ぜんこうにん 染香人 智慧の香りに染まった人という意で、 念仏の行者を指していう。 もとは ¬首楞厳経¼ に出る語で、 ¬浄土和讃¼ には 「染香人のその身には 香気あるがごとくなり これをすなはちなづけてぞ 香光荘厳とまうすなる」 とあり、 「国宝本左訓には 「かうばしき香、 身に染めるがごとしといふ」 とある。 →香光荘厳