たすけたまえ たすけたまへ 一般的には 「おたすけください」 という意であるが、 浄土真宗では、 衆生が阿弥陀仏に向かって救いを請求する意ではなく、 許諾 (聞き入れて承諾する) の義で、 「必ずたすける」 という本願招喚の勅命を領納 (うけいれる) して、 仰せの通りに信順している信相をあらわした語として用いられる。 ¬御文章¼ 3帖目第2通には 「後生たすけたまへとふたごころなく信じまゐらするこころ」、 5帖目第4通には 「一心一向に阿弥陀如来たすけたまへとふかく心に疑なく信じて」 等とある。 →たのむ、 タノムタスケタマヘ。