けこうしゅつぶつ 華光出仏 浄土蓮華には百千億の花びらがあり、 その一々の花びらには青・白・玄・黄・朱・紫の六光があって相互に照らし合うから六掛ける六すなわち三十六の百千億の光が出されており、 さらにその一々の光より三十六百千億の仏が出現して衆生きょうするということ。 一即一切、 一切即一という無礙の相をあらわすもので、 ¬大経¼ に説かれている。 この説は ¬讃弥陀偈¼ にもみられ、 ¬浄土和讃¼ にも 「一々のはなのなかよりは 三十六百千億の」 等とある。