢常得↡。猶当↢別離↡、无↢可↠楽者↡。

つとめてぶっとき、 それぶつきょうふかきことを信愛しんあいし、 道徳どうとくぎょうするものあらば、 みなこれわがしょうていなり。 それはじめてぶつきょうかいまなばんとほっすることあるものは、 みなこれわが弟子でしなり。 それいだしていえさいてて財色ざいしきぜっせんとほっし、 きたりて沙門しゃもんとなり、 ぶつのために比丘びくとならんとほっするものあらば、 みなこれわがそんなり。 わがにははなはだふことがたし。

仏世時、其↧信↢語深キコトヲ↡、奉↦行スルモノ道徳↥、皆是我小弟也。其↢甫コト↟学ムト↢仏経戒↡者、皆是我弟子也。其↩欲↧出↠身↠家↢妻子↡絶↦去ムト財色↥、欲↧来↢沙門↡、為↠仏ムト↦比丘↥者↨、皆是我子孫ナリ。我ニハ↠得↠値コトヲ

それがんじてりょう清浄しょうじょうぶつくにしょうぜんとほっするものあらば、 智慧ちえゆうみょうにしてしゅのためにそんきょうせらるることをべし。 こころほっするところにしたがひてきょうかい虧負きぶしてひとしりえにあることなかれ。 もし疑意ぎいありてきょうさとらざるものは、 またすすみてぶつひたてまつれ。 ぶつまさになんぢがためにこれをくべし。

↧願↠生ムト↢無量清浄仏↡者↥、可↠得↣智慧勇猛ニシテ↠衆コトヲ↢尊敬↡。勿↠得コト↧随↢心↟欲虧↢負経戒↡在コトヲ↦人↥。儻↢疑意↡不↠解↠経、復前マツレ↠仏。仏当↢為↠若↟之

【22】いつさつじょう叉手しゃしゅしてまうさく、 ぶつじんそんじゅうにして、 きたまふところのきょうぜんなり。

阿逸菩薩長跪叉手、仏威神尊重ニシテ、所↠説タマフ快善ナリ

われらぶつきょうきて、 みなこころにこれをかんす。 にんまことにしかなり、 ぶつかたりたまふところのごとくあることなし。 いまぶつわれらをあいして、 天道てんどうかいし、 しょうきょうしたまふ。 もくそうみょうにしてながへにだつすることをて、 さらにしょうずることをたるがごとし。

我曹聴↢仏経語↡、皆心貫↢思↡。世人実ナリ、如↢仏↟語タマフ↠有コト↠異。今仏慈↢哀我曹↡、開↢天道↡、教↢語タマフ生路↡。耳目聰明ニシテヘニ↢度脱コトヲ↡、若↠得タルガ↢更コトヲ↡。

われらぶつきょうきて、 しんをもつてかんやくかいせざるものなし。 われらおよび諸天しょてん帝王たいおう人民にんみんけん蠕動ねんどうたぐい、 みな仏恩ぶっとんこうむりて憂苦うくだつすることをざるものなし。 ぶつのもろもろのきょうかいははなはだふかごくていなり。

我曹聴↢仏経語↡、莫↧不↢慈心ヲモテ歓喜踊躍開解↡者↥。我曹及諸天・帝王・人民・蜎飛蠕動之類、皆蒙↢仏恩↡無↧不↠得↣解↢脱コトヲ憂苦↡者↥。仏教戒無極无底ナリ

ぶつ智慧ちえけんしたまふところの八方はっぽうじょうらい現在げんざいは、 じょうにして辺幅へんぷくなし。 ぶつにははなはだもうあふことをがたし、 きょうどうははなはだくことをがたし。 われらみな仏所ぶっしょしんあり。

智慧↢見知タマフ↡八方上下、去・来・現在之事、無上ニシテ↢辺幅↡。仏ニハ↠得↠値コトヲ、経道↠得↠聞コトヲ。我曹皆慈↢心アリ於仏所↡。

いまわれらだつることは、 みなこれぶつぜんどうもとめたまひしときけん学問がくもんしょうじんして、 いたすところの恩徳おんどくあまねくおおひ、 ぎょうするところの福徳ふくとく相禄そうろく巍々ぎぎたればなり。 こうみょうてっしょうし、 どうなることごくにして、 泥洹ないおんかいにゅうし、 きょうてんきょうじゅし、 せいしょうして、 八方はっぽうじょう愍動みんどうすること、 ぐうごくなり。

