えせ 回施 めぐらし施すこと。 回向に同じ。 一般には自身が積んだ善根功徳を他に振り向けて与えることとされる。 浄土真宗では如来が自身の功徳を衆生へふりむけることをいう。 「行巻」 には 「如来すでに発願して衆生の行を回施したまふの心なり」、 「信巻」 には 「如来、 苦悩の群生海を悲憐して、 無礙広大の浄信をもつて諸有海に回施したまへり」 とある。