しんびしょうにんおんしゃく 信微上人御釈 親鸞の真蹟 (本願寺派本願寺蔵) が現存する。 題号にある 「信微上人」 や 「御釈」 については未詳であるが、 信微の解釈を示した何らかの聖教しょうぎょうの文を抄出した、 親鸞の控えと考えられている。 内容は、 ¬小経¼ ¬華厳経¼ の文などを引用し、 さらに阿弥陀仏の白びゃく毫ごう相を解釈し、 十二光の徳が示されている。 なお、 白毫相の釈については、 ¬往生要集¼ や ¬往生拾因¼ との関連も指摘されている。