じゅぎょうりっしん 就行立信 行について信を立てること。 称名は浄土往生のための正定業であると深く信じることをいう。 「散善義」 には 「行に就きて信を立つといふは、 しかるに行に二種あり。 一には正行、 二には雑行なり (就行立信者然行有二種一者正行二者雑行)」 とあり、 善導は往生行を正行しょうぎょう・雑行の二行に分け、 さらに正行の中、 称名こそが阿弥陀仏の本願に順じる正定業であり、 それ以外は非本願の行として助業じょごうと示している。 →正雑二行。