ぼさつ〔菩薩〕 梵語ボーディサットヴァ (bodhisattva) の音写。 菩提薩埵ともいい、 覚有情・道衆生・道心衆生などと漢訳する。 さとりを求める者。 大乗仏教では自ら菩提を求め (上求菩提)、 一切衆生を利益しよう (下化衆生) とする者のことをいい、 利他的意義を強調するようになった。 菩薩が仏果 (仏のさとり) に至るまでの階梯については、 一般に『瓔珞経』の五十二位説が用いられる。 十信・十住・十行・十回向・十地・等覚・妙覚の五十二段階である。 十信位を外凡、 十住・十行・十回向を内凡・三賢、 十地を十聖といい、 また十住を習種性、 十行を性種性、 十回向を道種性、 十地を聖種性、 等覚を等覚性、 妙覚を妙覚性の六種性とする。 →補註16、 補註11。