こうみょう 光明 仏・菩薩の身心にそなわる光のこと。 迷いの闇を破し、 真理をあらわす仏・菩薩の智慧を象徴するもの。 ¬大経△¼ には、 阿弥陀仏の光明について十二光が説かれ、 ¬唯信鈔文意¼ には 「阿弥陀仏は光明なり、 光明は智慧のかたちなりとしるべし」 とある。 なお、 浄土真宗では阿弥陀仏の光明のはたらきを、 調熟 (未熟の機を調育する) と摂取 (念仏の衆生を摂おさめ取って捨てない) の二側面から論じている。