げんそう 還相 往相に対する語。 還来穢国の相状という意。 浄土に往生した者が、 再び穢土に還り来て、 他の衆生を教きょう化けして仏道に向かわせるすがたのこと。 また、 従果還因の相状の意で、 往生成仏の証果を開いた者が、 果より因に還り、 菩薩の相を現わして自利利他の徳を示現することをいう。 →二種回向。