ぞうあくむげ 造悪無礙 悪事を犯しても浄土往生のさまたげにならないという理解のこと。 「七箇条起請文」 において誡められていることから、 法然在世の頃よりあった異義とみられる。 親鸞も ¬御消息¼ 第2通、 第4通、 第27通などにおいて強く注意を喚起しており、 また ¬歎異抄¼ 第13条には 「本願ぼこり」 との関連において言及されている。