しんじんしょういん 信心正因 唯信正因ともいい、 唯信独達をあらわす。 浄土真宗における往生成仏まさしき因は信心一つであるということ。 「正信偈」 に 「正定の因はただ信心なり」、 「信巻」 に 「涅槃の真因はただ信心をもつてす」、 ¬正像末和讃¼ に 「不思議の仏智を信ずるを 報土の因としたまへり 信心の正因うることは かたきがなかになほかたし」 等とある。 また、 称名正因などの異安心に対し、 安心論題に 「信心正因」 が設けられている。 →称名報恩