しん 心 ❶梵語チッタ (citta) の意訳。 質多と音訳する。 こころのこと。 ¬摩訶止観¼ には 「質多とは天竺の音なり、 この方には心といふ。 心とはすなはち慮知なり」 (信巻引文) とある。 ❷梵語フリダヤ (hṛdaya) の意訳。 中心、 中央の意。 ¬法事讃¼ には 「弥陀の化主心に当りて坐す」 とある。