りたきょうけじ 利他教化地 自在に衆生を教きょう化けし利り益やくし救済する菩薩の地位のこと。 「証巻」 に 「還相の回向といふは、 すなはちこれ利他教化地の益なり」、 ¬文類聚鈔¼ に 「大涅槃はすなはちこれ利他教化地の果なり」 などとある。 なお、 「利他」 の語について自力に対する他力の意味とする解釈もある。