しんじつしん 真実心 真心ともいう。 うそいつわりのまじらない心のこと。 善導法然衆生がおこす心としたのに対して、 親鸞はこれを仏心と捉え、 第十八願文で説かれる至心のこととし、 その至心が衆生に回向されるとした。 「信巻」 には 「この心すなはちこれ不可思議不可称不可説一乗大智願海、 回向利益他の真実心なり。 これを至心と名づく」 とある。 また、 真実信心のことをいう。 →至誠心三一問答