さんしょう 三障 ❶さとりへの道をさまたげ善心を害する3種の障り。 煩悩障・業障・報障の三。 合せて惑・業・苦という。 ¬安楽集¼ には 「いふところの伊蘭林とは、 衆生の身のうちの三毒・三障、 無辺の重罪に喩ふ」 (行巻引文) とある。 ❷黒障・黄障・白障の3種の障り。 →日観三障。 ❸謗法・五逆のものが浄土に往生した後に受ける3種の障り。 仏や聖衆を見ることができない、 法を聴聞できない、 仏や聖衆を供養できないこと。 「散善義」 には 「これらの罪人、 華のうちにある時三種の障あり」 (信巻引文) とある。