ごしゅのかよ 五種の嘉誉 念仏の行者をほめたたえる五つの名で、 好人・妙みょう好人こうにん・上上人・希有人・最勝人のこと。 ¬観経¼ に 「もし念仏するものは、 まさに知るべし、 この人はこれ人中の分陀利華なり」 と説かれているのを、 「散善義」 に 「もし念仏するものは、 すなはちこれ人中の好人なり、 人中の妙好人なり、 人中の上上人なり、 人中の希有人なり、 人中の最勝人なり」 という。 これをうけて ¬選せん択じゃく集しゅう¼ には 「おほよそ五種の嘉誉を流し、 二尊の影護を蒙る」 とある。 →分陀利華。