きほうごんじつ 機法権実 ¬大経¼ と ¬観経¼ に説かれる法と機の権実・真仮を論じることをいう。 ¬口伝鈔¼ 第15条には 「¬大無量寿経¼ は、 法の真実なるところを説きあらはして、 対機はみな権機なり。 ¬観無量寿経¼ は、 機の真実なるところをあらはせり。 これすなはち実機なり」、 ¬改邪がいじゃ鈔しょう¼ 第17条には 「¬観無量寿経¼ は機の真実をあらわして、 所説の法は定散をおもてとせり」 とある。 →三経隠顕。