さんぼう 三法 のこと。 仏教の教義体系をあらわすもので、 教とは釈尊の説いた教説、 行とは教説にもとづいて修める行法、 証とは行法を修めることによって得る証果のこと。 法然は ¬せんじゃくしゅう¼ において、 浄土三部経 (教) にもとづいた称名念仏 (行) による往生浄土 (証) の法門を明らかにした。 これをうけた親鸞は、 ¬教行信証¼ において、 浄土真宗の教義を教・行・信・証の四法によってあらわしている。 →五願開示両重因縁