しじゅうりょうやく 始終両益 始し益やくと終じゅう益やくのこと。 始益とは現生の利り益やく、 終益とは当来の利益をいう。 ¬安楽集¼ に 「聖教を審量するに始終の両益あればなり」 と、 念仏の衆生には浄土往生の益 (始益) と浄土において阿弥陀仏を見る益 (終益) とがあることが示されている。