ねはんのみやこ 涅槃の城 さとりの世界である阿弥陀仏の浄土を、 王者のいる都城に喩えた語。 法然は ¬選せん択じゃく集しゅう¼ に 「涅槃の城には信をもつて能入となす」 と述べ、 この文について親鸞は ¬銘文¼ に 「涅槃之城と申すは、 安養浄刹をいふなり、 これを涅槃のみやことは申すなり」 と述べている。 →信疑決判。