にくるいじゅ 尼拘類樹 尼拘類は梵語ニヤグローダ (nyagrodha) の音訳。 弱拘楼陀にくるだとも音訳し、 縦広樹・縦横樹等と意訳する。 バニヤン樹。 炎日を避けるのに適した樹蔭をつくる。 ¬大経¼ には、 浄土の菩薩が人々を導くはたらきを 「尼拘類樹のごとし、 あまねく一切を覆ふがゆゑに」 と喩えている。