ぶっせつあみださんやさんぶつさるぶつだんかどにんどうきょう 仏説阿弥陀三耶三仏薩樓仏檀過度人道経◎ 2巻。 呉の支謙訳とされている。 222-228年あるいは222 (または223)-253 の訳出。 ただし後漢の支婁迦讖訳とする説もある。 略して ¬過度人道経¼ などといい、 ¬大阿弥陀経¼ とも呼ばれる。 ¬大経¼ の異訳の一。 阿弥陀仏の二十四願を説く。 親鸞は ¬教行信証¼ で、 ¬開元録¼ によって ¬仏説諸仏阿弥陀三耶三仏薩樓仏檀過度人道経¼ という経名を用いている。 ¬浄土和讃¼ にある 「弥陀の大悲ふかければ」 の句は、 「国宝本」 では 「諸仏の大悲ふかければ」 となっており、 その左訓には 「弥陀を諸仏とまうす。 過度人道 (経) のこころなり」 とある。