べんどうみろく 便同弥勒;便すなわち弥み勒ろくに同おなじ ¬龍舒浄土文¼ に出る語。 親鸞は、 真実信心の念仏者を讃嘆する語とみて、 これを 「信巻△」 に引用し、 さらに 「弥勒大士は等覚の金剛心を窮むるがゆゑに、 竜華三会の暁、 まさに無上覚位を極むべし。 念仏の衆生は横超の金剛心を窮むるがゆゑに、 臨終一念の夕、 大般涅槃を超証す。 ゆゑに便同といふなり」 と述べている。 →弥勒菩薩、 補処の弥勒、 次如弥勒、 補註6。