さんげ 懴悔 自らがなした罪過を悔いてゆるしを請うこと。 懴は梵語クシャマ (kṣama) の音訳で、 罪のゆるしを他人に請うこと。 悔は追つい悔け、 悔過けかの意。 あやまちを悔い改めるために、 ありのままを仏・菩薩・師長・大衆だいしゅに告白して謝ること。 浄土教では、 阿弥陀仏の名号を称える念仏に懴悔の徳があるとされる。 ¬銘文¼ には 「即懴悔といふは、 南無阿弥陀仏をとなふるは、 すなはち無始よりこのかたの罪業を懴悔するになると申すなり」 とある。