りっさつそくぎょう 立撮即行 阿弥陀仏の救いのすがたを表す語で、 「立撮」 とは立って救いとることをいう。 善導が ¬観経¼ 第七華座観に説かれる住立空中の阿弥陀仏を解釈する際に用いた語。 善導は 「定善義」 に、 阿弥陀仏が立って現れた理由について、 迷いの世界につなぎとめられている衆生に対しては端座しているだけでは救えないからとし、 「この義のためのゆゑに、 立ちながら撮りてすなはち行く (為斯義故立撮即行)」 と示している。