しんもん 真門 真実の法門のこと。 ❶真如しんにょに至る門。 ❷親鸞は、 第二十願、 およびこれを開説した ¬小経¼ 顕説けんぜつにもとづく自力念仏によって浄土往生しようとする法門のこととし、 弘願に対する語とした。 「化身土巻」 には 「¬小本¼ には、 ただ真門を開きて方便の善なし」、 「いま方便真門の誓願について、 行あり信あり。 また真実あり方便あり。 願とはすなはち植諸徳本の願これなり」 などとある。 →教頓機漸補註15