みろくもんぎょう 弥勒問経◎ ¬大宝積経¼ の 「発勝志楽会」 (第二十五会、 巻第91) を指していう。 ¬弥勒所問経¼ ともともいい、 仏滅後における菩薩行のあり方について説き、 阿弥陀仏の浄土への往生を勧める。 異訳に隋の闍じゃ那な崛くっ多た訳 ¬発覚浄心経¼ 2巻がある。 なお、 ¬往生要集¼ に引用される ¬弥勒問経¼ の文はこれに該当せず、 ¬西方要決¼、 千観 (918-984) の ¬十願発心記¼ に引用される同名の経に依っている。