せんぞうとくしつ 専雑得失 専修せんじゅの得と雑種の失のこと。 ¬礼讃¼ には、 専修に四得、 雑種に十三失あることが説かれる。 ¬往生要集¼ では、 ¬群疑論¼ によって、 専修のものは報土、 雑種のものは化土 (まんがい) に生まれると示される。 これをうけて ¬高僧和讃¼ には 「霊山聴衆とおはしける 源信僧都のをしへには 報化二土ををしへてぞ 専雑の得失さだめたる」 と述べられている。 →報化二土