ぶつがんのしょうきほんまつ 仏願の生起本末 阿弥陀仏の名号のいわれ。 仏願の生起とは、 阿弥陀仏が本願を起こした理由、 すなはち自らの力では決して迷いの世界より出ることのできない衆生を救うために、 本願が起こされたことをいう。 仏願の本末とは、 仏願の因果という意で、 法蔵菩薩の発願修行を本 (因) といい、 その願行が満足しさとりを成就し、 名号となって十方衆生を済度しつつあることを末 (果) という。 →聞即信。