じりきねんぶつ 自力念仏 他力念仏に対する語。 自力の心によって称名念仏すること。 第二十願真門の行者が修する念仏を指していう。 念仏の功徳諸善万行の中で最も優れているとし、 一心に念仏して功徳を積み浄土往生しようとすることから、 これを万行出過の念仏という。 なお、 第十九願要門の行者が諸行の一つとして修する念仏を指していう場合もある。 念仏と諸善万行との間に功徳の優劣を見ずに、 万行中の一つの行として念仏を修することから、 これを万行随一の念仏という。