がんけみしゅつ 含華未出 蓮の華に包まれて外に出ることができないということ。 「定善義」 に 「往生を得といへども、 華に含まれていまだ出でず。 あるいは辺界に生じ、 あるいは宮胎に堕す (雖得往生含華未出或生辺界或堕宮胎)」 とある。 親鸞は、 自力の行者が方便化土へ往生したすがたとみて、 この文を 「化身土巻△」 に引用している。 →疑城胎宮。