さんまい 三昧 梵語サマーディ (samādhi) の音訳。 三さん摩ま提だいなどとも音訳する。 定・正受などと意訳する。 心を一処に止めて散乱しない安らかで静かな状態になること。 なお、 仏やその浄土のありさまをまのあたりに観ずる三昧の境地を得ることを三昧発得ほっとくという。 善導が三昧発得の人であったことを、 ¬選せん択じゃく集しゅう¼ には 「善導和尚はこれ三昧発得の人なり」、 ¬持名鈔¼ には 「三昧発得の人師」 と述べている。