今我曹得コト↢度脱↡者、皆是仏前世タマヒシ↠道時、慊苦学問精進、所↠致恩徳普、所↢施行↡福徳相禄巍巍タレバナリ。光明徹照、洞虚ナルコト無極ニシテ、開↢入泥洹↡、教↢授経典↡、制威消化、愍↢動コト八方上下↡、無窮无極ナリ

ぶつほうそんたり、 ぐんしょうぜっして、 すべてよくぶつおよぶものなし。 ぶつ八方はっぽうじょう諸天しょてん帝王たいおう人民にんみんのためにとなり、 そのこころ欲願よくがんするところのだいしょうしたがひて、 みなどうしむ。

↢師法尊↡、絶↢群聖↡、都↢能↠仏者↡。仏為↢八方上下諸天・帝王・人民↡作↠師、随↧其↢欲願↡大小↥、皆令↠得↠道

いまわれらぶつとあひまみゆることをりょう清浄しょうじょうぶつみこえくことをたり。 われらはなはだよろこびて、 がちにしてかいみょうなることをざるものなしと。

今我曹得↢与↠仏相ユルコトヲ↡、得↠聞コトヲ↢无量清浄仏↡。我曹甚、莫シト↧不↠得↢黠慧ニシテ開明ナルコトヲ↡者↥。

ぶついつさつげたまはく、 なんぢがことばなり、 まことにまさにしかるべし。

仏告タマハク↢阿逸菩薩↡、若言是ナリ↠爾

なんぢ仏所ぶっしょしんあることおおきによろこばしきことなり。 じつにまさにぶつねんずべし。 てん久々くくにしてすなはちまたぶつましますのみ。 いまわれ苦世くせにおいてぶつとなり、 だすところのきょうどうをもつて、 きょうじゅ洞達どうたつにして狐疑こぎ截断ぜつだんし、 こころただしくしおこなひをただしくしてもろもろの愛欲あいよくき、 衆悪しゅあく根本こんぽんち、 遊歩ゆぶするにとらわるることなく、 智慧ちえ典総てんそうす。 衆道しゅどうひょう維綱ゆいこうらんして、 しょうねんぶんみょうなり。 どうかいして、 しょう泥洹ないおんどうとをけっしょうすと。

若有コト↣慈↢心於仏所↡者大バシキコトナリ。実↠念↠仏。天下久久ニシテ復有↠仏耳。今我於↢苦世↡作↠仏、所↠出経道ヲモテ、教授洞達ニシテ截↢断狐疑↡、端クシ↠心クシテ↠行↢諸愛欲↡、絶↢衆悪根本↡、遊歩ルニ↠拘コト典↢総智慧↡。衆道表裏、攬↢持維綱↡、昭然分明ナリ。開↢五道↡、決↢正スト生死泥洹之道トヲ↡。

ぶつのたまはく、 なんぢらしゅこうよりことかた、 不可ふか復計ぶけこう、 なんぢらさつどうをなして、 諸天しょてん人民にんみんおよびけん蠕動ねんどうたぐい過度かどせんとほっしてよりこのかた、 はなはだおんなり。 ひとなんぢにしたがひてどうするもの央数おうしゅなり。 泥洹ないおんどうるにいたるものもまた央数おうしゅなり。

仏言、若曹従↢无数劫↡以来、不可復計劫、若曹作↢菩薩道↡、欲テヨリ↣過↢度ムト諸天・人民及蜎飛蠕動之類↡以来、甚久遠ナリ。人従↠道スル者无央数ナリ。至↠得ルニ↢泥洹之道↡者亦無央数ナリ

なんぢらおよび八方はっぽうじょう諸天しょてん帝王たいおう人民にんみん、 もしは比丘びく比丘びく優婆うばそく優婆うば、 なんぢら宿命しゅくみょうに、 数劫しゅこうよりこのかた、 このどうのなかに展転てんでんしてしょうしゃし、 たがひに哭涙こくるいし、 うたたあひとんし、 憂思うししゅうどくして、 つういふべからず。 こんいたるまでしょうえずして、 ない今日こんにちぶつとあひまみえともに会値ひて、 ここにすなはちりょう清浄しょうじょうぶつみこえくことはなはだぜんなるかな。 なんぢらをたすけてよろこばん。

若曹及八方上下諸天・帝王・人民、若比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷、若曹宿命、従↢无数劫↡以来、展↢転五道死生呼嗟、更相哭涙、転貪慕、憂思愁毒、痛苦不↠可↠言。至マデ↢今世死生不シテ↠絶乃至今日、与↠仏相、是コト↢無量清浄仏↡甚快善ナル哉。助汝曹↡喜

