きみょう 帰命 梵語ナマス (namas) の意訳。 南無と音訳する。 心から信じ敬うという意。 浄土真宗では、 本願に帰せよとの阿弥陀仏の勅命の意とする。 「行巻」 には 「帰命は本願招喚の勅命なり」 とある。 またその勅命に衆生が帰順する (信じしたがう) 意とし、 ¬銘文¼ には 「帰命と申すは如来の勅命にしたがふこころなり」 とある。 なお、 礼拝の意もあり、 ¬論註¼ には 「帰命はこれ礼拝なり」 (行巻引文) とある。 →六字釈