なんげ|けのさんき 難化の三機 救われ難い3種の機類の意で、 五逆謗法一闡いっせんだいのこと。 これを治療し難い重病人に喩えて難治の三病ともいう。 「信巻」 には 「難化の三機、 難治の三病は、 大悲の弘願を憑み、 利他の信海に帰すれば、 これを矜哀して治す、 これを憐憫して療したまふ」 とあり、 阿弥陀仏本願にまかせ、 他力回向信心に帰すれば五逆、 謗法、 一闡提のものも救われると示されている。