かんぶつ 観仏 観念念仏の略。 仏の相好そうごうや功徳などの事相を観察かんざつ思念すること、 あるいは普遍的な平等の理り性しょうを観察思念すること。 一般的には前者を事観、 後者を理観という。 口称念仏に対する。 ¬往生要集¼ 第四正修念仏門で示される観察門△の中に、 ①別相観 (仏の華座および仏身の相好の一々を観想すること)、 ②総相観 (仏身の全体を観想すること)、 ③雑ぞう略りゃく観かん (種々の相好を略して、 白びゃく毫ごうのみを観想すること) の三が示されている。