きょうしん 教信 (生没年未詳) 平安初期の在俗の念仏聖ひじり。 妻帯して播磨国賀古 (現在の兵庫県加古川市) の草庵に住した。 髪を剃らず、 袈裟けさ、 法ほう衣えを着ず、 里人に雇われて田畠を耕作し、 旅人の荷を運んで生活の資を得たという。 常に阿弥陀仏の名号を称えて往生を願い、 人々にも念仏を勧めたので、 阿弥陀丸と呼ばれたと伝えられる。 ¬改邪がいじゃ鈔しょう¼ 第3条△によれば親鸞は教信の行状を範とした。