うりゅうざんしならびにとじほうぞうでん 烏龍山師并屠児法蔵伝 烏龍山 (現在の浙江省) に念仏の道場を開いた少康と、 善導の教きょう化けをうけて称名しつつ捨身往生した屠児法蔵の伝記に関する文を親鸞が集めたもの。 親鸞の真跡 (本願寺派本願寺蔵) が現存する。 一種の控えとみられ、 成覚房幸西こうさいが建保2年 (1214) に編集した ¬唐朝京師善導和尚類聚伝¼ から抄出したものと考えられている。