いちぶついっさいぶつ 一仏一切仏 諸仏のさとりが平等であることをいう。 「散善義」 には 「一仏は一切仏なり、 あらゆる知見・解行・証悟・果位・大悲、 等同にして少しき差別もなし」 とある。 また、 諸仏を阿弥陀仏一仏におさめることをいい、 ¬浄土和讃¼ には 「弥陀の浄土に帰しぬれば すなはち諸仏に帰するなり 一心をもちて一仏を ほむるは無礙人をほむるなり」 とある。