またみづからしょう痛痒つうよういとふべし。 うまるるときははなはだいたみはなはだくるしみて、 はなはだきわまれり。 としちょうだいするにいたりてもまたくるしみて、 またきわまる。 するときもまたいたみまたくるしみて、 またきわまる。 はなはだあくしゅうところにしてじょうけつならずして、 つひにとするものあることなし。

亦可↣自死生痛痒↡。生ミテ、甚レリ。至テモ↢年長ルニ↡亦苦ミテ、亦極。死亦痛亦苦ミテ、亦極悪臭ニシテシテ浄潔ナラ↡、了↠有コト↢可トスル者↡。

ぶつゆゑにことごとくかたりたまふ、 なんぢらまたみづからしゅうしょ決断けつだんすべし。 まんぢらまたこころただしくしただしくしてますます諸善しょぜんをなすべし。 ここにおいてつねにちゅうただしくし、 身体しんたいけつじょうにし、 しん洗除せんじょして、 みづからあひ約撿やくけんし、 ひょう相応そうおうして、 ごんぎょうちゅうしんにせよ。 ひとよくみづからだつして、 うたたあひしょうし、 もろもろの愛欲あいよくき、 精明しょうみょうしんにして、 がんしててんぜず、 その善道ぜんどう根本こんぽんけっせよ。

仏故タマフ、若曹亦可↣自決↢断臭処・悪露↡。若曹亦可↣端クシ↠心クシテ↠身↢諸善↡。於↠是クシ中外↡、潔↢浄ニシ身体↡、洗↢除心垢↡、自約撿、表裏相応、言行忠信ニセヨ。人能度脱扶接↢諸愛欲↡、精明至心ニシテ、求願不↠転、結セヨ↢其善道根本↡。

しょうじんしてくるしむといへどもいっしゅのあひだなるのみ。 こんぜんをなせば後世ごせりょう清浄しょうじょうぶつくにしょうじて、 らくはなはだきわまりなく、 ながへにどうごうみょうす。 しかうしてよくきわめてあひしゅし、 ながへに悪道あくどう痛痒つうようのうはなれ、 ごん諸悪しょあく根本こんぽんき、 もろもろの愛欲あいよく恩好おんこうだんじて、 ながへにりょう清浄しょうじょうぶつくにしょうじて、 またもろもろの痛痒つうようあることなく、 またまたもろもろのあくしゅうところあることなく、 またまたごんあることなく、 また淫泆いんいつしん愚痴ぐちあることなく、 また憂思うししゅうどくあることなし。

↢精進ムト↡一世須臾ナル耳。今世↠善後世↢無量清浄仏↡、快楽甚↠極、長ヘニ与↠道合明。然シテ、長ヘニ↢離悪道痛痒之憂悩↡、抜↢勤苦諸悪根本↡、断↢諸愛欲恩好↡、長ヘニ↢无量清浄↡、亦無↠有コト↢諸痛痒↡、亦无↣復コト↢諸悪臭処↡、亦无↣復有コト↢勤苦↡、亦淫泆・瞋怒・愚痴↡、亦↠有コト↢憂思・愁毒↡。

りょう清浄しょうじょうぶつくにしょうじて、 寿いのち一劫いっこう十劫じっこうひゃくこう千劫せんごう万億まんおくこうならんとほっせば、 おのづからほしいままなり。 もしこころ寿いのち央数おうしゅこう不可ふか復計ぶけ数劫しゅこうじゅうせんとほっせば、 ほしいままにこころしたがひてみなこれをべし。 じきせんとほっすもじきせざらんとすも、 ほしいままにそのこころのごとくにすべてことごとくねんにみなこれをべし。

↢於无量清浄仏↡、欲↢寿一劫・十劫・百劫・千劫・万億劫ナラムト↡、自ナリ↣住↢ムト寿無央数劫・不可復計数劫↡、恣↠意皆可↠得↠之スモ↠食ムトラムトスモ↠食、恣クニ↢其↡都自然皆可↠得↠之

泥洹ないおんどうちかし。 みなおのおのみづから精明しょうみょうしん所欲しょよくがんしゃくすべし、 狐疑こぎこころちゅうすることをることなかれ。 おうじょうせんとほっするものは、 そのしつによりて、 りょう清浄しょうじょう仏国ぶっこくかいほとりねん七宝しっぽうしろのなかにありて、 ちゃくせらるることひゃくさいなるをることなかれと。

