ぎほう 疑謗 仏法を疑いそしること。 「化身土巻」 には 「信順を因とし、 疑謗を縁として、 信楽を願力に彰し、 妙果を安養に顕さんと」 とある。 この 「疑謗を縁として」 について、 「自らの疑謗が縁となって」 とする解釈と、 「他からの疑謗が縁となって」 とする解釈がある。 また ¬高僧和讃¼ には 「五濁増のときいたり 疑謗のともがらおほくして」 とあり、 「文明本」 左訓には 「弥陀のちかひを疑ふもの、 そしるものなり」 とある。