しょうろんしゅう 摂論宗 通論つうろん家げともいう。 真諦訳の ¬摂しょう大だい乗じょう論ろん¼ にもとづく学派。 中国十三宗の一。 真諦の門下によって盛んになったが、 玄奘によって新訳の唯識教学が伝えられ、 衰退した。 称名念仏を唯願ゆいがん無む行ぎょうとし、 念仏別べつ時意じいを説いたが、 善導は六字釈△を示して願行具足を説き、 これを批判した。 →別時意会通。