れんい 蓮位 (-1278) 親鸞の門弟。 常陸国下妻の人。 源頼政の後裔で、 もとは宗重と称したという。 「交名きょうみょう牒ちょう」 に 「洛中居住弟子」 と註してその名が見える。 京都に住して親鸞の晩年側近に侍し、 親鸞と関東の門弟たちとの往復書簡の取り次ぎをつとめた (参考:¬御消息¼ 第13通△)。 また ¬御伝鈔¼ 上巻4段△や ¬口伝鈔¼ 第13段△には聖徳太子が親鸞を礼拝する夢を蓮位が見たと伝える。 ほか、 ¬口伝鈔¼ 第6段△にも名前が見える。 本願寺坊官下間氏の祖とされている。