↢於泥洹之道↡。皆各精明求↢索ベシ心所欲↡、勿↠得コト↢狐疑中悔コトヲ↡。欲↢往生ムト↡者、無レト↠得コト↧坐↢其過失↡、在↢无量清浄仏国界自然七宝↡、ラルルコト五百歳ナルヲ

いつさつまうさく、 ぶつごんみょうなるじゅうけて、 みなまさにしょうじんして一心いっしんしゃくすべし。 ねがはくはこれをぎょうしてあへてたいせずと。

阿逸菩薩言、受↢仏厳明ナル重教↡、皆↢精進一心求索↡。請奉↢行↡不↢敢疑怠↡。

 

仏説無量清浄平等覚経 巻第三

 

13字 Ⓓになし
第三→ⒷⒸ
12字 Ⓓになし
氏国→ⒷⒸ
 Ⓑになし
→Ⓒ
→ⒷⒸⒹ
→◎Ⓐ
→ⒷⒸⒹ作[仏]
→ⒷⒸⒹ[得]作
→ⒷⒸⒹ泥[洹]
→Ⓐ量[億劫]
 △(252頁) Ⓐになし
脱度→ⒷⒸⒹ度脱
浩浩→ⒷⒸⒹ皓皓
→ⒷⒸⒹ
 ⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸⒹ
→Ⓐ→ⒷⒸⒹ
→Ⓓ
→Ⓐ
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ四[天]
 ⒷⒸⒹになし
王天→Ⓓ天王
→ⒷⒸⒹ
答報→ⒷⒸⒹ報答
→ⒷⒸⒹ
→Ⓓ
→ⒸⒹ
→◎ⒶⒷ
 ⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸ
→ⒶⒷⒸ作[功]
→Ⓐ
→ⒷⒸⒹ比[如]
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→Ⓑ
→Ⓓ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→◎ⒶⒷ
 ⒸⒹになし
 Ⓓになし
→ⒷⒸⒹ
Ⓓここで巻中終り、 次行に 仏説無量清浄平等覚経巻中 の尾題あり
巻中終
Ⓓ前に 仏説無量清浄平等覚経巻下/後漢月支三蔵支婁迦讖訳 の首題訳者名あり
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→Ⓓ
→ⒷⒸⒹ
→Ⓐ
一旦→Ⓒ
→ⒷⒸⒹ
→◎Ⓐ
→Ⓐ
繋唐→ⒷⒸⒹ撃搪
→Ⓑ
→◎Ⓐ
→Ⓑ
→ⒶⒷⒸⒹ
→ⒶⒷ
→◎Ⓐ
→Ⓑ
→ⒷⒸⒹ
 ⒷⒸⒹになし
→◎Ⓐ
→ⒷⒸ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸ
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ
→Ⓐ
→Ⓑ→ⒸⒹ
→ⒸⒹ
→◎ⒶⒷⒸ
小弟→ⒷⒸⒹ弟子
視天→ⒸⒹ示大
→ⒷⒸⒹ
→ⒸⒹ
→Ⓐ
 ⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸⒹ
→Ⓑ
 ⒷⒸⒹになし
 ⒷⒸⒹになし
→Ⓒ
死生→ⒷⒸⒹ生死
乃至 ⒷⒸⒹになし
値是→ⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸⒹ
 ⒷⒸⒹになし
→ⒷⒸⒹ大[亦痛亦苦亦極飢時亦痛亦苦亦極病時亦痛]
浄潔→ⒷⒸⒹ潔浄
→Ⓐ
→ⒷⒸⒹ曹[若曹]
→ⒷⒸⒹ
→ⒶⒷⒸ中[表内]
→ⒷⒸⒹ
→ⒷⒸⒹ転[自]
扶接→ⒷⒸⒹ接扶
→Ⓑ
→ⒶⒷⒸⒹ道[徳]
 ⒷⒸⒹになし
悪道→ⒷⒸⒹ諸悪
憂悩→ⒷⒸⒹ臭処
 ⒷⒸⒹになし
 ⒷⒸⒹになし
→ⒶⒷⒸⒹ無[復]
→Ⓒ
→ⒷⒸⒹ無[復]
→ⒷⒸⒹ劫[万劫億劫]
 Ⓐになし
→ⒸⒹ
 ⒷⒸⒹになし
→◎Ⓐ
→ⒷⒹ
 ⒷⒸⒹになし
一心 ⒷⒸⒹになし
疑怠→ⒷⒸⒹ孤疑
佛…三13字 ⒷⒸⒹになし(巻を分けず)